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2021年注目された陸自車両3選 目撃例多数の“装輪戦車” スクープされた北欧製軍用車ほか

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  • 乗りものニュース
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2021年も陸上自衛隊の新しい装備がインターネットを中心に話題となりました。それらのなかでも特に注目を集めたものを3種類ピックアップ。戦車のようなものから軽自動車クラスまでさまざまです。

戦車のようで戦車でない「16式機動戦闘車」

 コロナ禍が続く2021年。そのようななかでも陸上自衛隊は新装備の導入を行い、練度を維持すべく各種演習を例年通り行いました。そこで、SNSを始めとして話題になった陸上自衛隊の車両を3種、取り上げてみました。

 2021年には、陸上自衛隊として約30年振りとなる「陸上自衛隊演習」、通称「陸演」が行われました。この演習は陸上自衛隊の全部隊を対象にした一大演習であり、想定どおり様々な部隊が全国を大移動しました。なかでも特にSNSなどで目撃例が数多く挙がったのが、「16式機動戦闘車」です。

Large 211217 rikujisansen 01一般道を走る16式機動戦闘車(武若雅哉撮影)。

 16式機動戦闘車は、74式戦車と同等の火力を有するタイヤ駆動の戦闘車両です。防御力や悪路走破性は戦車よりも劣ることから、陸上自衛隊は同車を、あくまでも装輪装甲車という位置付けに留め置いていますが、大迫力の105mm戦車砲を搭載した姿は、事実上の“戦車”といえるでしょう。

 ただ、装軌車である戦車は高速道路を始めとする公道を長距離、長時間、自走することは難しいため、通常は専用のトレーラータイプの運搬用車両を用いて移動することが多いです。また、運搬車がそのような大型大重量のトレーラーであることから、移動はほとんど夜間に限られます。それに対して16式機動戦闘車はタイヤ駆動のため、陸上自衛隊が保有する96式装輪装甲車などと同じく最高速度100km/hで一般道を自力で移動することができます。これこそが、日中のサービスエリアや道の駅などで、16式機動戦闘車が数多く目撃された理由といえるでしょう。

 今後も16式機動戦闘車は毎年20両から30両ずつ増えていきます。また全国ほとんどの師団・旅団に配備されるため、これまで以上に街中で機動戦闘車を見かけることが多くなると思われます。

120mm迫撃砲も牽引可能な「汎用軽機動車」

 今年、事実上の初お目見えとなった陸上自衛隊の車両といえるのが「汎用軽機動車」です。

 名前だけ聞くと、なかなかイメージしにくい装備ですが、要は4輪バギータイプの小型車両です。カワサキモータースが開発した「ミュール」という北米仕様のバギーに、陸上自衛隊特有の装備を追加したもので、陸上自衛隊が運用し始めたV-22「オスプレイ」の機内に搭載できるコンパクト性がウリの支援車両です。2021年5月に開催された富士総合火力演習で公式として初めて公開され、ネット上で大きな話題となりました。

Large 211217 rikujisansen 02富士山の麓に広がる東富士演習場の近くを走る汎用軽機動車(武若雅哉撮影)。

 汎用軽機動車は積極的な戦闘を行うことは想定していないため、防弾板などは装備せず、機関銃などを搭載する架台も設置しないとメーカーの担当者はいいます。

 とはいえ、従来の陸上自衛隊が保有するなかでV-22「オスプレイ」に載せられる車両は、オートバイやリヤカーぐらいしかなく、既存のトラック類は軒並みサイズ的に無理だったので、汎用軽機動車を装備化したことで「オスプレイ」とセットで運用できる車両の幅は広がったといえるでしょう。

 防御力はほぼゼロであり、積載力や牽引力にも限界があるため、積極的な攻撃戦闘などには投入しづらい車両です。ゆえに敵と接触した場合は、後部座席や助手席に座る隊員が小銃で応射しながら後退する形になるでしょうが、自衛隊員の徒歩移動よりも迅速に動くことが可能で、オートバイよりも積載力や牽引力に優れていることから、離島防衛などで期待できる「ルーキー」です。

フィンランド製として初の採用なるか「AMV XP」

 そして忘れてならないのが師走の12月上旬に、陸上自衛隊の富士学校内を走る姿が捉えられた「AMV XP」です。この車両は陸上自衛隊が導入を計画している次期装輪装甲車の候補として導入したもので、フィンランドのパトリア社が製造した外国製車両です。

 陸上自衛隊としては、現在運用中の96式装輪装甲車の後継として、このAMV XPと三菱重工製の「MAV(Mitsubishi Armored Vehicle)」の2車種で性能比較トライアルを行う予定のようです。

Large 211217 rikujisansen 03陸上自衛隊の富士駐屯地のなかを走り回るフィンランド製の装輪装甲車AMV XP(武若雅哉撮影)。

 パトリア製AMV XPと三菱製MAV、どちらが採用されるのかどうかは全くの未知数ですが、陸上自衛隊では次期装輪装甲車についても96式装輪装甲車と同様に、400両近い数の調達を行うと考えられるため、仮にAMV XPが採用されたら、外国製装甲車としては異例の大量運用となるでしょう。

 過去、陸上自衛隊はアメリカ製のM3A1装甲車(いわゆるハーフトラック)やM20装甲車から始まり、最近では水陸両用車(AAV7)や輸送防護車(ブッシュマスター)などが外国製として導入した例があるものの、いずれも100両未満でした。

 また、もしAMV XPが採用されたら陸上自衛隊初のフィンランド製装備となります。その点で、この次期装輪装甲車の選定の行方は注目です。

 以上、2021年に注目を集めた陸上自衛隊の3種類の車両を列記してみました。来年は今年の話題を上回る何かが登場するのでしょうか。楽しみに2022年を迎えたいと思います。

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