仕事に追われイライラ…「ストレス」ためやすい人にありがちな“3つの特徴”
- オトナンサー |

日々、仕事や家事などに追われ、ストレスを感じている人は多いと思います。一方、多忙な中でも、ストレスを必要以上にためずに仕事や家事などを難なくこなす人もいます。ストレスをためやすい人、ストレスをためにくい人にはどのような違いがあるのでしょうか。ストレスがたまりやすい人の特徴やストレスをためないためのコツなどについて、心理カウンセラーのうるかすさんに聞きました。
ストレスをためるとうつ病のリスク増
Q.心理的にストレスをためやすい人、ためにくい人の違いについて、教えてください。
うるかすさん「心理的にストレスをためやすい人には、3つの特徴があります。1つ目は、現在のストレス状態をモニタリングすることが苦手な人です。幼少期に『弱音を吐かないこと』『いつもポジティブでいること』といった、親のしつけの影響を受けていると思われます。
2つ目は、感情を抑制しがちな人ですね。イライラや恐れといった感情を自由に表現できないまま成長してきた人は、こうした感情とストレスを同時にため込みやすくなると考えます。3つ目は、あまり周囲の人に相談しない人です。相談することを『弱さ』『恥ずかしいこと』と無意識に感じていると、知らず知らずのうちに負担を抱え込んでしまうと思います。
逆に、ストレスをためにくい人は、『機嫌よくいられる』人と、『自分の感情をモニタリングできる』人という2つの傾向が挙げられます。日常で我慢が少なく、基本的な欲求を満たしている状態で、ストレスをためづらくできると思います」
Q.もし心理的にストレスをため込み過ぎた場合、将来的にどのようなリスクが生じる可能性がありますか。
うるかすさん「不安や焦燥感が慢性化して、抑うつ状態やうつ病など精神疾患に結び付くリスクが高まります。
また、対人関係の悪化も考えられます。ストレスを蓄積させると、周りの人と積極的に関係をつくる意欲や、人と話そうとする気持ちが失われるため、孤独を強める悪循環に陥りかねません。
さらに、ストレスを抱え込むと、エネルギーを消費します。イライラやそわそわする感情を抑え込み、『他人からどう思われるか』という不安に対処するからです。その結果、人へのあいさつなど日常の何気ない行動にも影響を及ぼし、余裕がなくなってしまうでしょう。
精神分析学の創始者であるフロイトも、人の精神活動は限られたエネルギーをどう配分するかによって成り立っていると考えました(経済論)。不快感情の抑制に精神的なエネルギーを取られてしまえば、本来自己の成長や、上手な現実適応への意欲のために向けられる精神的エネルギーが消耗してしまうことになります」
Q.では、心理的にストレスをためないためには、日々の生活の中でどのように過ごすとよいのでしょうか。コツについて、教えてください。
うるかすさん「ストレスを自覚して、モニタリングし続けることです。ただ、ストレスを感じる自分を受け入れたり、弱音を吐いたりすることに抵抗を感じる人も多いです。これは、心理学でいう『超自我(スーパーエゴ)』の作用が強く出ると起きやすいのですが、自罰感情や自責の念が強いと、『弱音を吐いてはならない』『もっと頑張らなければならない』と思い込み、結果として自分のストレス状態を客観的に把握できず、ストレスをため込みやすくなるんですね。
一方で心理学のモデルでは、心の奥底に超自我に対立するエス(イド)があり、ここには『生きるための本能的欲求(低次欲求)』が備わっています。ストレスがたまるのは、多くの場合、『超自我の要求(こうあるべきだ)』が強すぎて、エスの欲求(食べたい、休みたい、感情のままに行動したい)が押し込められるためです。ストレスをため込まないためには、エスにある低次欲求を軽視せず、小まめに満たすことが大切であると考えます。
フロイトは、本能的な欲求を適度に満たすことで自我のエネルギーが充填(じゅうてん)され、超自我と健全に向き合えると考えました。つまり、超自我とエスのバランスを取ることが自我の調整を助け、ストレスへの気付きや対処をしやすくしてくれるのです。このように、状態を把握できれば対策の半分は成功と言っていいでしょう」
* * *
ストレスをためにくくするには、ストレスを自覚してモニタリングし続けることが大切なことがよく分かりました。機嫌よく毎日を過ごす上でも、時には自らの本能的欲求を適度に満たせているかなどもぜひ意識してみましょう。
オトナンサー編集部
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