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「いい香り!」「うまい!」小5息子も大満足。自分で削った本枯かつお節と絶品の一番だしで和食の魅力をしみじみ実感した食育イベント

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  • マイナビウーマン
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洋食より断然「和食」派の小5の息子。そんな息子が喜びそう!と、親子で体験できる和食イベント【子ども和食セッション】に参加してきました。太巻きづくりやかつおぶし削り、ぬか漬など、普段の食卓ではあまり登場しない本格和食に挑戦。伝統の料理や食材に触れながら、和食の魅力を親子で再発見できた「特別な一日」をレポートします。

✅【写真でサクッと!】今回の取材をフォトダイジェストで見る

切ってビックリ、食べておいしい♪ 「太巻き祭りずし」づくり体験

【子ども和食セッション】は、和食文化の保護・継承に取り組む和食文化国民会議と、服部栄養専門学校が共催する夏休みの体験型食育イベント。子どもと保護者が2名1組で参加し、和食に触れながら興味・関心を深められます。参加費無料(一部有料講座あり)で、2026年は16もの講座が用意されました。

息子とまず体験したのは、千葉県の郷土料理「太巻き祭りずし」づくり。

具材を組み合わせて巻き、切った断面に花や動物などの絵柄が現れるのが特徴。古くから、冠婚葬祭や人が集まるときのごちそうとして親しまれてきたそうです。

今回は、千葉伝統郷土料理研究会の方に教えていただきながら、親子で「桃の花」の絵柄に挑戦!
まずは、ご飯や具材を巻きすの上の海苔にのせていきます。

さくらでんぶを見て、「このピンクの粉は何?」と興味シンシンの息子

細巻きを5本つくり、それを組み合わせて大きな太巻きへ。5本の細巻きが、切ったときには桃の花の花びらになるのです。

細巻きを丸く仕上げるのが意外と難しいのですが、息子はすぐにコツをつかんで上手に巻いていました。

そして、いよいよ包丁を入れるとき。

「本当にきれいな絵柄になるの?」とドキドキしながら切っていくと、美しい「桃の花」が登場! 「わぁ、キレイ!」と思わず親子で声が上がりました。予想以上の仕上がりに、うれしさもひとしおです。

完成した太巻きは、その場で試食。

息子は「意外と上手にできたね! 野沢菜漬けの塩味がいいね‼」と、うれしそうにパクリ。いつもの太巻きとはひと味違う、太巻き祭りずしならではのおいしさを楽しんでいました。

花芯には棒チーズを使い、子どもが好きな味を取り入れているのも魅力

太巻き祭りずしを味わいながら思い出したのは、筆者の母がよくつくってくれた太巻きの味。父の大好物だった太巻きを、具材をズラリと並べて、ひとつひとつていねいに巻いていた母。そんな、誰かを思いながらつくる時間も、和食の魅力のひとつなのかもしれません。

息子も「思った以上に手間がかかったけど、つくるのは楽しかった。マグロとか入れて自分でもつくってみたい」と大満足。今度は自宅でも、親子で太巻き祭りずしづくりを楽しみたいと思います。

子どもに伝えたい、滋味深い味わい。にんべんの「かつお節削り」体験

お次は、日本橋に店を構える、江戸時代から327年続く老舗かつお節専門店「にんべん」のかつお節削り体験です。
実は息子が体験するのは、昨年9月の取材に続いて二度目。前回味わった削りたてのかつお節のおいしさが印象に残っていたようで、今回も楽しみにしていました。

まずは、かつお節ができるまでの工程を学びます。

かつお節には「荒節(あらぶし)」と「枯節(かれぶし)」があり、カツオを煮たあとに燻(いぶ)して乾燥させたものが荒節。そこからカビ付けと天日干しを繰り返して、うま味を深めたものが枯節です。にんべんでは、カビ付けを4回以上行ったものを「本枯(ほんがれ)かつお節」として扱っています。完成まで数か月から半年ほどかかる、手間と時間をかけた特別なかつお節です。

そして、いよいよ、そんな特別な「本枯かつお節」を自分の手で削ります。

二度目の体験とあって、息子は迷いのない手つきで削り器に節を当てていきます。

スーッと軽やかな音とともに、薄い花びらのような削り節がふわり。真剣な眼差しで、黙々と削る姿からも、楽しんでいるのが伝わってきます。

削り終えてケースのふたを開け、香りをかぐと「いい香り!」。続いてひと口食べると、「うまい!」と笑顔に。

手間と時間をかけて仕上げた本枯かつお節を、自分の手で削って味わう特別な体験を楽しみました。

続いては、本枯かつお節を使っただし引きを見学。

水に対して、かつお節は3%。本枯かつお節30gなら水は1リットル。この目安さえ守れば、だしはおいしく引ける!

