米国から「日本で買えない日本車」が逆上陸へ? トヨタが現地生産モデルの輸入を検討 「カムリ」ほか
- 乗りものニュース |

復活するのは「カムリ」だけじゃない?
トヨタは2025年12月19日、米国内で生産・販売しているモデル3車種について、日本国内への投入を検討すると発表しました。
日本市場への導入を検討するトヨタ「カムリ」(画像:トヨタ)
トヨタが日本での輸入販売を検討しているのは、4ドアセダンの「カムリ」(生産:TMMKケンタッキー工場)、3列シートを備える大型SUVの「ハイランダー」(同:TMMIインディアナ工場)、そして大型ピックアップトラックの「タンドラ」(同:TMMTXテキサス工場)の3モデルです。
いずれも2025年現在、日本国内のトヨタ販売網では取り扱っておらず、各生産拠点から完成車両を日本に輸入して販売することになる見通しです。
このうち、カムリは1980年に2ドアクーペ「セリカ」の兄弟車である「セリカ・カムリ」として初代モデルがデビュー。日本国内でも10代目モデルまで販売されましたが、セダン需要の先細りから、2023年末をもって日本での販売を終了しました。一方、アメリカ国内では現在も高い人気を誇っており、2024年11月には11代目へのフルモデルチェンジも行われています。
また、ハイランダーは2000年に初代モデルが登場、日本国内では「クルーガー」の名称で2007年まで販売されました。2007年デビューの2代目モデル以降、ハイランダーは海外専売車種となりましたが、こちらもアメリカでは人気のモデルです。
一方、タンドラは大柄なピックアップトラックということもあり、これまで日本市場には正規に導入されたことはありません。現行型は2022年に登場した3代目モデルで、アメリカでは根強い人気を誇るフォード「Fシリーズ」など、競合車種と熾烈な販売競争を続けています。
トヨタの豊田章男会長は2025年10月末、来日したトランプ大統領とも懇談を行っています。トヨタは今後、来年2026年から3車種の順次導入を進めていきたい考えです。
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