「ストレスで爆買い」を卒業するには? 「また買いすぎた…」防ぐ“2つの秘訣”を心理カウンセラー解説
- オトナンサー |

ストレスをため込みすぎると、つい「爆買い」したくなる、という人を見かけたことはありませんか? SNS上では「ストレスがたまると、爆買いという名のストレス発散しちゃうのをやめたい」「夜勤明けにスーパー行くと、いつも余計な物まで買ってしまう…」「ネットでたくさんポチると、ストレス発散になるけど、そろそろお金がヤバイ」といった声をよく見かけます。
そこで、ストレスを感じると「爆買い」してしまう人の心理とはどのようなものか、心理カウンセラーの小日向るり子さんに聞きました。
食べ物を「爆買い」すると肥満や疾病リスクが増大
Q.ストレスを感じて「爆買い」をしてしまう人がいますが、なぜなのでしょうか。爆買いの心理的な原因について、教えてください。
小日向さん「爆買いの原因を簡単に説明すると、爆買いをすることでストレスが解消されるからです。ストレスとは『抑圧』です。心を風船にたとえると、大きく膨らんだ風船に指でぎゅーっと圧をかけられた状態がいわゆる『ストレスがかかった』状態。この圧は、脳からドーパミンという快楽物質を出すことで解消されます。
ドーパミンは『空腹を満たす』『達成感を味わう』などの心を満たす行為や好きなことを思い切りするという快楽の行為によって放出されるのですが、爆買いする人の場合、『欲望に逆らうことなく思い切り買う』という心を満たす行為がドーパミンを出す手段になっていると考えられます」
Q.ストレスで「爆買い」してしまう人にはどのような特徴があるのでしょうか。また、爆買いをしない人との心理的な違いはありますか。
小日向さん「爆買いに限らず、爆食、暴飲などストレス発散行為に『爆』や『暴』を伴う人全般の特徴として言えることですが、『ストレスが限界になるまで我慢してしまう』『ストレス耐性が低いため、すぐにストレス過多になってしまう』という特徴があります。
一方、爆買いまではいかず、『夜勤後のご褒美として好きな食べ物を1つ追加する』『給料日の翌週はショッピングに行く』など、過剰にならない程度でストレス発散ができる人は、ストレスが限界になる前に適度に発散できていたり、ストレス耐性に強い心身を持っていたりという違いがあると考えます」
Q.SNSでは、あえてストレス解消のために「爆買い」をして、スッキリしている人もいます。爆買いを続けた場合、どのようなデメリットが生じる可能性があるのでしょうか。
小日向さん「『好きなブランドの洋服がたくさん欲しいから、頑張って目標金額をためて思い切り買った』など、達成感を伴う爆買いであれば問題ありません。ただ、爆買いによるストレス解消は長期的に見ると、デメリットやリスクもあるストレス解消方法だということは押さえておいた方がよいと思います。爆買いも頻度が高くなれば支出が増大し、経済的な不安につながりますし、爆買いするものが食べ物の場合は肥満や疾病リスクの増大につながります。
また、好きだから買うのではなく『買うこと』という行為に依存してしまうと、やめたくてもやめられないという依存の苦しみにつながる危険性もあります。爆買いをすることでストレスを解消したかったはずなのに、経済的不安や肥満、疾病、依存などで日常生活に支障が出てしまったら『ストレスを発散させる行為を我慢する』という、本末転倒な状態になってしまいます。
『適度な運動』『気の合う友人とのおしゃべり』『達成感を伴う趣味を持つ』など、我慢の必要がないストレス発散方法は爆買い以外にもたくさんあることを知りましょう」
Q.ストレスで「爆買い」してしまわないようにするにはどうすればよいのでしょうか。対処法について、教えてください。
小日向さん「次の2つの対処法をおすすめします」
(1)限界前に発散する
抑圧が強ければ強いほど、抑圧で生じたストレスを発散させるときのパワーは強くなります。従って、限界がくる前に小まめにストレスを発散させるのがポイントです。
例えば「1週間、家と会社の往復だけをすると翌日爆買いをしてしまう」のであれば、買い物のペースを1週間に1回から1週間に2回に変更してみましょう。買い物を我慢する期間を短くすることで抑圧が分散されます。また、結果的に買い物を2回に分けた方が1度の爆買いより支出が少なくなることが多いため、経済的にもお得になります。
(2)心のレジリエンスを高める
レジリエンスとは、ストレスに直面したときに適応する能力のことを言います。生きている限りストレスをゼロにすることはできません。そのため現代はストレスを少なくすることより、ストレスを受けたときの回復力や復元力をつけて心の弾力性を持つことが大切な概念となっています。
レジリエンス力を高めるために今からできることは、「どんなに小さなことでもよいので目的を持って何かをしてみて、達成できたら自分を褒める」ということです。例えば、毎日少しでもよいので運動や学びを1週間続けると決め、達成したら自分にご褒美をあげてみましょう。このように、「実行→達成→報酬」という行為を繰り返すことでレジリエンス力は高まります。
オトナンサー編集部
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