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アメリカ軍“全く使った経験のない砲”をいよいよテストへ 世界では流行りともいえる兵器 日本でも最近導入

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イスラエル軍が配備している車両

 イスラエルの防衛企業エルビット・システムズの子会社であるエルビット・アメリカは、2026年1月1日、「シグマNG」155mm自走りゅう弾砲の試作機の組み立てを完了したと発表しました。

Large figure1 gallery2「シグマNG」155mm自走りゅう弾砲(画像:イスラエル国防軍)

 シグマNGは、155mm/52口径のりゅう弾砲を搭載する装輪式自走砲で、車体には米オシュコシュ社製の10×10シャーシを採用した次世代のりゅう弾砲です。製造はサウスカロライナ州チャールストンの工場で行われました。

 これまでアメリカ軍は、装輪式のりゅう弾砲を運用せず、履帯式自走砲や通常の牽引式りゅう弾砲を火力支援の主力として活用してきました。

 しかし、2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻以降、砲撃後に即座に離脱可能な装輪式自走りゅう弾砲の評価が高まっています。こうした情勢の変化を受け、アメリカ軍は装輪式の自動りゅう弾砲を求めており、シグマNGはその有力候補のひとつとされています。

 このほか、韓国が開発を進めているK9自走砲の装輪式車両や、フランスの「カエサル Mk.II」、スウェーデンの「アーチャー」なども候補に挙げられています。

 シグマNGは、操縦士、指揮官、オペレーターのわずか3名の乗員で運用が可能で、装甲により保護されたキャビン内から砲を操作できるため、乗員が敵の攻撃に晒されることはありません。連射速度は最大で1分間に8発に達し、射撃後すぐに移動する「シュート・アンド・スクート」能力を1分以内に発揮できます。無人機や対砲兵攻撃が多用される現代の戦場において高い生存性を誇り、すでにイスラエル軍で運用されており、一定の実績もあります。

 さらに、アメリカが重視する「国内製部品の活用」という方針にも合致しています。砲身を除くすべての部品は米国内で製造されており、砲身についても米国産の原材料を使用し、イスラエルのエルビット工場で製造したものを組み込む方式が採られています。

 なお、本プログラムの第一段階の発表は2026年2月に予定されており、ここで候補車両が絞り込まれるとみられています。

 ちなみに、日本の陸上自衛隊に関しては、19式装輪自走155mmりゅう弾砲を2023年8月に実働部隊への配備を開始しています。

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