海自の新型哨戒艦「また双子が誕生!」 「ひのき」&「すぎ」の進水動画を防衛省が公開
- 乗りものニュース |

コンパクトでも能力は十分!
海上自衛隊は2026年3月26日、同月13日に神奈川県横浜市にあるJMU(ジャパンマリンユナイテッド)横浜事業所磯子工場にて実施された哨戒艦「ひのき」および「すぎ」の進水式の模様を、公式YouTubeチャンネルにて公開しました。
進水した哨戒艦「すぎ」(画像:海上自衛隊)。
これらは、昨年(2025年)11月に進水した「さくら」「たちばな」の姉妹艦で、さくら型哨戒艦の3番艦と4番艦になります。前回の「さくら」「たちばな」の同時進水と同じく、今回も3番艦(艦番号903)と4番艦(艦番号904)が共に進水・命名式を迎えており、前者は「ひのき」、後者が「すぎ」と名付けられました。
さくら型哨戒艦は、日本周辺で活動する他国軍艦艇の警戒監視が主任務で、船体サイズは全長95m、幅12m、深さ7.7m、喫水4.2m、基準排水量は1900トンで、乗員数は約30名です。機関はディーゼルと推進電動装置、各2基からなる複合推進(CODLAD)式で、出力は1万8500馬力、速力は25ノット(約46.3km/h)です。
武装は艦首に装備した30mm機関砲1門のみですが、艦尾にはMCH-101掃海・輸送ヘリコプターの着艦も可能な多目的甲板を備えるほか、UAV(無人航空機:後日装備)や電磁波情報収集器材(後日装備)といったものを搭載します。ほかにも多目的格納庫(ヘリ収納は不可)や多目的クレーンなども設けられており、限られた乗員数でも柔軟な任務対応ができるよう設計されています。
また、艦首喫水線下にはバウスラスターが装備されていますが、これがあるとタグボートの力を借りずに出入港が可能なため、十分な設備がない港でも利用可能です。もちろん波の荒い外洋で行動することを前提としているため、横揺れを抑えるための減揺タンクも備えています。このようにさくら型は、主任務である洋上での警戒監視の特性を踏まえて長期滞洋性を確保しつつ、徹底した自動化・省人化を図っているのが最大の特徴です。
このたび進水した「ひのき」「すぎ」の2隻は今後、艤装や各種試験を実施したのち、2027年3月に海上自衛隊へ引き渡される予定です。防衛省・海上自衛隊では、本型を12隻整備する計画で、今後は2026年3月23日に新編された「哨戒防備群」に集中配備される予定です。
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