クレジットカードの多重申し込みは何枚までできるか解説!審査への影響についても紹介
「クレジットカードの多重申し込みは何枚までできる?」と気になり、お調べですね。この記事では多重申し込みができる枚数、2枚目、3枚目を申し込む場合の目安の期間などをお伝えします。複数持ちにおすすめのカードも紹介しますので、参考にしてください。
- クレジットカードの複数申し込みは2枚まで!多重申し込みには注意
- クレジットカードの多重申し込みはバレる!理由を解説
- 複数枚のクレジットカードを選ぶ3つのポイント
- クレジットカード複数申し込みにおすすめのメインカード
- クレジットカードを複数申し込みしても審査に通る5つのコツ
- クレジットカードの多重申し込みは期間を空けよう
クレジットカードの複数申し込みは2枚まで!多重申し込みには注意
クレジットカードの複数申し込みは1ヶ月に2枚までにしましょう。なぜ2枚なのかという明確な理由はありませんが、一般的にそれ以上だとカード発行会社から多重申し込みとみなされ、審査に悪影響が及ぶ可能性があるためです。
悪影響を及ぼす可能性があるのは、以下の2つの理由からです。
- クレジットカードが利用されないのを防ぐため
- 貸し倒れする可能性を下げるため
カード発行会社がクレジットカードを発行するのには費用が必要なため、カードを利用してくれる人に発行したいと考えています。一度に複数枚のカードを申し込むと、カード会社に「他のカードばかり使って、うちのカードは使ってもらえないのでは?」と思われ、審査に通りづらくなります。
また短期間にクレジットカードを複数枚持たないといけないぐらい「お金に困っている人」「貸し倒すつもりの人」とも思われやすくなり、審査に悪い影響を与えてしまいます。
クレジットカードの審査はカード発行会社にどれだけ信用してもらえるかが重要ですので、不審に思われないように多重申し込みは辞めておきましょう。
最悪の場合は申し込みブラックに登録されてしまう
多重申し込みをすると最悪の場合、申し込みブラックに登録されてしまいます。申し込みブラックとは、短期間に複数のキャッシング商品に申し込むことで、ローンやクレジットカードの審査に通りにくい状態になってしまうことです。
よく聞くブラックリストとは違うもので、金融事故情報としては登録されません。しかし、申し込みブラックになると、6ヶ月から1年間ぐらいはローンやクレジットカードなどのキャッシング商品で審査が通りづらくなってしまいます。
クレジットカードの多重申し込みはバレる!理由を解説
多重申し込みをしてもバレないのでは?と考えている人もいるかもしれませんが、実際には必ずバレます。というのも、クレジットカードの申し込み情報は個人信用情報機関に記録されているからです。
個人信用情報機関には以下の3つの機関があります。
- 株式会社シー・アイ・シー(CIC)
- 日本信用情報機構(JICC)
- 全国銀行個人信用情報センター(JBA)
クレジットカードへの申し込み情報は主にCICに記録されており、カード発行会社は審査を行う際に必ず確認。だから多重申し込みをしたかどうかは必ずバレるんです。
2枚目を作ったあとは最低6ヶ月期間をあけて3枚目を申し込む
クレジットカードの申し込み情報がCICに記録されている期間は、6ヶ月間です。そのため3枚目を作る場合は、2枚目を申し込んだ日から最低6ヶ月期間をあけて、3枚目を申し込みましょう。
6ヶ月以内に申し込むと必ず審査に通らないわけではありませんが、緊急の理由がない場合は、辞めておくほうが無難。どうしても複数枚のクレジットカードが欲しいなら、審査がないカードを検討しましょう。
