楽天ゴールドカードをメリットからデメリットまで解説!プレミアムカードとも比較
楽天ゴールドカードはさまざまなメリットがあるため人気がありますが、楽天プレミアムカードと比較して選ぶのがおすすめ。この記事では、楽天カードゴールドのメリット・デメリット、プレミアムカードとの違いまで詳しく解説します。
- 楽天ゴールドカードの年会費・ポイント還元率などのスペックをチェック
- 楽天ゴールドカードのメリット
- 楽天ゴールドカードの改悪とデメリット
- 楽天ゴールドカードの損益分岐点
- 楽天ゴールドカードと楽天プレミアムカードの比較
- 楽天ゴールドカードに切り替える前によく検討しよう
楽天ゴールドカードの年会費・ポイント還元率などのスペックをチェック
楽天ゴールドカードは、楽天ポイントの貯めやすさから、人気の高いクレジットカードです。さらに、年会費が安いことも楽天ゴールドカードの魅力。
一般的なゴールドカードの年会費は10,000円前後とコストがかかりますが、楽天ゴールドカードは年会費が2,200円となっており、それほど高くはありません。高い限度額や、お誕生日サービス、国内空港ラウンジ無料利用など、ゴールドカードならではの特典も満載です。
楽天ゴールドカードは、以下のように4種類ある楽天カードのうちの一つであり、一般カードの1つ上に位置しています。
楽天カードの特典はそのままに、ゴールドカードのメリットが加わったクレジットカード。比較的安いコストでステータス性を持てることも魅力の一つです。
楽天カードよりも限度額を上げたい人、比較的安いコストでゴールドカードを持ちたい人、旅行のときに国内ラウンジを使いたい人に、楽天ゴールドカードはおすすめです。
楽天ゴールドカードのメリット
楽天ゴールドカードには、以下のような、さまざまなメリットがあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
- お誕生月サービスでポイントアップ
- ETCカードが無料で発行できる
- 利用限度額が一般カードの2倍
- 空港ラウンジが年2回まで利用可能
- 海外のトラベルデスクが無料で利用可能
1.お誕生月サービスでポイントアップ
楽天ゴールドカードでは、誕生月に楽天市場や楽天ブックスでの買い物をすると、最大4倍のポイントが貯まる特典があります。
楽天ブックスは本・DVD・CD・ゲームコンテンツ、音楽配信などジャンルの幅広さが魅力。誕生日月には楽天ゴールドカードを使い、楽天市場・楽天ブックスで日用品やデジタルコンテンツなどをまとめて買うとお得です。
ただし、楽天ポイントの獲得上限は2,000ポイントまでとされているため注意しましょう。
2.ETCカードが無料で発行できる
楽天カードでETCカードを発行すると年会費550円がかかりますが、ゴールドカードではETCカードの発行手数料・年会費ともに無料で利用できます。
ETCカードの利用料金に応じて楽天ポイントも貯まるため、通勤やお出かけで頻繁に高速道路を利用する人は、ETCカードが無料で持てる楽天ゴールドカードがおすすめ。
3.利用限度額が一般カードの2倍
楽天カードの利用限度額は100万円ですが、楽天ゴールドカードの利用限度額は2倍の200万円です。
楽天カードでは大きな買い物をしにくいと感じている人、クレジットカード決済を増やしてポイントを多く貯めたい人は、楽天ゴールドカードがおすすめです。
ただし、限度額は独自の審査基準によって決められるため、個人によって差があることを覚えておきましょう。
4.空港ラウンジが年2回まで利用可能
楽天ゴールドカードでは、国内主要空港とハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港、韓国の仁川空港のラウンジを年に2回(毎年9月1日~8月31日を1年間とする)、無料で利用可能。
空港ラウンジにはコンセントやWi-Fi、フリードリンク、備え付けの新聞や雑誌などがあり、出発まで充実した時間を過ごせます。旅行やビジネスで飛行機を利用する人には、かなり嬉しい特典です。
5.海外のトラベルデスクが無料で利用可能
楽天ゴールドカードでは、世界38カ所にあるトラベルデスクを無料で利用できることが大きな魅力です。