本格的なだし引きというと、とっても手間がかかるイメージですが、実は火を止めた鍋にかつお節を入れ、そのまま静かに1分間待って濾すだけ。驚くほど手軽です。

できあがっただしをひと口含むと、じんわりと身体に染み渡るようなうま味が広がります。奥行きのある滋味深い味わいに、改めて感動しました。

透き通った「シャンパンゴールド」が美しい一番だし

息子も「上品な味だよね」とひと言。

子どものころに出会った味は、きっと大人になってからの味覚にもつながっていくもの。だからこそ、こうした素材を生かした和食ならではの繊細なおいしさを今のうちに知って、舌に覚えてほしいと感じました。

「苦手かも」が「意外とイケる」に!? 東海漬物のぬか漬体験

続いては、「きゅうりのキューちゃん」や「こくうまキムチ」でおなじみの東海漬物による「ぬか漬」体験です。ぬか漬といえば、我が家の食卓に登場する機会はほどんどなく、息子もどちらかというと苦手。果たして、おいしく食べられるのでしょうか……⁉

まずは、「そもそも“ぬか”って何?」というところから。

お米を精米するときに出る、米の外側の部分が「ぬか」だと教えてもらいました。
ぬか漬の酸味やうま味は、ぬか床に含まれる乳酸菌の働きによるものだと教えてもらい、「なるほど!」。おいしさを生み出す仕組みを知ると、いつものぬか漬がちょっと違って見えます。

そんな「ぬか」を使って、簡単なぬか床づくりへ。

袋に入ったぬかに塩と水を加え、袋の上からもみ込むだけで完成します。ぬか10に対して塩1、水はぬかと同量と、分量もシンプル。これなら自宅でも気軽にできそうです。

「ぬか」と聞くと、独特のにおいを想像しますが、つくりたては意外と気になりません。

発酵が進むにつれて、ぬか漬ならではの香りが生まれていくそうです。

ここで、用意されたきゅうりのぬか漬を試食。

恐る恐る口にした息子でしたが、「意外とイケるかも!」。これまで苦手だったぬか漬に、うれしい変化が見られました。

そして、東海漬物の「熟発酵ぬか床」を使って、きゅうりを漬ける体験へ。

発酵・熟成済みなので、袋を開ければすぐにぬか漬をつくれるのが魅力。今度は、ぬか漬ならではの独特の香りもしっかり感じます。

まずはぬか床を平らにならし、きゅうりを入れたら、上からぬかをかぶせて再び平らに。

ぬか床を平らにする理由は、発酵を安定させ、カビや酸化を防ぐためなんですって。ただ埋めればいいと思っていたので、思わず「なるほど」とうなずく新しい学びでした。
漬けたきゅうりは持ち帰り、翌朝の食卓でさっそく試食。息子が「おいしい!」と夢中で食べる姿に、これまでほとんど口にしなかったぬか漬を好きになってくれたことが、なんだかうれしくなりました。

さらに、ぬか床をしばらく使わないときは冷凍保存し、使いたくなったら自然解凍するだけで再開できることも教えてもらいました。一度始めたら続けなくてはいけないと思っていた筆者には、まさに目からウロコ。「いつでもお休みできる」と知ると、気軽に楽しめるようになり、取材から1か月たった今も我が家のぬか漬習慣は続いています。

身近な米や味噌にも発見が! 親子で広がる和食の楽しみ

先に紹介した3つの体験は事前予約制でしたが、会場には予約不要で楽しめる体験も用意されていました。

白米が大好きな息子が特に喜んだのが、お弁当の「ほっともっと」や定食の「やよい軒」といった食に関わる事業を手掛がけるプレナスの「おこめ」のコーナー。お米について学び、その後にクイズに挑戦します。

なんと全問正解すると、「あきたこまち」「つや姫」「ゆめぴりか」「金芽米」の4種のお米を食べ比べできるんです!

息子は「品種によって、こんなに味や食感が違うんだね。もっといろんな品種のお米を食べてみたいな」と目を輝かせていました。

お米に続いて、マルコメが展開する「みそ」のコーナーでも新たな発見が!

ここでは米みそ、麦みそ、豆みそ、白みそ(米みそ)を試食できます。

初めて味わった豆みそを気に入った息子からは、「これ、うまい! ママ、今度買ってきて」とリクエストまで飛び出しました。

普段何気なく口にしている米やみそなどにも、知らなかった違いや魅力がいっぱい。いろいろな「発見」が重なることで、親子で和食の楽しみがまたひとつ広がったように感じました。

まとめ

太巻き祭りずしづくり、かつお節削り、ぬか漬、米やみその食べ比べまで、さまざまな角度から和食に触れた今回の【子ども和食セッション】。
実際に手を動かして味わうなかで、息子の「自分でもつくってみたい!」「もっと食べてみたい!」という気持ちが広がったことが、何よりうれしい収穫でした。

和食は、ただ「おいしい」だけではなく、昔の人の知恵や手間、食材を大切にする工夫が詰まっています。

実際に体験したからこそ、その奥深さを親子で感じ、「やっぱり和食っていいね」と改めて思える時間になりました。
今回参加できなかった体験にも、まだまだ気になるものがいっぱい。次の機会には別の体験にも挑戦しながら、親子で和食の「おいしい!」をもっと見つけてみたいと思います。

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(文・撮影:あゆーや/アソンデミエータ)

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