朝昼晩1日3回の“LINE定期便”に返信なし 相手の気持ちを察しない37歳男性に足りないもの
- オトナンサー |

婚活の出会いは、仕事場や趣味のサークルなどで出会う生活圏内の出会いとは性質が違います。婚活がうまくいかない人たちは婚活の出会いの特性を理解していないから、交際に入っても、1、2度お会いすると「交際終了」が来るのです。どうしたら、婚活での出会いをうまく進めることができるのか。一緒に考えていきましょう。
LINEの返信の遅さをとがめてくる男性
生活圏内の出会いは自分が行動している範囲内にお相手がいて、時間を一緒に過ごしているうちに相手を異性として好きになる気持ちが芽生え、そこから、恋人関係になります。そして、恋人関係を続けていくうちに結婚という意識が芽生え、やがて、結婚をしていきます。つまり、いつも気持ちが先行しているのです。
ところが、婚活の出会いは「結婚したい」と思っている男女がまずはプロフィルを見て、「この条件の人となら結婚を考えてもいいな」と思い、お見合いをするのです。1時間程度のお見合いで「ああ、この人となら、もう少しお話をしてみたい」と思うと「仮交際」に入るのですが、結婚を目的とした出会いですから、その時点で2人は結婚に向かって歩きだしたことになります。しかし、まだ、お互いのことはよく知らないし、相手を好きだと思う気持ちも育っていないのです。
ですから、婚活の出会いにおいては、仮交際に入ったら、なるべく多くのコミュニケーションを取って、お互いを知ること、そして、相手を好きになっていく気持ちを育てていくことが大切なのです。
ところが、仮交際に入ってからのコミュニケーションの取り方が一方的な人がいます。先日、束田洋子さん(32歳、仮名)が仮交際に入った吉田敬さん(35歳、仮名)もまさに、そんな人でした。
洋子さんから、私に連絡が来ました。吉田さんから、こんなLINEが来たというのです。
「あなたは僕との交際をどう考えていますか? LINEしても、なかなか返事をしてこない。これではコミュニケーションが取れず、こちらの気持ちも冷めていきます」
洋子さんは私に言いました。
「このLINEを頂いてからというもの、私も気を使ってしまい、LINEが来たらなるべく早めにお返事するようにしていたんです。それで、何とか、月曜日から金曜日までは私も頑張って即レスしていました。
でも、土曜日がコロナのワクチン接種の日で、帰ってきたら片頭痛がして、体調が最悪だったので、土曜日はLINEに返信しませんでした。翌日の日曜日は発熱してしまって、ぐったりしていました。そんなところに吉田さんから、またLINEが来たので、『ワクチン接種をして体調がよくない』ことを返信で告げたんです」
すると、こんなLINEが返ってきました。
「こんにちは。自分の体調管理ができない人なのですか? いずれにせよ、メッセージのやりとりがまめにはできない人のようですね。仮交際に入っているのですから、普段からのコミュニケーションが必要です。あなたがその調子では、今後、交際の進展は難しいように思われますが…」
洋子さんは私に言いました。
「体調が悪くてLINEの返事をしなかっただけで、こんなに威圧的に言われたくありません。自分のペースばかり私に押し付けて、こちらのことは何も考えていない。もう交際終了でお願いします」
婚活におけるLINEは連絡ツールではなく、コミュニケーションツールですから、小まめにやりとりをするのは大切なことです。ただ、女性側が「体調が優れない」と言っているのに、それでも、LINEの返事が遅いことをとがめるのはいかがなものでしょうか。
コミュニケーションというのはキャッチボールですが、ボールを投げたときには、受け取った側への気遣いや思いやりが大切です。返事が来ないことをとがめるようなことを言ったら、お相手がどんな気持ちになるか。その想像ができなければ、よいコミュニケーションは築いていけませんよね。
レスがなくても、自分のペースでLINEを送り続ける
交際に入ったら、毎日、LINEをし合うのはとてもよいことです。ただ、こんなケースはどうでしょうか。
小田聖美さん(35歳、仮名)は吉川智さん(37歳、仮名)と仮交際に入りました。仮交際に入って1週間がたった頃、聖美さんから、私にこんな連絡が来ました。
