周囲に不機嫌な印象与える「ため息」 実はリラックス効果あり!? 役割を心理カウンセラーに聞く
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自分の思い通りにいかないときや納得できないときなどに、つい「ため息」をついてしまう人は多いと思います。人はなぜ無意識のうちにため息をついてしまうのでしょうか。ため息にはどのようなメリット、デメリットがあるのでしょうか。ため息の役割について、心理カウンセラーの平井綾乃さんに教えていただきました。
体の力を抜こうとしてため息が出ることも
Q.そもそも、人はなぜため息をついてしまうのでしょうか。心理的な観点で教えてください。
平井さん「ため息というのは、たいていは思い通りにいかない『不満』や『イライラ』といった攻撃性が、限界まで我慢されたのちに吐き出されるものです。そしてため息という行為には『なんでこんな気持ちを分かってくれないのか』という周囲へのアピールの意味も込められています。
身体的には、体が不安、緊張、興奮状態だと『交感神経』が優位になるため、それを調整しリラックスするために体の力を抜こうとして、ため息が出てきます。これは、自然な反応と言えますね。また、生活リズムが不規則になっていると自律神経のバランスが崩れ、呼吸が乱れた結果としてため息で調整しようとしている可能性もあるでしょう。
さらに、長時間、スマホやパソコンを使っていると姿勢が悪くなって、呼吸が浅くなる傾向にあります。この場合においてもため息が出ます。姿勢を正して、深呼吸すれば解消できますよ」
Q.では、ため息をつくことで体にどのようなメリット、デメリットがあるのでしょうか。
平井さん「ため息をつくと、ネガティブな気持ちを吐き出して一時的にスッキリしたように思えます。しかし、ため息をつきたくなる理由が解決されない限り、またため息をつきたくなるため、そこまで大きなメリットがあるようには思えません。
しかし、ため息には気持ちをリセットする効果もあるため、ストレス発散の1つとして『乱れた呼吸をリセットする』きっかけとしてため息をつくのは、良いかもしれません。デメリットとしては、やりすぎると周囲から『不機嫌な人』と思われるので、対人関係に悪影響を及ぼす可能性がありますね。呼吸を整える場合や乱れた呼吸をリセットする場合はため息ではなく、腹式呼吸や深呼吸など別の方法がお勧めです」
Q.ついため息が出てしまう場合、どうすれば抑えることができるのでしょうか。
平井さん「先述のように、『ため息』自体に、根本的なストレス解消の効果はあまりないと思います。そのため『ストレスの原因となっているものをどうにかする』ことが一番のストレス解消の近道です。まずは、怒り、不満を生じさせるものへの対処を考えましょう。
あるいは、一時的にイライラを静めたいのであればため息ではなく、深呼吸などの呼吸法を用いて、ゆっくり息を吸ったり吐いたりを繰り返して『平常心に戻す工夫』をしても良いでしょう。背筋を伸ばし、鼻から息を吸ったのちゆっくり口から息を吐くのがお勧めです。多少イライラは落ち着くと思いますよ。
気持ちを落ち着かせたら、ストレスの原因を特定して解決しましょう。また、先述のようにスマホやパソコンを長時間同じ姿勢で使い続けたり、生活リズムの崩れた状態が続いたりしても、ため息が出る場合があります。健康的な生活の維持は心の健康にも良いと言えるかもしれませんね」
オトナンサー編集部
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