トラベルデスクが設置されている主要都市としてはニューヨーク、ホノルル、パリ、ミラノ、上海などがあり、以下のサービスを受けられます。
- パスポート・カードの紛失や盗難の対応
- 病気やケガなど緊急時の現地サポート
- 現地の観光情報の案内
- レストランやオプショナルツアーの予約
トラベルデスクでは、緊急時の対応はもちろんのこと、現地で話題のレストランの予約なども頼めます。旅行をより充実したものにするため、トラベルデスクをうまく活用しましょう。
楽天ゴールドカードの改悪とデメリット
楽天ゴールドカードの、多くのメリットについて紹介しました。一方で、以下のようにいくつかのデメリットがあるのも事実。よく理解しておくことが大切です。
- 保険の保証内容は楽天カードと同じ
- 改悪によりSPUのポイント倍増がない
- 年会費がかかる
1.保険の保証内容は楽天カードと同じ
楽天ゴールドカードは、一般カードである楽天カードよりもランクが一つ上であるものの、海外旅行傷害保険の補償内容は、一般カードと変わりません。他社のゴールドカードと比べると、補償額は劣ります。
楽天ゴールドカードの海外旅行傷害保険は、以下の通りです。同じく人気の高いゴールドカードである、三井住友カード ゴールドと比較すると、大きな差があるのがわかります。
また、楽天ゴールドカードにはショッピング保険も付帯されていません。
クレジットカードの付帯補償を重視する人は、楽天ゴールドカードは向いていません。「海外旅行をそこまで頻繁にしない」「保険は他で入っている」という方には問題ないでしょう。
2.改悪によりSPUのポイント倍増がない
楽天ゴールドカードは、2021年のルール変更により、楽天のSPU(スーパーポイントアッププログラム)での条件が楽天カードと同等の「ポイント+2倍(月間獲得上限は5,000ポイント)」に変更。
SPUでメリットがあるのは、楽天プレミアムカードから(+4倍、上限15,000ポイント)です。楽天ポイントをしっかりと貯めたい人は、楽天ゴールドカードではなく、楽天プレミアムカードがおすすめです。
3.年会費がかかる
楽天カードと楽天ゴールドカードを比べると、ポイントの貯めやすさや海外旅行傷害保険の補償内容は変わらないにもかかわらず、楽天ゴールドカードは年会費が2,200円かかります。
楽天ゴールドカードのメリットに対して年会費を払うだけの価値があるか、よく検討してから申し込みましょう。
楽天ゴールドカードの損益分岐点
楽天ゴールドカードは改定前よりもポイントを貯めづらくなりましたが、年会費の元を取ることは可能です。元を取るためには、「ETCカードの発行」と「誕生日ポイント」が鍵となります。
通常の楽天カードでは、ETCカードの年会費が550円がかかります。しかし、楽天ゴールドカードなら、発行も年会費も無料。ETCカードを発行すると、コストは「ゴールドカード年会費2,200円−ETC年会費550円=1,650円」に下がります。
さらに、楽天ゴールドカードならではの特典である、誕生月サービス(+1倍)で、1,650ポイントを貯めましょう。
楽天ポイントは100円で1ポイントのため、楽天市場や楽天ブックスで誕生月に165,000円以上使う必要があります。かなり大きな金額ですが、楽天のふるさと納税や家具家電などを購入すれば達成は可能です。
ETCカードを発行し、誕生日月に約17万円以上の買い物をするのであれば、楽天ゴールドカードの方が、メリットが大きいと言えます。
また、空港ラウンジの利用料も通常は1,000円〜3,000円ほどかかるため、ラウンジを利用する機会がある人は、利用の有無も考慮するとよいでしょう。
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開催期間:2024/11/15(金)10:00~2024/11/25(月)10:00
※特典(期間限定ポイント含む)の進呈には条件がございます。詳細は公式サイトをご確認ください。
楽天ゴールドカードへの切り替えは「ステータス性のあるカードを安く持ちたい人」におすすめ
楽天ゴールドカードと楽天カードではそれほど差がないことがわかりましたが、どのような人に楽天ゴールドカードがおすすめなのでしょうか。
