川口春奈×Snow Man目黒蓮「silent」 バズる理由は“韓国ドラマっぽさ”? 若手脚本家たちが仕掛ける伏線も話題
- オトナンサー |

俳優の川口春奈さんが主演を務める連続ドラマ「silent」(フジテレビ系、毎週木曜 午後10時)が初回からSNSをにぎわせています。同作は、川口さん扮(ふん)する主人公の青羽紬と、人気グループ「Snow Man」の目黒蓮さん演じる佐倉想とのラブストーリーで、川口さんと目黒さんの演技が素晴らしいことに加え、老若男女の心に響く“ポイント”がちりばめられています。SNSでバズっている理由を考察してみます……。
描写や間の取り方が韓国ドラマ
「silent」は、放送後にツイッターのトレンドランキング1位に入る常連となり、第1~3話の見逃し配信も1000万回以上を記録しています。 なぜ、ここまでバズっているのでしょうか?
SNSには、「ドラマのキービジュアルが韓国ドラマを参考にしているのでは」「描写や間の取り方が韓ドラっぽい」といった声が挙がっていました。
これは、どういうことなのか考察してみましょう。韓国ドラマの特徴として「1話が長尺である(60〜80分)」「登場人物の心理描写が細やかである」「主に恋愛ドラマにおいて、互いを見つめ合う描写や気遣い合うセリフが多い」というのが挙げられます。
韓国ドラマのファンは、恋愛描写が濃く丁寧である点に強い魅力を感じている傾向にあります。「silent」では川口さん紬と、想の出会いと別れに重点が置かれたストーリー展開になっています。別れの理由として、想が“若年発症型両側性感音難聴”を患ってしまったという展開が描かれることからも、“韓ドラ”っぽい切なさを覚え、心を打たれる視聴者も多いことでしょう。
「listen」、紬の誕生花などの伏線
韓国ドラマ好きに刺さる物語構成や間合いと同時に挙げられるのは、「考察しがいのある伏線や小ネタ」です。
第1話放送の時点で、ドラマのタイトル「silent」が「listen」のアナグラムになっている点、紬の誕生日4月28日の誕生花は「サクラソウ」であり、佐倉想を思わせる伏線になっている点などがSNSで指摘され、大きな話題となりました。
ミステリー作品のように、謎を解くために必要な決定的な伏線というよりは、ちょっとした発言やモチーフが登場人物の心境を表しているものが多くなっているのが、このドラマの特徴にもなっています。
紬と想の距離を近づけたのは音楽(イヤホン)であり、数年後の月日を経て二人を再会させたのも、紬が落としたイヤホンと、一つ一つのワードやアイテムが伏線となり、回収される展開に、目が離せなくなる視聴者も急増しているようです。
“仕掛け人”は「14才の母」「BOSS」などのすご腕P 若手脚本家&監督を抜てき
登場人物たちの丁寧な心理描写と、視聴者の心をくすぐる伏線などが、効果的にちりばめられた「silent」。本作は、若手脚本家の登竜門とも呼ばれ、これまで野島伸司さんや坂元裕二さんなど数多くの作家を輩出してきた「フジテレビヤングシナリオ大賞」を昨年受賞した生方美久さんのオリジナル脚本となっています。また、登場人物も当て書きだとされています。
川口さんと目黒さんも口をそろえて「脚本が本当に面白くて、次の回の本が来るのが楽しみで仕方ない」と大絶賛しているようで、紬や想と同世代の生方さんだからこそ描ける、等身大でリアルなセリフ、印象的な言葉の数々が、視聴者の琴線に触れるのではないでしょうか。
“仕掛け人”は、連続ドラマ「14才の母」(日本テレビ系)、「BOSS」シリーズ、「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」(ともにフジテレビ系)などを手掛けた村瀬健プロデューサー(以下、P)でした。同賞の審査員を務めていた村瀬Pが生方さんの才能にほれ込み、コンクール出品作以外の脚本を一度も書いたことのない全くの新人ながら、木曜劇場という伝統のある枠で、しかも完全オリジナル作品での脚本家デビューという大ばってきを敢行したのです。
また、演出は「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい(チェリまほ)」(テレビ東京系)などの若手監督・風間太樹さんです。風間監督はゴールデン・プライムタイムの連続ドラマの演出を担当するのは初めてとのことですが、堂々たる演出で、視聴者の心にインパクトを与え続けています。
10月20日に第3話が放送された直後、「決して恋愛中心じゃなく、友情による葛藤も丁寧に描いているのがすごい」「良いドラマは脚本はもちろん配役も曲も良い」「毎週泣かせにくる……」などの声がSNS上に続出。「silent」は、生方さんのデビュー作にして代表作と言っても過言ではない作品になりそうです。
「silent」は歴史をまたぐ名作となるか
これまで、聴覚障害や手話を題材にした名作はいくつも誕生してきました。1995年に放送された「星の金貨」(日本テレビ系)、「愛していると言ってくれ」(TBS系)のほか、2004年に放送された「オレンジデイズ」(同系)、近年では2016年公開の長編アニメ映画「聲の形」なども含まれるでしょう。
主人公またはヒロインに位置するキャラクターが、障害を乗り越えつつ愛の形を模索する展開で、視聴者の胸を打ってきました。
川口さんや目黒さんを含むキャスト陣と、若手脚本家たちの制作陣が織りなす「silent」。今後もSNSをにぎわせ、さらなる人気作へと飛躍していくのか、期待が高まるばかりです!
ライター 北村有
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