【旬の野菜＆果物】眼精疲労、免疫力、美肌に効果的　管理栄養士“おすすめ”スーパーで買える食材ベスト3

　夏に向けて、スーパーの棚に並べられている食材が変わり始めました。梅雨時期に旬を迎える食材の中で、スーパーで購入できる栄養価の高い野菜や果物には、どんなものがあるのでしょうか。管理栄養士の新谷友里江さんに、スーパーでチェックするべき、おすすめの旬の食材ベスト3を聞きました。

1位は美肌効果、抗酸化作用、ストレス緩和、抗酸化作用が豊富な野菜

　3位は「ブルーベリー」でした。新谷さんによると、ブルーベリーは「6月になると国産の新鮮なブルーベリーが増えます。甘酸っぱい味わいで手軽に丸ごと食べられるブルーベリーは、旬を迎えると実が詰まって甘みもしっかり。生食はもちろん、サッと煮詰めてジャムにしたり、他の食材と合わせてスムージーにしたり、冷凍してもおいしく食べられる、常備したいフルーツです」ということです。

　栄養については「アントシアニンが豊富で、眼精疲労や視力回復効果が期待できます。また、ビタミンEが豊富なため、抗酸化作用があり、アンチエイジングやがん予防にも効果的といわれています」と説明。選ぶ際のポイントについて「スーパーで選ぶ時は、皮の表面に張りがあり、比較的大粒で白い粉（ブルーム）がついている方が新鮮です。皮の色は濃く、鮮やかな青紫色のものがおいしいので、チェックしてみてください」とのことでした。

　2位には、「赤パプリカ」がランクイン。国産パプリカの旬を迎えた時期の赤パプリカは「ピーマンの一種ですが、特に6月の赤パプリカは、ピーマン特有の青臭さや苦みがなく、甘みがあります。肉厚なので、生で食べるとシャキシャキとみずみずしく、火を通すと甘みが増してジューシーなおいしさが味わえます」。

　栄養は「野菜の中でもビタミンCの含有量がトップクラスです。特に赤パプリカは、黄色よりもビタミンCが多く含まれます。他にも、抗酸化作用のあるビタミンEやカプサンチン（カロテノイドの一種）も含まれており、免疫力アップやアンチエイジングにぴったりな食材」とのことです。選ぶ時は「肉厚で弾力のあるものを選びましょう。表面がつややかでシワがなく、みずみずしいものが新鮮でおいしいですよ」と説明してくれました。

　1位は、「トマト」でした。新谷さんは「通年で市場にあるトマトですが、6月ごろからハウス栽培ではなく屋外の畑で栽培されたものが出回ります。春の穏やかな日差しを浴びながら、ゆっくりと自然の環境で育ったトマトは、糖度や酸味が凝縮されて栄養価もおいしさもしっかり感じられます」とコメント。

　トマトには「美肌効果、抗酸化作用、ストレス緩和などの働きがあるビタミンC、活性酸素の働きを抑える強い抗酸化作用のあるリコピンが豊富に含まれています。また、この時期のトマトは、グルタミン酸などのうまみ成分を豊富に含むので、生食だけでなく、炒め物や煮込みにもおすすめです」と語っていました。

　スーパーで選ぶ時は「ヘタの近くまで真っ赤で、ヘタがきれいな緑色のものが、しっかり熟していて栄養価も高いのでおすすめです。全体的に硬く実がしまっていて、キズがなく、重さがあるものを選ぶとおいしいと思います」と選ぶポイントも付け加えてくれました。

オトナンサー編集部

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