楽天カードからランクアップしたいという人、ゴールドカードへの切り替えを検討している人は、以下の条件にあてはまるかどうかを確認してみましょう。
- 比較的安い金額でステータス性のあるゴールドカードを持ちたい人
- 利用限度額が100万円では足りない人(ただし審査あり)
- 年に数回でも空港のラウンジを利用したい人
- 海外旅行でトラベルサポートがあると安心な人
- 誕生月に4万円以上買い物をする、日ごろからETCカードを利用する
上記の条件に当てはまる人は、楽天ゴールドカードがおすすめです。
特に、トラベルサポートや空港ラウンジの無料利用は、旅行に行くときに大きなメリットがあります。年に数回旅行に行くという人や、飛行機を利用する人は楽天ゴールドカードを保有し、特典をうまく活用してください。
楽天ゴールドカードと楽天プレミアムカードの比較
楽天プレミアムカードの年会費は高額に見えますが、一般的なゴールドカードの年会費が1万円前後であることから、楽天プレミアムカードは他社のゴールドカードと同じ位置づけのカードと判断できます。
また、申し込み条件は、楽天プレミアムカードでは「安定収入がある人」という条件がプラス。楽天プレミアムカードは限度額が高いため、審査通過の条件として、ある程度の収入が必要と考えられます。
他の違いとしては、ポイント還元率やカード付帯の保険、空港ラウンジの利用条件などがあるため、それぞれ詳しく解説します。
楽天ゴールドカードと楽天プレミアムカードの違い
楽天ゴールドカードと楽天プレミアムカードを比較するときには、以下の3つのポイントに注目しましょう。ここでは、それぞれの特徴について解説します。
- ポイント還元率の違い
- カード付帯保険の違い
- 空港ラウンジ
1.ポイント還元率の違い
楽天ゴールドカードと楽天プレミアムカードでは、ポイントの貯まりやすさに違いがあります。まずは、SPUの違いです。
SPUでは、楽天ゴールドカードは+2倍(月間獲得上限5,000ポイント)ですが、楽天プレミアムカードは+4倍(月間獲得上限15,000ポイント)で、プレミアムカードの方がポイントを貯めやすくなっています。
誕生月にポイント還元率が上がる「お誕生月サービス」は、どちらにも付帯。また、楽天プレミアムカードはお誕生月に加えて「選べるサービス」も利用できるため、ポイント還元率を最大6倍まで上げられます。
2.カード付帯保険の違い
楽天ゴールドカードと楽天プレミアムカードでは、以下のように海外旅行傷害保険の補償内容にも違いがあります。
また、楽天ゴールドカードには国内旅行傷害保険がありませんが、楽天プレミアムカードには最高5,000万円の国内旅行傷害保険が付帯している点もメリットです。
旅行傷害保険に加えて、楽天プレミアムカードには、「楽天プレミアムカードで購入した商品が90日以内に偶然な事故によって破損などの損害が起こった場合、補償される」という動産保険も付帯しています。
楽天プレミアムカードは、各種補償が充実していることが大きな魅力です。
3.空港ラウンジ
楽天ゴールドカードは国内空港ラウンジ(一部海外のラウンジも含む)が年間2回無料である一方、楽天プレミアムカードには回数制限がありません。
また、楽天プレミアムカードを保有していると、世界148か国、1,300カ所以上の空港ラウンジが利用できる「プライオリティパス」も無料で利用できます。
プライオリティパスは、定価が399ドル(約4万円)のため年会費を上回るお得さ。旅行やビジネスで海外に行く人であれば、プライオリティパスが無料で使える、楽天プレミアムカードがおすすめです。
楽天ゴールドカードに切り替える前によく検討しよう
楽天ゴールドカードは、2,200円という年会費でゴールドカードを保有できますが、ポイント還元率や補償面では、楽天カードとあまり変わりません。
ステータスカードらしいメリットや特典を活用したい場合は、楽天ゴールドカードのもう一つ上のランクの「楽天プレミアムカード」がおすすめです。
楽天カードからの切り替えを検討する場合は、楽天ゴールドカードと楽天プレミアムカードを比較し、自分に合った一枚を選びましょう。
プロがおすすめのクレジットカードを紹介する専門メディア「クレジットカード+」の編集部です。