以下の記事で審査のないカードについて解説していますので、参考にして下さい。
複数枚のクレジットカードを選ぶ3つのポイント
複数枚のクレジットカードを選ぶ上で、意識してほしいのは以下の3つのポイント。
- メインカードとサブカードを決める
- 国際ブランドは違うものを選ぶ
- 異なる特典があるものを選ぶ
1つずつ詳しく見ていきましょう。
①メインカードとサブカードを決める
メインカードはどのカードで、サブカードはどのカードにするのかを決めましょう。複数枚作るなら、それぞれのカードでどんな用途で使うのかを決めておいた方が、よりお得に利用できます。
例えば、普段の買い物はメインカードで、電車やバス、飛行機などを使うときにはサブカードでと決めておくといいでしょう。クレジットカードは種類によって、買い物でお得なものもあれば、交通機関での利用にお得なものもあるためです。
それぞれのカードが最もお得に利用できるように考えて、クレジットカードは複数枚作るようにしましょう。
②国際ブランドは違うもの選ぶ
複数枚のクレジットカードを発行するなら、それぞれ違う国際ブランドを選びましょう。違う国際ブランドを持っていた方が、それだけクレジットカードを使えるお店が増えるためです。
特に海外での利用を考えているなら、VisaかMastercardを選ぶようにしましょう。JCBは国内でのシェア率は高いですが、海外だとあまり使えるお店はありません。
それ以外の国際ブランドについても以下の記事でより詳しくお伝えしていますので、参考にして下さい。
③異なる特典があるものを選ぶ
異なる特典があるものを選びましょう。例えば、1枚目はポイント還元率がいいカードを選んだのなら、2枚目は旅行関連サービスの特典が充実しているものを選ぶといった具合です。
違う特典を組み合わせることで、より多くのサービスをお得に利用できます。なおクレジットカードに付帯している旅行保険については、保険の種類によって扱いが異なってきます。
詳しくはJACSSの「よくある質問」を参照してください。
クレジットカード複数申し込みにおすすめのメインカード
クレジットカードを複数持つ場合におすすめのメインカードは以下の2つです。
- JCB CARD W
- 楽天カード
それぞれ見ていきましょう。
①JCB CARD W
メインカードにおすすめのクレジットカードはJCBカードWです。18歳〜39歳の人しか発行できませんが、通常のポイント還元率が1.0%と充実しています。
また以下のお店で利用すれば、さらにポイントを貯められます。
- スターバックスでの利用でポイント10倍
- Amazonでの利用でポイント4倍
- セブンイレブンでの利用でポイント3倍
- etc......
若年層向けのクレジットカードなので、審査も厳しくありませんし、年会費無料なので、複数クレジットカードを持つとしてもコストがかかりません。
普段使いにピッタリのクレジットカードと言えるでしょう。JCB CARD Wについては以下の記事でも詳しく解説しています。
②楽天カード
楽天カードもメインカードとしておすすめです。年会費無料で持つことができますし、通常のポイント還元率が1%と充実。
楽天カードは特に楽天関連サービスをよく使う人にとっては、メインカードとしてピッタリです。なぜなら、以下のような楽天関連サービスを使えば使うほどポイント還元率がアップするためです。
- 楽天市場でのカード利用でポイントプラス2倍
- 楽天市場アプリでのショッピングでポイントプラス0.5倍
- 楽天モバイルの利用でポイントプラス1倍
- etc......
