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宮崎麗果さん「職歴のないシングルマザーを採用してくれる会社はなかった」第三子妊娠中に病院のベッドで起業した理由

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  • マイナビウーマン
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年商25億円の美容系実業家で、インスタグラムのフォロワー数43.6万人超えのインフルエンサー、そして四児の母である宮崎麗果さん(36歳)。二度の離婚を経て2021年には元ダンス&ボーカルグループの黒木啓司さんと再婚し、夫婦でビジネスパートナーに。宮崎さんが仕事で大切にしていることを聞きました。

妊娠中、病院のベッドで起業

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ーー前回、第三子のハナちゃんが妊娠中に発育不全になり入院した時期と、起業の時期が重なったと伺いました。それ以前から経営や商品開発などに興味があって準備していたのですか?

宮崎麗果さん(以下、宮崎) 実は最初は全然なくて。第三子の妊娠中に当時の夫と離婚することになり、子どもたちを育てるためにどうするかを必死で考えたんです。私は学生時代にタレント活動をしてはいましたが、就職経験はありません。離婚が決まって就職活動もしたんですけど、当時30歳で、妊娠中で、上の子もいて、職歴もない私を採用してくれる企業は見つかりませんでした。

 もうこうなったら自分でどうにかしなきゃいけない。お金がなくて司法書士に相談することもできなかったので、入院中に自分で調べて定款(ていかん:会社設立に必要な書類)を作るところから始めて、美容系のコンサル会社を設立しました。入院しているといっても私自身が絶対安静の状態ではなかったので、「今やるしかない」と。

 会社経営というときらびやかなイメージがあるかもしれませんが、私の場合は本当に泥臭くて、そうする以外の手段がなかった、子どもを育てて一緒に生きるために必要だったという感じです。誰からの援助も受けずゼロからのスタートでした。

ーーすごいバイタリティですね……! さらに2021年、33歳で株式会社Elevateを設立し、スキンケアブランドのGENiSをローンチしています。

宮崎 美容系コンサルでは他社商品のPRを手掛け、ありがたいことに比較的早い段階で事業を軌道に乗せることができました。同時に、他社商品を扱う中で化粧品について詳しくなっていって、自分の自社商品を手掛けたいと思うようになったんです。それを実現するため立ち上げたのがElevateでした。Elevateでは最新のテクノロジーを駆使したスキンケア製品を開発し、サブスクという形でできるだけお求めやすい価格で会員の皆様に届けています。

たとえ原価率が高くても「いい商品を作ればユーザーは継続してくれる」

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ーー仕事をする上で大事にしていることは?

宮崎 ユーザー、ひいては社会のために何ができるかを考え、会社や自分の信念や軸をしっかり持つことです。それがないと「あれもこれもやりたい」となってしまい、本当に必要なことがわからなくなって迷ってしまいます。ぶれない軸を強く持っていれば、なにか選択や決断するときにも、AとBのどちらが信念に沿っているかを基準に考えて選択することができます。

ーー宮崎さんにとってのぶれない「軸」とはなんですか?

宮崎 外見も内面も健康で美しくなるためのきっかけを提供することです。ちょっと肌が明るくなるとか、髪にツヤが出るとか、そういう変化って、なにか一歩踏み出すきっかけになると思うんです。

 そして外見にうれしい変化があると、まわりの人にも少し優しくなれたりして、内面もすてきに変わっていく。そういうふうにだれかの笑顔や幸せを増やすような社会貢献をしていきたいです。どんな人も何歳からでも美しくなるチャンスはあるから、そのきっかけになる会社でいたいと常に考えています。

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ーーElevateの商品開発はどんなふうに進めるのですか?

宮崎 私が作りたい商品の開発を進めて、社員に提案することが多いです。理系は専門領域ではないので、専門家の知識はお借りしていますが、論文や医学書を読むのが大好きなので、開発にかかわるうちに自分もどんどん詳しくなっていて。マニアックな指示を出すので開発チームが困っています(笑)。

 また、価格帯に合わせて開発するのではなくて、本当にいいものを作って、どのぐらい発注したらこの価格帯を実現できるか、という感じで商品作りを進めています。利益率の追求より、いい商品を作り続けてユーザーに信頼していただくことを大事にしています。いい商品を作ればユーザーは継続してくれますから、継続率を高めることで利益を高めようという経営方針です。最初は会社が負担してでも、ユーザーがずっと定期購入しやすい価格設定にしたいんです。

ーーユーザー目線を大事にしているんですね。

宮崎 1回使ってもらえれば納得していただける自信がありますし、価格的にも続けやすく、会員制度も充実しているので、継続率95%の商品もあります。私のインスタを通して開発の裏側も公開していて、「原価率が高くなっちゃった」とか、「今回のサンプルは失敗しちゃった」とか、普通の大手企業さんなら表に出さない話もオープンにしています。そんなふうにしてお客様との信頼関係が築けていると自負しています。

啓司さんとは「お互いが一番の味方」

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(提供写真)

ーー夫の啓司さんとはビジネスパートナーでもありますが、夫婦ゲンカはしますか?

宮崎 しますよ〜! これまでもたくさんケンカしました。啓司さんとはVitolaboという植物療法の会社を一緒に立ち上げたのですが、そのころは夫婦問題よりも、会社の経営方針の意見の食い違いからケンカになることが多かったです。生きてきた過程も価値観も違うし、考え方のすり合わせが大変でした。

 夫婦でありビジネスパートナーなので、仕事上のこととプライベートでの線引きが難しい。家では仕事の話をしないと決めている夫婦もいるかもしれませんが、うちはそういうわけにはいかなくて。家に帰ってもずっと仕事の話をしていたんです。でもたくさん意見を言い合って、すり合わせてきたから、今となってはお互いが一番の味方です。夫婦で団結しないと仕事にも影響するから、絆が強くなったと思います。

ーーどんなふうに仲直りするんですか?

宮崎 長引いたときの解決方法は「相手にごめんと言わせる」です(笑)。「もう、ごめんって言ってよ、そしたら私も言うから!」って。そんな感じでお互い「ごめんね」と言い合って、ケンカは終了します。でも最近はあんまりケンカしなくなりました。もう、最近2人とも疲れ果ててケンカする体力もない感じ(笑)。それにケンカしたところで、私たちはどうせずっと一緒にいるんだからやめよう、と。

 ケンカまで行かなくても、家庭にちょっと不穏な空気が漂ってるときとか、相手にイラっとしてしまうときがありますよね。そういうとき、子どもたちが間に入ってくれることも。5歳のゆうざんが「ママめっちゃこわそうな顔してる。ちょっと笑ったら」なんて言うんです。気づかないうちに顔や声や態度に出てしまってるんですよね。反省です。

宮崎麗果さん

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1988年生まれ。芸能界を経て、31歳で起業。美容関連のサービスや商品の事業コンサルを手掛ける。その後、化粧品のOEMメーカーと美容及び再生医療の原料卸会社Elevateを立ち上げ、夫の啓司さんとシェアコスメブランド「GENiS」をローンチ。また、植物療法を軸に温活、ピラティス、整体、エステの複合ウェルネス施設「Vitolabo」をオープンするなど、事業展開は多岐にわたり、年商は25億円にのぼる。著書に『実現者(マニフェスター)私「やべー女ですが」』(講談社)。
Instagram @reikamarianna
YouTube れいちゃんねる/宮崎麗果

(撮影:尾藤能暢  取材・文:早川奈緒子)

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