近年よく見る「エールビール」は「ラガー」と何が違う? サントリー開発担当者に聞く“香り”の秘密&相性抜群の食べ物
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「ザ・プレミアム・モルツ」(左)と「ザ・プレミアム・モルツ〈ジャパニーズエール〉香るエール」
国内では「ラガービール」が主流ですが、近年、スーパーやコンビニで「エールビール」を見掛けるようになりました。一方で、ネット上では「ラガービールとエールビールの違いがよく分からない」といった声もあります。
そもそも、エールビールとはどのようなビールなのでしょうか。ラガービールとの違いやエールビールに合う食べ物も含め、サントリー(東京都港区)ビール商品開発研究部で開発主幹を務める浅野翔さんに聞きました。
「エール」と「ラガー」の決定的な違いとは?
浅野さんによると、エールビールは、20~25度の比較的高めの温度で発酵する「上面発酵酵母」を使用して醸造するビールで、フルーティな香味が特長。歴史の長い伝統的なビールで、イギリスでは現在でもこのタイプのビールが多く残っているといいます。
一方で、日本をはじめ、世界的に主流となっているのは、6~15度で発酵する「下面発酵酵母」を使用して醸造するラガービールです。すっきりとしたキレのある味わいが特長で13~14世紀ごろに誕生し、19世紀後半に冷凍機が登場したことで世界の主流ビールとなったといいます。
近年、サントリーの「ザ・プレミアム・モルツ」「パーフェクトサントリービール」でエールタイプの商品をよく見掛けるようになりました。エールビールの販売に力を入れる理由について聞くと、「日本のビールファンにも愛されるエールビールをつくりたいという思いがあったからです。日本の飲用スタイルである、食事中にビールを楽しむ文化に合わせ、個性的な香りと繊細さを両立した『ザ・プレミアム・モルツ〈ジャパニーズエール〉香るエール』を開発しました」と商品開発の経緯を語りました。
また「エールタイプの限定品展開などを通じ、各ブランドにおいてさまざまな香りや味わいの商品を提案することで、多様化するお客様のニーズにお応えしたいと考えています」と力説しました。
エールビールにはどのような食べ物が合うのでしょうか。浅野さんは「『エール』にもさまざまなタイプが存在するため一概には申し上げられませんが、日本人の食事とビールを一緒に楽しむ文化に合わせて開発した当社の『香るエール』は、爽やかな香りがありながら、かろやかな余韻でどんな食事にも合うのが特長です」と語ります。
その上で「ハンバーグやステーキなどの肉料理をはじめとし、和食や普段の夕食全般と相性が良いです。香りが料理の味わいを引き立てながら、食事と一緒に心地よくお楽しみいただけます」とすすめました。
オトナンサー編集部
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