【死んだら関係ない?】自分の葬儀について約6割が「考えたことがない」。その理由がリアル
- マイナビウーマン |

NEXERはこのほど、ハタオ葬儀社と共同で、50代以上の全国の男女619名を対象に「自分自身の葬儀」についてのアンケートをおこないました。
自分の葬儀について考えたことはある?
「終活」という言葉が浸透する中、自分の死後について考えることは、より身近なテーマとなってきました。
「家族に負担をかけたくない」「自分らしい最期を迎えたい」などの思いから、生前に葬儀の形式や内容を決めておく人が増えています。
そのような背景のものと、今回は「自分自身の葬儀」についての調査を実施。その実態に迫っています。
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約4割が、将来的な自分自身の葬儀について「考えたことがある」
まず、将来的な自分自身の葬儀について考えたことはあるか聞いてみました。
自身の葬儀について「考えたことがある」と回答した人は約3割にのぼり、真剣に「よく考えている」層が約1割いるため、40%が終活に関心を持っていることが明らかになりました。
一方で「あまり」「まったく」考えたことがないという人も合わせて60%以上おり、将来的な自分自身の葬儀に対する意識の差が大きいことがうかがえます。
将来的な自分自身の葬儀について考えるのは「規模(家族葬、一般葬など)」
次に将来的な自分自身の葬儀についてどんなことを考えているのか、複数選択してもらいました。
最も多かったのは、葬儀の「規模」についてで、7割以上が家族葬や一般葬といった形式に関心を持っています。
次に、費用の準備についても半数以上が考えており、経済的な負担を減らしたいという現実的な視点が伺えます。
一方で「誰に参列してほしいか」や、「遺影」「音楽」などの個人的な希望については、関心が比較的低い結果となりました。
このことから、多くの人は自身の葬儀を「家族への負担を減らすための現実的な手続き」として捉えていると考えられます。
4割以上が、自分自身の葬儀のためにお金を残しておくか「まだ考えていない」
次に、将来的な自分自身の葬儀のためにお金を残しておく予定はあるか、聞きました。
自身の葬儀費用については、回答が大きく二分されました。
最も多かったのは「まだ考えていない」で42.8%を占め、将来への漠然とした不安がありつつも、具体的に行動に移せていない人が多いことがうかがえます。
一方で、「すでに貯金している」と「今後準備する予定がある」を合わせると42.7%に達し、約4割が費用準備の重要性を認識し、実際に行動しているか、計画を立てていることがわかります。
続いて、それぞれの選択理由を具体的に聞いてみました。
「まだ考えていない」回答理由
・まだ先だと思っているから。(60代・男性)
・何をすればいいのか分からない。(80代・女性)
・面倒だから。(80代・男性)
・死んだら関係ないので、どうでもいい。(50代・男性)
・まだ死にたくないから。(60代・男性)
「すでに貯金している」回答理由
・子どもがいないため親族に費用を残す予定です。(50代・男性)
・迷惑を掛けたくないので。(50代・女性)
・必要最小限は用意しておきたいので。(60代・男性)
・残された家族に負担を掛けたくない。(70代・女性)
・子どもに負担をかけたくないから。(70代・男性)
「準備するつもりはない」回答理由
・独身で子どももいないため葬儀は行わないつもりだから。(50代・男性)
・私の財産は誰かがもらう訳で、そのもらう人が葬儀をすれば良く費用もその人が払えば良いので。(60代・男性)
・葬儀は要らないので、費用もほとんどかからないと思うから。(70代・男性)
・盛大な葬儀をすることはないので資金は必要でない。(70代・男性)
「今後準備する予定がある」回答理由
・葬式費用として。(50代・男性)
・子どもに迷惑をかけたくないから。(60代・女性)
・残された者に負担をかけたくないので。(60代・男性)
・今後、額を決めて少しずつためれば間に合うと思うので。(50代・女性)
・残った家族に迷惑をかけたくない。(70代・男性)
費用を「すでに貯金している」人や「今後準備する予定がある」と答えた人たちは、「残された家族に迷惑をかけたくない」という強い責任感を共通して持っていることがわかります。
一方で、費用を「まだ考えていない」あるいは「準備するつもりはない」と答えた人たちは、「死はまだ先」という感覚や、「費用をかけたくない」という現実的な理由、さらには「独身だから」といった個人的な状況など、多様な理由を挙げています。
終活への取り組みは、個人の価値観や生活状況に深く根ざしているようです。
4人に1人が、将来的な自分自身の葬儀について家族に話したことが「ある」
次に、将来的な自分自身の葬儀について、家族に話したことはあるかを尋ねました。
将来の自身の葬儀について、家族と「話したことがある」はわずか4分の1に留まっています。
多くの人が自身の終末について漠然とした考えは持ちつつも、具体的な話題として家族と共有するには至っていない現状がうかがえます。
将来の自身の葬儀について、どのようなことを家族に話したか聞き、その一部を紹介しています。
どのようなことを家族に話した?
・家族葬にして欲しいと話しています。(50代・男性)
・遺骨の処分について。(50代・女性)
・海に散骨して欲しい。(60代・女性)
・自分の葬儀にはお金をかけないで、自分たちのためにお金を使うようにして欲しいと指示している。(60代・男性)
・簡素にすべし。(70代・男性)
・家族葬でこぢんまりとしてほしい。葬儀費用は準備してある。(70代・女性)
・直葬でよいと伝えている。(70代・男性)
・家族葬、墓はもうある、いつもの葬儀屋で。(70代・男性)
家族葬や直葬を希望する声が多く、とくに「お金をかけないでほしい」「手間をかけさせたくない」という、金銭的・精神的な負担を減らしたいという意図が強く感じられます。
また、葬儀形式だけでなく、遺骨の散骨や、特定の葬儀会社・墓地を指定するなど、具体的な希望を伝えておくことで、残された家族が迷わないように配慮していることがわかります。
これは、終活が単なる個人的な準備ではなく、家族への最後の気遣いとして捉えられていることを示しています。
調査概要
「自分自身の葬儀に関するアンケート」
調査手法:インターネットでのアンケート
調査期間:2025年9月5日 〜 9月15日
調査対象者:50代以上の全国の男女
有効回答:619サンプル
質問内容:
・質問1 - 将来的な自分自身の葬儀について、考えたことはありますか?
・質問2 - どんなことを考えているか、当てはまるものをすべて選んでください。
・質問3 - 将来的な自分自身の葬儀のためにお金を残しておく予定はありますか?
・質問4 - その理由を教えてください。
・質問5 - 将来的な自分自身の葬儀について、家族に話したことはありますか?
・質問6 - どのようなことを話しましたか?
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。
引用元:NEXERとハタオ葬儀社による調査
ハタオ葬儀社:https://hataosougisha.com/
NEXER
https://www.nexer.co.jp/
(マイナビ子育て編集部)
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