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アクセルとブレーキ踏み間違い事故は「日本が突出」? 一体なぜなのか 意外と根深い問題

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若年層の「踏み間違い事故」 高齢者とは原因が違うって?

 依然として後を絶たない「アクセルとブレーキ踏み間違い事故」。そのニュースを目にするたびに、「どうしてそんなことが起こるのだろうか」と疑問に思う人も少なくないことでしょう。

Large figure1 gallery7 後を絶たない「アクセルとブレーキ踏み間違い事故」。でもどうして起こるのだろうか。(画像:運転事故防止推進協議会)。

 世界的に見ても「アクセルとブレーキ踏み間違い事故」は多く発生していますが、「実は日本は諸外国として比較し、これらの事故の件数が突出して多く、また死亡事故などの被害も多くなっている」と、NPO法人運転事故防止推進協議会の理事長を務める山下裕隆氏は言います。詳しく聞きました。

 まず、山下氏は「アクセルとブレーキ踏み間違い事故」に関する統計から解説してくれました。

「『アクセルとブレーキ踏み間違い事故』は、高齢者だけでなく実は24歳以下の若年層も多いです。年代層別の事故発生件数は、おおむね次の通りです。

・75歳以上 12.3件
・24歳以下 10件
・65~74歳 4.9件[洋中1.1]
(2018〜2020年『ペダル踏み間違い事故に関する統計』警察庁等のデータより)

このように、若年層の事故が多いのは、運転に不慣れだという技術面での問題が大きな原因だと考えられますが、一方、依然として多い高齢者の事故は、また別の原因があるように考えています。そして日本で『アクセルとブレーキ踏み間違い事故』が多いのは、日本の法令特有の理由が隠れていると考えています」(山下氏)

山下氏は、「アクセルとブレーキ踏み間違い事故」とは道路交通法の関係について、さらにこう続けます。

「1983(昭和58)年まで、日本の道路交通法ではドアミラー車の販売が禁止されていました。この時代までのクルマはボンネットの上についているフェンダーミラー車でした。フェンダーミラーは運転席から遠い上に、ミラーも小さいものでしたが、現在55歳を超える日本人の多くは、このフェンダーミラー車で運転を教わりました。そのため、クルマをバックさせる際などには、目視で後ろを確認するために振り向いたり、運転席の窓から顔を出して後進させたりするドライバーが非常に多いのです。

 誰でも年齢を重ねると徐々に、体の柔軟性が衰えてきますが、こういった自覚がないまま、体を捻る角度が浅くなることにより、ブレーキペダルから足が離れやすくなります。 すると当然ですが、ブレーキペダルを踏んだつもりが、アクセルを踏んでしまうこととなり、踏み間違い事故が発生する原因のひとつとなっています」(山下氏)

「右ハンドル車は危険なクルマ」説

 また、山下氏は「日本車の右ハンドル」であることにより、「アクセルとブレーキ踏み間違い事故」が誘発されている可能性が否めないとも指摘します。

Large figure2 gallery8 「自分が運転するクルマを人、他車、モノに接触させない」という強い意識を持つことがまず大切だ(画像:運転事故防止推進協議会)。

「日本車では『右ハンドル』を採用しておりますが、世界を見渡すと、『右ハンドル』を採用している国は日本に加え、イギリスと国旗の中にイギリスの国旗マークが入っているユニオンフラッグのオーストラリア、ニュージーランド、 フィジーなど少数です。

 特に日本車の国内向け販売車両は日本産業規格(JIS)が『右ハンドル車のウインカーレバーはステアリングの右側』と規定しているため、レアな右ハンドルに加え、もっとレアなハンドルの右側にウインカーレバーの仕様となっているのです。

 世界的には左ハンドル車が主流であり、おおよそ80%の車両が左ハンドル車です。 『右ハンドル車は危険なクルマ』として中国、ベトナム、カンボジア、ミャンマーなどは輸入や走行を禁⽌または厳しく規制しています。その理由について『追い越しの際に反対車線の見通しが非常に悪い』『交差点で左折する時に対向車線の見通しが悪い』といった安全上のことを指すことが多いです。

 しかし、もっと別の意味で右ハンドルがもたらす『アクセルとブレーキ踏み間違い事故』との因果関係があると考えられています。その因果関係とは、左ハンドル車も右ハンドル車も、ハンドルの位置は左右違っていても、ブレーキペダルは左側でアクセルペダルは右側とハンドルの位置に関係なく全て共通ということです。

 アクセルとブレーキの踏み間違い事故の多くは、発進時と車庫入れ時に多く発生していますが、特に車庫入れ時には助手席の左側から車庫入れするケースが非常に多いのです。車庫入れ時に助手席側の窓の外を目視すると当然ですが身体は左側に斜めに傾きます。左斜めに傾いた状態でブレーキを踏むと、殆どの人がブレーキペダルの右下部分を踏んでいるのですが、ここでブレーキペダルから足を滑らせてしまうとアクセルペダルを強く踏んでしまう現象が起こりやすくなっているのです」(山下氏)

 このように、日本特有の事情が反映して「アクセルとブレーキ踏み間違い事故」が多くなっているわけですが、山下氏がこれまで数多くのドライバーに指導をし、接してきた経験に基づくと、以下のような人と場面が事故を起こしやすい傾向にあると言います。

「まずパニック状態に陥りやすい人が踏み間違い事故を起こしやすいです。また、発生する場面は、クルマが停車している状態から動かし始めた初期段階です。

 そして、その発生場所のほとんどが狭い道路、駐車場、交差点などです。『もしかしたらクルマを接触させてしまうのではないか』と緊張している状況で、携帯電話が突然鳴ったりして、パニック状態に陥り、結果的にアクセルとブレーキを踏み間違えてしまうことが多くあります」(山下氏)

どうすれば事故減らせる? 専門家の考えとは

 最後に、どうすれば「アクセルとブレーキ踏み間違い事故」が減少するかについての助言をもらいました。

「多くの安全運転講習では、事故を起こさない運転として『運転席に座らせて見えない死角の位置と距離』『速度を出すな!』と教育をすることが多いです。しかし、前述の通り『アクセルとブレーキ踏み間違い事故』が多く起きるのは狭い道路、駐車場、交差点など『速度が落ちた』状況です。

 アクセルとブレーキの踏み間違い事故のほとんどは、車が停車した状態から車を動かし始めた初期段階で多発しています。ブレーキペダルから足を離して、すぐにアクセルを踏むのではなく、ブレーキペダルから足を離す際に、クルマがゆっくり動き出すクリープ現象を利用し、ブレーキペダルから足を離し、⼀呼吸置いてからアクセルを踏むことで緩急の少ない運転となります。

 また、多くのドライバーは停車中にハンドル操作をしています。 停車中にハンドルを回す行為を『スエ切り運転』といいますが、スエ切りをするとベテランドライバーであっても物理的にハンドルが真っ直ぐの状態を把握することが難しくなるため、発進時にタイヤの向きが予想していない方向に向くことがあるのです。

 そこでアクセルを踏むと、予測しない方向にクルマが急に進むためにパニック状態に陥ってしまいます。 ですから先ほど解説した方法と同じで、ブレーキペダルから足を離してからハンドルを回す運転を心掛けるだけで、アクセルとブレーキの踏み間違い事故の確率は下がる上に、気付くとクルマを手足のように自由自在に操れるようになります。

 クルマを人間に接触させたら『⼈身事故』、クルマをモノに接触させたら『物損事故』となります。クルマを『何かに接触させない運転』をすれば事故は確実に減ると思います」(山下氏)

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