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文学的すぎる愛の言葉にキュン! 健治が見せた不器用な愛の形【僕達はまだその星の校則を知らない#9】

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  • マイナビウーマン
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※本コラムは『僕達はまだその星の校則を知らない』第9話までのネタバレを含みます。

■健治の“文学的告白”にキュンキュンが止まらない……!

好きです──。

つ! い! に!

珠々(堀田真由)が健治(磯村勇斗)に告白をしました! この2人の場合、珠々から仕掛けるんだろうな〜と思ってはいましたが、まさか第9話でくるとは……! 完全に意表を突かれました。

まあ、言ってみれば、珠々が「好きです」と伝える前の健治の言葉も、告白みたいなものでしたよね。自分は“普通”なことしかできないと悩む珠々に、「あなたが普通で、あなたみたいな人ばかりなら、きっと世界はもっと良くなっているはずだ」と伝えたり、「僕は長年、普通を忌み嫌ってたけど、そういう普通なら好きです。何かを解決してくれるから好きなんじゃない。そばにいてくれるから好きなんです」と存在を全肯定するようなことを言ってくれたり……!

それなのに、珠々に「好きです」と言われた瞬間に、ダダダッと逃げ出してしまうのが、健治らしいというかなんというか……。珠々も珠々で、健治に振られたものだと勘違いして、「大丈夫。わたしには、(宮沢)賢治がいますから!」とかカッコつけちゃうし! 本当は、全然大丈夫じゃないくせに!

ただ、そのおかげで「ちょっと嫉妬するレベルですよ。宮沢さんにですよ。あなたは、何かと言えば、賢治! 賢治! で、その賢治は僕ではない。『星めぐりの歌』や『双子の星』は好きでしたが、僕は今や実際問題、宮沢さんがもう好きではない!」と嫉妬心を露わにする健治が見られたので、珠々には大感謝です。

「138億年の宇宙史のなかで、あなたがいる時間に生まれたことだけは、僕の勝ちです。宇宙はこんなに広くて、地球上だけでもあまたの生物がいるなかで、あなたに出会えたことは、僕の幸いです」

健治の文学的すぎる愛の言葉に、胸を打たれたのはわたしだけではないはず。たしかに、わたしもふと思うことがあります。人生、100年時代と言われているけれど、138億年の宇宙史があると考えると、100年なんて一瞬と同じようなもの。そんななかで、同じ世代に生まれて、同じ時を刻んでいるって、かなりすごい……というか、今生きている人すべて“運命”みたいなもんじゃない? って。

さらに、健治は誰かを好きになって、嫌いだった世界をちょっぴり好きになることができた。どんなに汚いものを見てしまったとしても、珠々の存在が心の濁りを和らげてくれる。そんな恋をしている健治には、ぜひあゆ(浜崎あゆみ)の『JEWEL』を聴いていただきたい……! 健治がいま光を見失わずに前を向いて歩けるのは、いつも珠々がこの街の片隅にも汚れのないものが残っている事を教えてくれるからなんですよね……(大号泣)。

健治と珠々のやり取りを見ていると、“恋をすること”そのものが救いになっていく過程が丁寧に描かれていて、胸がいっぱいになります。健治が珠々に向ける言葉は、単なる口説き文句ではなく、“生きる意味”を見つけた人間の祈りのよう。だからこそ、視聴者の心にまっすぐ刺さるんだと思います。

そして、告白が描かれたのが第9話というのも重要なポイント。正反対な性格の健治と珠々の恋路は、一筋縄ではいかないはず。むしろ、ここからが本当の試練の始まりであり、“愛の真価”が問われていくことになるのでしょう。恋をすることで得る幸いだけでなく、不幸も分かち合えるかどうか。結ばれることよりも、共に生きることのむずかしさを描こうとする姿勢に、『ぼくほし』らしさを感じました。

■一度貼られた“黒いラベル”は二度と“純白”には戻れない?

健治と珠々のラブロマンスの裏側で、副会長の斎藤(南琴奈)が大麻所持の容疑で警察に逮捕されるという想定外のスキャンダルが発生しました。もちろん、真面目な斎藤がそんなことをするはずはありません。彼女はただ幼なじみの男子から、「ボランティア先の子の誕生日プレゼントを代わりに届けてほしい」と頼まれただけ。まさか、そのなかに大麻が入っていて、いつの間にか“運び屋”の動きをさせられていたなんて──。

斎藤は、他校に通う友人たちがODや違法薬物の話をしているのを聞き、その場から立ち去ったくらいに潔癖な人物です。希望する大学への推薦も決まり、彼女の未来は光に包まれているはずだった。それなのに、幼なじみの男子が振られた腹いせに仕掛けた卑劣な罠によって、すべてを失いかねない状況に追い込まれてしまったのです。

「どうして、わたしが?」と叫びたくなるような理不尽。信じていた人に裏切られ、真面目に積み上げてきた日々が一瞬で崩れてしまう怖さ。これは、斎藤ひとりの物語ではなく、“現在の闇”を映し出しているように感じます。

もちろん、斎藤は悪くない。しかし、一度でも「黒」とラベルを貼られてしまえば、二度と純白に戻ることはできないのが今の世の中。それが本当に黒なのか、偽りの黒なのかは、世間にとっては関係のないこと。斎藤が入学するはずだった大学も、彼女の過去を正しく精査することはせず、“不祥事を起こした学生を迎え入れるリスク”を避けるために、推薦を取り消す可能性があります。

わたしたちは、“見えている事実”だけで、他人を裁いていないだろうか? SNSでの発言、報道の切り取り、よく分からない自称関係者の証言……それらの印象だけで、「黒だ」と決めつけていないだろうか? 健治と珠々の恋が瑞々しく描かれる一方で、斎藤のストーリーは青春を取り巻く社会の闇を突きつけてきます。

次回、斎藤は自らの潔癖を証明することができるのでしょうか。ラブロマンスと社会派ドラマが交錯する『ぼくほし』は、視聴者に問いを投げかけながら、クライマックスへと進んでいきます。

(文:菜本かな)

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