貯まった楽天ポイントは、楽天市場や楽天トラベルなど楽天関連サービス内で使うとよりお得です。もし楽天カードをメインカードとして選ぶなら、サブカードは他のお店でもポイントが効率的に貯まるクレジットカードを選ぶことをおすすめします。
サブカードはメインカードと違いがあるものを選ぶ
サブカードはメインカードと違いがあるものを選びましょう。例えば、メインカードをJCB CARD Wにするなら、サブカードには以下のようなクレジットカードがおすすめです。
- 旅行関連サービスの特典が充実しているもの
- 通勤・通学でお得になる特典が充実しているもの
- 国際ブランドがJCB以外のもの
特典や国際ブランドがメインカードと違うものを選べば、より多くのお店や地域でクレジットカードを利用できます。サブカードでおすすめなクレジットカードについては、以下の記事で詳しく解説しています。
クレジットカードを複数申し込みしても審査に通る5つのコツ
クレジットカード複数枚持ちたい場合は、期間をあけた上で、以下のことを意識して申し込みをすると、審査に通りやすくなります。
- キャッシング枠は設定せずに申し込む
- 審査が厳しいクレジットカードから申し込む
- 毎月所持しているカードで決済を行う
- 支払い遅延を起こさずにカードを利用する
- 半年は継続してクレジットカードを持ち続ける
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①キャッシング枠は設定せずに申し込む
キャッシング枠はなるべく設定せずに申し込ましょう。キャッシング枠ありで申し込みをしてしまうと、通常よりも審査に通るのが難しくなってしまうためです。
キャッシングはカード発行会社に現金を借りるものですので、キャッシングを希望しているということは「お金に困っている人なのでは?」と不審に思われてしまいます。そのため審査に通る可能性を少しでも上げたいなら、基本的にはキャッシング枠は0円で申し込みましょう。
②審査が厳しいクレジットカードから申し込む
複数枚のクレジットカードを申し込む予定がある場合は、審査が厳しいクレジットカードから申し込みましょう。
審査が厳しいクレジットカードから申し込めば、短期間に2枚のクレジットカードを申し込んだとしても、「1枚は審査が厳しいから、もう1枚は万が一のことを考えて申し込んだのだろう」とカード発行会社には思ってもらいやすくなります。
クレジットカードの審査基準は公表されていませんので、審査の厳しいクレジットカードを選ぶのは難しいかもしれません。審査に厳しいクレジットカードについては以下の記事で詳しく解説していますので、参考にして下さい。
③毎月所持しているカードで決済を行う
現在所持しているクレジットカードを毎月利用している状態で、新しいクレジットカードを申し込みましょう。利用せずに所持しているクレジットカードがあると、「うちのクレジットカードも利用してもらえないのでは?」とカード発行会社に思われてしまうためです。
毎月少額でもクレジットカードで決済すれば、クレジットヒストリーが良い評価になります。もし所持しているクレジットカードを全く使わないのであれば、解約しましょう。
毎月利用をしているクレジットカードだけにしてから、新しいクレジットカードを申し込みましょう。
④支払い遅延を起こさずにカードを利用する
毎月利用することも大事ですが、利用した後にきっちりと支払いをすることも大事です。遅延や延滞、滞納をしてしまうと、クレジットヒストリーが傷ついてしまうためです。
また遅延や延滞、滞納を繰り返すと、最悪の場合、ブラックリストに登録されてしまいます。申し込みブラックとは違い、金融事故情報として個人信用情報機関にも記録されるため、新しいクレジットカードを作るのはかなり厳しくなります。
ブラックリストに登録されてしまうと、5年以上は消えません。一度登録されてしまうと、自然に消えるまで消す方法は一切ないため、遅延や延滞、滞納などは絶対にしないで下さい。
⑤半年は継続してクレジットカードを持ち続ける
クレジットカードを発行した後、最低でも半年は所持し続けることも大切。発行した後すぐに解約してしまうと、「うちのカードもすぐに解約されてしまうのでは?」と思われてしまうためです。
半年以上はしっかりと利用をして、所持することで、悪い印象を与えるはありません。またクレジットカードを申し込む前に、「本当に自分はこのカードを利用する予定があるか」と吟味することも大切です。
入会キャンペーン目的などでクレジットカードを申し込むことは、できる限り控えましょう。
クレジットカードの多重申し込みは期間を空けよう
クレジットカードの多重申し込みは、審査に悪影響を与えてしまうので辞めましょう。複数申し込む場合も、2枚までにしておき、3枚以上作る場合は6ヶ月期間を空けてから作るようにして下さい。
クレジットカードを複数持つ場合は、メインカードとサブカードを決めて、用途に合わせて使い分けることをおすすめします。上手く複数枚のクレジットカードを使いこなせれば、1枚だけで利用するよりもお得になる点が多々あります。
闇雲に作るのではなく、どういう目的でそのクレジットカードを持つのか明確にし、相性がいいものを選ぶようにしましょう。
プロがおすすめのクレジットカードを紹介する専門メディア「クレジットカード+」の編集部です。