56歳の新米パパ・極楽とんぼ山本圭壱さんにベテランパパの後輩芸人が寝かしつけのコツ伝授

10月に第一子が誕生した極楽とんぼ山本圭壱さん・西野未姫さん夫妻。待望の赤ちゃんを抱っこしに後輩芸人がやってきたといい、その様子をYouTubeで公開しています。

■抱っこからベッドにおろすと……？

（※画像は西野未姫さんオフィシャルブログより）

西野未姫さんと山本圭壱さんは2022年、25歳と56歳で結婚し“歳の差婚”と話題に。今年10月17日に第一子女児「にこりちゃん」が誕生しました。

無事に赤ちゃんが生まれた10月17日の夜中、山本さんは仲間たちと家に集まって感動を共有したといいます。そのうちの一人が、ペナルティのワッキーさん。

30年来の付き合いで、「山さんの赤ちゃんなんて、もしかしたら生涯見れないんじゃないかなと思ってた部分もあるから。いつまでも結婚せずに60代、70代になるんじゃないかって。だから一番近くにいた僕からしたら、感慨深い」といい。山本さんが赤ちゃんを抱っこする姿を動画に撮りながら「うわちょっとマジか……」とウルウルきています。

自身は二児の父であり、にこりちゃんを初だっこさせてもらうと「あったかい、柔らかい……」としみじみ。そして「寝ている赤ちゃんを泣かせずにそっと置く方法って知ってますか？」と山本・西野夫婦に問いかけます。抱っこしている間はスヤスヤ寝ているのに、ベッドや布団に置こうとすると目を覚まして泣いてしまう赤ちゃんの「背中スイッチ」のことですね。

これについてワッキーさんは「赤ちゃんってあったかいじゃないですか。ベッドは冷たい。その温度差で起きちゃって泣いちゃうんですよ。だから、置く前に摩擦でベッドをあっためると泣かないんですよ」と持論を展開。

「へえーっなるほど！」と、素直に手でベッドを擦りあっためる西野さん。山本さんは「爆睡してるから泣かないよ」と言いつつ、一応協力します。ワッキーさんの抱っこで寝ていたにこりちゃんを、少し温かくなったベッドにそっとおろすと、そのままスッと眠り続け……るかと思いきや、パチッとお目めをあけてしまいました。周囲のザワザワした雰囲気を感じ取ったのでしょうか。ただ、目を覚ましたからといって泣くわけではなく、「基本泣かない」「あまり泣かない赤ちゃん」なのだそうです。

（※画像は山本圭壱さんオフィシャルブログより）

（※画像は山本圭壱さんオフィシャルブログより）

■「背中スイッチ」ではなかった？

赤ちゃんを抱っこで寝かしつけても、ベビーベッドや布団に置こうとすると、突然起きて泣いてしまう。まるで背中に覚醒＆泣きのスイッチがあって、それを押してしまったようなこの現象、「赤ちゃんあるある」のひとつで、多くのママやパパが経験しています。

背中スイッチが発動するのは、まだ深い眠りに入っていなかったのに寝かせてしまったから。赤ちゃんが目を閉じ、うなだれ始めても、まぶたがぴくぴく動いていたり、手足がビクッと屈曲したり、呼吸が不規則であれば、眠っているように見えてもまだ浅い眠りです。そのままベッドに寝かせようとすると、身をかがめて体を離した瞬間に目を覚まして泣く可能性が高いのです。

新生児期の睡眠時間は大人よりずっと長く一日に16～20時間ほどですが、その約半分がレム睡眠と言われています。赤ちゃんがちょっとした物音など少しの刺激で目覚めてしまうのは、レム睡眠が多いためと考えられます。［*1］

布団に赤ちゃんの背中が触れると発動するように見えるので「背中スイッチ」と呼ばれますが、最近の研究によると、赤ちゃんを泣かせているのは背中というよりもお腹側の感覚の変化のよう［*2］。どうも、背中が布団についていないうちに大人の体から赤ちゃんのお腹が離れると、赤ちゃんは落ちてしまうと感じて急に心拍数が上がり、目を覚ますようです。

つまり寝かす際に、「布団に降ろす」「抱っこしていた人と赤ちゃんのお腹が離れる」「赤ちゃんの姿勢が変わる」という刺激を同時に与えないようにすることが大切なようです。眠った赤ちゃんを布団に寝かせるときは、まず大人の体と赤ちゃんのお腹を密着させたまま、そっと背中を置いてみましょう。そして赤ちゃんが起きないことを確認してから、ゆっくりと体を離してください。

参考：
［*1］厚生労働省「未就学児の睡眠指針」
［*2］Infant Calming Responses during Maternal Carrying in Humans and Mice, Curr Biol . 2013 May 6;23(9):739-45. doi: 10.1016/j.cub.2013.03.041. Epub 2013 Apr 18.

参照：
【医師監修】背中スイッチはいつまで続く？ 効果的な5つの対策

（マイナビ子育て編集部）

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