「交際に入ったら、LINEって毎日、し合うものなんですか? 私、相談所で婚活をするのが初めてだから、お相手から来る毎日のLINEにすごく違和感があるんですよね」
こう話す聖美さんに私は言いました。
「できたら、毎日、し合う方がいいんですよ。それはなぜかというと、2日か3日に1回入れようと思っていると、どんどん間隔が空いてしまって、LINEを入れるタイミングが分からなくなってしまう。そうすると今度は、会う約束をするときにだけLINEを入れるようになるんですね。
今週末はお互いの予定が合わなかったから、来週末か再来週末に調整しようと思っていると、その間は全く音沙汰がなくなる。コミュニケーションを取っていないと、テンションが下がってしまうんですよ。まだ人間関係ができ上がっていない2人だと、いったん下がったテンションは二度と上がりません。だから、婚活中はLINEを連絡ツールではなく、コミュニケーションツールだと考えていた方がよいのです」
こう言う私に聖美さんは言いました。
「なるほど。そうなんですね。でも、毎朝8時に『おはようございます。今日はいい天気ですね』と天気のLINEで始まって、お昼は12時30分になると『今日のお昼は何を食べましたか。僕は○○を食べました』。
夜は10時になると『今日もお仕事、お疲れさまでした。どんな一日でしたか? お休みなさい』と定期便のように入ってくるLINEには、やっぱり違和感があります。それで、2日間、返信をしなかったんですね。それでも定期便は休むことなく来ていました」
聖美さんは「LINEの頻繁なやりとりに違和感がある」と言っていますが、そうした相手というのは波長が合わない、つまり、おそらく、結婚まで進展しない相手なのです。
一方、吉川さんに関して言うと、聖美さんから丸2日間、LINEの返事がないというのは、自分が送っている1日3回のLINEに聖美さんが違和感を持っているということです。それを察することもできずに、返事が来ようが来まいが変わりなく、自分の決めたペースでLINEを送り続けている。これもまた、相手が自分のことをどう思っているか、気持ちを想像する力に欠けているのではないでしょうか。
結婚までのスケジュールを勝手に決めてしまう
では、こんなケースはどうでしょうか。
今田透子さん(26歳、仮名)は大井秀樹さん(28歳、仮名)と3週間ほど前に真剣交際に入ったのですが、「大井さんとは交際終了にしたい」と連絡を入れてきました。
透子さんは言いました。
「真剣交際なので、もう、結婚を将来に見据えているのは分かっているつもりでした。ただ、真剣交際に入ってからというもの、『来月は透子さんのご両親にごあいさつに行って、その翌週には僕の実家に一緒に行きましょう。結婚式はコロナが落ち着いてからがいいですよね。でも、写真だけは近いうちに撮りましょう。そしたら、新居を探して、引っ越しをして』と何でも自分一人で決めてしまうんですね。
真剣交際に入ったとはいえ、私はもっとじっくり、彼の人間性を見てから結婚を考えようと思っていました。彼の本質が分からないうちから、外堀が埋まってしまうのがちょっと怖くなってしまったんです。もう何年も婚活をしていて、『ここで早めに決めてしまいたい』という人なら、大井さんのやり方でもよいかもしれないけれど、私はもう少しじっくりとお付き合いがしたいんです。
大井さんとは結婚に向かうスピード感が違う気がしました。そう考えると『この人と結婚しても、この調子では結婚生活もきっとうまくいかないだろうな』と思うようになりました」
さて、今回の3つのケースですが、それぞれに事例は違います。しかし、男性側に共通していえるのは自分のペースで交際を仕切り、相手の気持ちが今どこにあるのか、それを見ていないということです。相手の気持ちに共感していないのです。
婚活の出会いは結婚を前提とした出会いです。婚活において、行動力は大事です。しかし、独り善がりになって交際を進めていっても、お相手の気持ちを手に入れることはできません。
交際に入っても、なぜかうまくいかない。そんな人はもう一度、自分の交際の仕方を考え直してみてくださいね。
仲人・ライター 鎌田れい
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