いつか行きたい!世界でも珍しい「少数民族」をご紹介♡
- IMATABI(イマタビ) |
1. 少数民族/ドゴン族(マリ共和国)
photo @ ドゴン族
マリ共和国のニジェール川流域に面したバンディアガラの断崖に生活をしている民族「ドゴン族」。人口は約25万人ほどで、700ほどの村に点在しています。
気になるドゴン族のルールについてみていきましょう◎ドゴン族では、男性と女性は暗くなってからでないと会ってはいけない、高齢者を敬うなどの古くからの慣習が決められています。
日中は男性の場合、農耕作業をすることが多く、女性は臼で芋を練るという過ごし方が一般的。一夫多妻制ではありますが、制度ではなく家庭によっては妻が1人の方もいれば複数人の妻をもつ家庭もあるようで、その点は割と自由なようです*
ドゴン族の住居
photo @ ドゴン族の住居
主に日干し煉瓦造りで生活をしており、とんがった形の屋根の建物には食料や衣類を保管しているといわれています◎泥とワラでできた建物がほとんどで、和を大切にする多くの儀式や生活をする上での工夫がされています^^
工夫のひとつに、しゃがまないと入ることのできない天井の低い集会所を建設。
ドゴン族は争いごとを好まない民族といわれており、万が一話し合いをしている最中にケンカになることを防ぐために立ち上がって殴り合いなどにならないための対策でもあるのだとか*こんな工夫もされているのかと興味深いですね^^
ドゴン族の主な食事メニュー
農耕民族であるドゴン族は雨季の時期になると穀物栽培を実施。そして、乾季には人口の貯水池をつくり生活を成り立たせています。
食材は主に、ヒエやトウモロコシ、米などシンプルなものが多いです。その中でもよく食べられるメニューのひとつに芋を粘土のように蒸かして練ったものがあり、魚のにおいがするタレにつけて食べる食べ方が一般的♪
男女どちらもその村の全員と一緒に食べることがルールのように決められており、スプーンやフォークなどはつかわずに手で食事を楽しみます◎
2.少数民族/ムルシ族(エチオピア)
※画像はイメージです
エチオピアで生活をしている少数民族「ムルシ族」。唇にお皿をはめているのが特徴で、はじめて見た方たちはすこし驚くかもしれません!
お皿をはめる過程を少し説明します。思春期の時期の15~16歳くらいになると、下唇の内側をカットして穴を広げていきます。そして穴を広げたあとに、土器のお皿をはめこむのだそう。
お皿をはめているのは女性のみで、お皿が大きければ大きいほど美しいといわれています◎大きさの価値があがると、結婚をするときの結納に交される牛の数に変化があるともいわれています^^牛は裕福さを示すひとつでもあるので、牛の数が多ければ多いほど……ということですね◎
このお皿をはめるようになった習慣の背景には、19世紀ごろのアフリカでおこなわれていた奴隷制度が影響しています。下唇にお皿をはめて自分をひどく見せることで、奴隷としてさらわれるのを避けていたという言い伝えがあるのだそう……。
このお皿は「デヴィニア」と呼ばれており、ムルシ族の村で購入をすることができます♪しかし近年では、エチオピア政府がお皿をはめる習慣を禁止としたようで人口約5,000人いる中で実際にお皿をはめているのは500人程度です◎
ムルシ族の住居
※画像はイメージです
ムルシ族は一族単位で村を形成しており、マゴ川流域で生計をたてています。住居は丸いかやぶきの家が一般的で、高床式につくられたものもあります^^
小さなエリアに多くの方たちが生活をしているということもあり、村にはペットボトルなどのゴミが散乱しているエリアも><
ちなみに、ドゴン族の方たちはとてもフレンドリーで写真をとることにも抵抗がありませんが、お金の請求をされるので注意してくださいね*
ムルシ族の主な食事メニュー
ムルシ族の方たちは牛の放牧やトウモロコシで生計をたてている方が多く、その中でも牛は非常に重要な家畜でありシンボルともいわれています◎結婚式のときのお話でも登場したのは、そういった背景があるのですね*
また、沸かしたお湯にすり潰したモロコシの粉をいれて水気がなくなるまで煮詰める「ダリ」という伝統料理がムルシ族の主な食事メニュー。パンのような食感で意外とおいしいという声も♡
そのほかに、生肉を食べる習慣もあり牛の赤身だけでなく腸からホルモンなどさまざまな部位を生で食べます!日本には生肉をそのようにして食べる習慣がないので少しビックリですね!
