計画から68年、なかなかできない超重要道路「横浜藤沢線」12月に一部4車線化! 圏央道アクセス担う
- 乗りものニュース |

圏央道アクセス道路、とりあえず鎌倉市境が4車線化
神奈川県藤沢土木事務所は2025年12月5日、鎌倉市で整備中の「横浜藤沢線」(関谷工区)について、今月2度にわけて車線を切り替え、暫定4車線にすると発表しました。
暫定4車線開通する横浜藤沢線 関谷工区(画像:神奈川県)。
横浜藤沢線は横浜市内の環状2号を起点に、藤沢市の海沿いの国道134号に至る14.3kmの路線で、横浜市が道路ネットワークの骨格をなす「3環状10放射道路」の一つに位置づけるほど重要な幹線道路です。ただ、1957年の計画決定から68年が経っても、開通区間はごく一部にとどまっています。
まとまって完成しているのは鎌倉・藤沢市内の3.3kmで、今回はその4車線区間が横浜寄りに延長する形です。横浜市境から阿久和鎌倉線の立体交差付近までが、12月18日にまず暫定3車線(横浜方面2車線、藤沢方面1車線)で供用され、22日に4車線化されます。
同区間のやや北側では、圏央道の一部として建設中の「横浜湘南道路」と「横浜環状南線」が交わる「栄IC・JCT(仮)」があります。横浜藤沢線はそのアクセス道路としての役割を担います。
ただ、関谷工区から横浜市内に入ると、昔ながらの2車線道路となります。
横浜市側の横浜藤沢線は、栄JCTから横浜湘南道路の高架下部分を新設、そこから市境まで既存道路を拡幅する「田谷小雀工区」約1.4kmが事業中ですが、事業進捗率は2024年度末時点で69%といったところです。
なお、藤沢側も柏尾川を渡った先の県道藤沢鎌倉線で途切れています。その先の延伸工事も進んではいるものの、横浜市側も含め、14.3kmの全線が完成するめどは立っていません。
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