TGCから世界へ! 甲府市×鯖江市の「ものづくりタッグ」が、魅力的な子育て支援に繋がる理由
- マイナビウーマン |

9月6日にさいたまスーパーアリーナで開催された「第41回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2025 AUTUMN/WINTER」(以下、TGC)で、様々な地方創生プロジェクトを展開する山梨県甲府市⻑の樋⼝雄⼀氏と福井県鯖江市⻑の佐々⽊勝久氏が、今後の展望を明かしました。
左から、「さばえ魅力発信アンバサダー」を務める3人組YouTuber くれいじーまぐねっとのエアさん、UraNさん、浅見めいさん、鯖江市の佐々木勝久市長、甲府市の樋口裕一市長、「甲府ジュエリーアンバサダー」のMINAMIさん
「宝石のまち」山梨県甲府市と「めがねのまち」福井県鯖江市は、これまでもさまざまな地方創生プロジェクトを展開してきました。
甲府市は22年よりTGCに参加し、毎年異なるテーマを掲げ、テーマごとのジュエリーを身に着けたタレントやモデル、インフルエンサーがランウェイを歩き、甲府ジュエリーを世界に発信しています。
鯖江市は09年にTGCに参加し、若い女性に人気のあるブランドデザイナーとコラボしためがねを発表したことがきっかけで、全国に「鯖江ブランドのめがね」が広まり、ブランド力を確立させました。
そんな甲府市と鯖江市が進めているコラボプロジェクト。お互いに地域の魅力と強みをアピールし、地方産業の新たな価値と魅力を創出、自治体間連携のロールモデルとなり地域の活力を国内外に発信していくのが狙いだといいます。会見の模様をレポートします!
TGCで発信を続ける意義
甲府市の樋口裕一市長
樋口裕一市長(以下、樋口) 「宝石のまち・甲府」の由来は江戸時代まで遡ります。甲府の北部で採れた水晶の研磨が始まりでした。以降、明治から令和と時代を経て産業が発展してまいりました。甲府にはすべての工程を集積する職人さんがたくさんいて、甲府ジュエリーは世界的にも有名になっています。
これまでTGCでは、アンバサダーのMINAMIさんのほか、多くのモデルさん、俳優さんに甲府ジュエリーを身に着けてステージに出演していただき、若い方々にも「宝石のまち甲府」をアピールしてきました。今回は鯖江市とコラボをしながら、それぞれの地場産業をマッチンさせ、アピールしていこうと思っています。
佐々木勝久鯖江市長(以下、佐々木) 「めがねのまち・鯖江」というシティプロモーションを展開し、全国のみなさんに鯖江を知っていただくよう努めてまいりましたが、この活動のきっかけになったのが、09年3月のTGCでした。以降、全国のみなさんに知っていただける街になったのです。
今回は甲府市からこのようなお話をいただき、とてもうれしく励みになりました。コラボをしながら、TGCのみなさんのお力をいただきながら、連携して全国にアピールして地方再生の全国のロールモデルになるようがんばっていきたいと思っています。
2年連続で「甲府ジュエリーアンバサダー」を務めるMINAMIさん
MINAMI 私は自分の地元でもある山梨のジュエリーを身につけて、SNSなどで発信しています。いま身につけているのも甲府ジュエリーなんですが、最近「甲府ジュエリー甲子園」のPRもさせていただいています。
UraN 実際に鯖江市を訪れ、めがねや漆器などいろいろなものに魅力を感じてきましたが、一番印象に残っているのが女性の方々が活躍していることでした。私たちも新しい力をもらいました。
エア 鯖江市でランチバイキングをいただいたんですが、作ってくださったお母さんや、コツコツと丁寧に漆器を作っていた女性の職人さんがすごく印象的でした。
浅見めい 鯖江市といえば「めがね」のイメージが強いと思いますが、めがね以外にも漆器や西山動物園のレッサーパンダなど、鯖江にはたくさんの魅力があることを発信していきたいですね。
「さばえ魅力発信アンバサダー」くれいじーまぐねっとの3人と、鯖江市の佐々木勝久市長
甲府市が鯖江市とコラボレーションした理由について、樋⼝市長は、「今年のジュエリー甲子園で最優秀作を受賞したのは、甲府市が日本のワイン発祥の地であることを背景に、ジュエリーでワイングラスを表現した作品です。このジュエリー甲子園を全国に向けて展開していくため、ブランディングの先輩である鯖江市の発信はとても勉強になりました。多くを学ばせていただきたいという思いでお願いしました」と、その背景を語りました。
両市の具体的なコラボレーション内容については、現在話し合いを進めている段階で、来年3月に大々的に発表する予定だといいます。佐々木市長は「日本のものづくりに大きな影響を与えられれば」と力を込めました。
ベビージュエリー、ドリーム・チャレンジ……両市の子育て支援が魅力的!
マイナビ子育てとしては、両市の子育て環境についても気になるところ。自治体として、子育て世代や子どもたちに向けてどのようなアプローチをしているか、聞いてみました。
樋口 甲府のジュエリー産業は後継者を育てることも課題のひとつ。職人さんが市内の小学校に出向き、水晶の研磨や金属の加工などについて教える出張授業を開催しています。
また、これからの目玉事業として、ご出産されたお母さまとお子さまに、「ベビージュエリー」として小さな宝石をプレゼントしていく取り組みを開始予定です。ご家族で「これをどうやって使おうかな」と考えてもらったり、お子さまの成長とともに楽しんでいただけるような取り組みをしていきたいと思っています。
佐々木 鯖江市は子育て支援に非常に力を入れており、お子さまが生まれてから小学校に入学するまでの6年間という非常に大切な期間に「トータルサポート事業」を行っています。成長過程に応じてニーズの高いさまざまな支援を包括的に実施する8つの事業を組み込み、子育て世代を応援しています。
佐々木 また、小学生・中学生になると将来の夢を持つ子どもも増えますが、夢を実現するためのお手伝い「ドリーム・チャレンジ」という政策を昨年から行っています。子どもたちが「挑戦できる人」になることができるよう、ブランド戦略を行いながら実行中です。
TGCもみなさんの夢を追う力、実現する力が集約した場所です。こういったことも子どもたちに経験していただきながら、感動体験を与えていきたいと思っています。
おいしい・美しい特産品も
バックヤードでは、甲府市や鯖江市をはじめ、地方自治体から美味しいケータリングの提供もありました。
甲府市
特産品のシャインマスカットは瑞々しい甘さがたまりません!
鯖江市
ジェラートやシフォンケーキ、おにぎり、グリーンチキンなどおいしいものが盛りだくさんな鯖江市のブース。美しい越前漆器のお盆や器も提供。
泉佐野市は、特産品のたまねぎを使ったスープやスナック、ピクルス、サブレ、プリンと「たまねぎ尽くし」!
仙台市は枝豆ととうもろこしの絶品カレーと、枝豆のフムス&仙台麩のラスクを提供。
(取材・文 有山千春/撮影 松野葉子)
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