3.少数民族/ヒンバ族(ナミビア)
photo @ ヒンバ族
ナミビア北部のエトシャ国立公園から車で2時間ほどの場所に位置する少数民族「ヒンバ族」。Otjikandero Himba Orphan Villageという村で生活をしており、世界一美しい裸の民族としても親しまれています♡
もともとは、孤児を保護するためにできた村で、アフリカの中でブッシュマンに次ぐ伝統的な暮らしをしていることで有名です。
現在は100人弱の方たちが村で生活をしており、身体にオーカと呼ばれる赤土を塗ってトレッドの髪型をしているのが特徴*赤い土を身体に塗る必要があるのは、日焼けや乾燥の予防、虫よけのためなのだそう。
また、彼らには一生お風呂にはいらないという習慣がありますが、お香を焚いて消臭することでニオイが気にならないような工夫もしています!
お香でにおいがなくなるの?と疑問に思うかもしれませんが、実際に訪れた方たちによるとにおいが気になることはなかったという声が多いです!
ヒンバ族の住居
photo @ ヒンバ族
ヒンバ族は柵で囲まれた中に生活しており、牛糞と赤土で固めた土づくりの円い家が特徴です◎男性は牛や山羊の放牧をして、女性は家事や子育て、アクセサリー加工などをおこなって1日を過ごすのが定番の生活スタイルで、裕福な男性の家庭にのみ一夫多妻制が認められています*
しかし近年では、放牧だけ生計をすることがむずかしい家庭が多く、政府から保護を受けている方たちも多くいるようです。また、観光客に見学料として村の見学をする際に一定の料金をもらい、そのお金を病院費や教育費など生活の助けとして利用しています^^
ヒンバ族の主な食事メニュー
牛や山羊などを食べることも多いですが、街に食料を買いに行き購入するという方も多くいるようです。それらのお金は先述した政府からの援助や、観光客からの観光費で生計をたてています。
お肉のほかに、トウモロコシが主食といえるほど家庭でよくでてくる食材のひとつ。トウモロコシの粉に水をいれて火にかけてあたためて混ぜるメニューが一般的な家庭料理として親しまれており、ほぼどこのスーパーマーケットに行ってもトウモロコシの粉が置かれています。
ほかにはトウモロコシを茹でて食べるマプングや、ふかしたトウモロコシ粉に発酵牛乳と砂糖をかけて食べるルヘレ(または別名ポリッジ)などの食べ方もあるのだそう♪
4.少数民族/ルー族(ベトナム)
※画像はイメージです
ベトナム北部ライチャウ省で生活をしている少数民族「ルー族」。人口わずか6,000人ほどで成人をむかえると女性が歯を黒くするというめずらしい習慣をもっています◎
歯を黒くすることが女性の美意識のひとつであり、歯が濡れ羽色であれば美人な女性であると評価されているのだそう◎以前は結婚を望む女性はかならず歯を黒くするというルールも存在しました。
また、経済的に余裕のある女性は歯を2本だけ金で包み男性からの注目を浴びられるような工夫もしていたのだそう^^
ルー族の住居
※画像はイメージです
ベトナムの中でも栄えているエリアも多くありますが、ルー族が生活をしている北西部から西部は、田植えなどで生計をたてながら生活をしている田舎町のような雰囲気です。
手先が器用な方たちが多く、それぞれの家庭に機織り機がかならずひとつはあるといわれています◎黒をメインとした衣装には白い布の刺繍を施しており、ネックレスを着用するのが一般的。白い布の刺繍にはやさしさが感じられるような意味合いがこめられているそうです*
ルー族の方たちが着ている衣装がかわいらしいのにも、そういった背景があったのですね♡
ルー族の主な食事メニュー
田植えと稲刈りなどで生計をたてている家庭が多く、シンプルな生活をしている方たちが多いです。栽培されたもち米を鍋で蒸してつくるおこわや水牛・牛・豚の肩肉、桃肉などのベーコンはベトナムの伝統料理といわれており、現在でも食べられています◎
なかには、Chit虫と呼ばれるベトナムの冬虫夏草をお酒として飲む方たちも……。冬虫夏草には癌を治療する効果や、男性の生理病に効果があるといわれており、名産物と誇られているのだそう*興味深いですね!
おわりに
世界の少数民族についてご紹介しました♪
この記事をキッカケに、世界を旅行してみたい!という気持ちが高まった方もいるのではないでしょうか?旅行をする際には、現地のルールとマナーをまもって楽しんできてくださいね♡
※当サイトに記載されている情報は、時事要因などにより正確でない場合がございます。できる限り正確な情報を更新するよう努めさせていただきますが、詳細な部分に関しましてはご自身で事前にお調べ頂くよう宜しくお願いいたします。
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