アメックスゴールドカードの年会費は高い!メリットからデメリットまで徹底解説
アメックスゴールドカードの年会費は31,900円(税込)とかなり高額です。その分、ステータス性と豪華な特典はかなり魅力的。アメックスゴールドカードのメリット・デメリット、さらに編集部おすすめのゴールドカードまで徹底解説します。
- アメックスゴールドカードの年会費と基本情報
- アメックスゴールドカードの年会費は高い!
- アメックスゴールドカードを持つ3つのメリット
- アメックスゴールドカードの豪華な特典6つ
- アメックスゴールドカードの3つのデメリット
- アメックスゴールドカードの年会費は高いのも納得
アメックスゴールドカードの年会費と基本情報
「アメックスゴールドカード」は、アメリカン・エキスプレスが発行するゴールドカード。このデザインに憧れを持つ人は多いのではないでしょうか。アメックスゴールドカードの最大の魅力はズバリ、ステータス性と豊富な特典です。
しかし、31,900円(税込)の年会費は他のゴールドカードと比べて高額。値段相応の価値があるのか気になりますよね。そこで、他のアメックスカードやゴールドカードと年会費を比較し、アメックスゴールドカードのメリットとデメリットを解説します。
アメックスゴールドカードの年会費は高い!
年会費が高いアメックスゴールドカードですが、他のクレジットカードとどのくらい差があるのでしょうか?発行元ごとに分けて、比較してみましょう。
プロパーカード
プロパーカードはアメリカン・エキスプレス社が直接発行しているクレジットカードで、ゴールドカードの他にグリーンカードとプラチナカードがあります。
ステータスの象徴でもあるアメックスカードは、他のクレジットカードと比べて全体的に年会費が高く設定されています。アメックスゴールドは、アメックスのステータスの魅力と、お得な年会費を兼ね備えたアメックスカードといえます。
提携カード
提携カードはアメリカン・エキスプレス社と企業が提携して発行したクレジットカードです。プロパーカードと比べると、提携先企業に特化した特典が多くなるのが特徴です。
デルタ航空やヒルトン・オナーズとの提携カードなど、アメックスゴールドより年会費が高いものもありますね。提携カードは自分が本当に欲しい特典を見分けることがクレジットカードを決める際のポイントです。
その他ゴールドカード
その他に各会社から発行されているゴールドカードの年会費を紹介します。アメリカン・エキスプレス社発行のゴールドカードと比べると、価格はかなり抑えられており、中には年会費無料のものもあります。
※年間100万円のご利用で翌年以降の年会費永年無料
※年間100万円利用の対象取引や算定期間等の実際の適用条件などの詳細は、三井住友カードのホームページを必ずご確認ください。
最低限のゴールドカードの機能は持っていながら、年会費を安く抑えられるクレジットカードが多いです。数あるゴールドカードの中でも飛び抜けて豪華な特典が欲しい方は、アメックスゴールドカードをおすすめします。
アメックスゴールドカードを持つ3つのメリット
ステータス性に多くの人が魅力を感じるアメックスゴールドカード。このクレジットカードを所有したらどんなメリットがあるのか、大きく分けて3つ紹介します。
- デスク対応が丁寧
- 旅行サービスが充実
- 高いレートでANAマイルに移行できる
1.デスク対応が丁寧
クレジットカードの利用で困った時、お世話になるのがデスクサービス。アメックス社のデスク対応は正社員が行っているので、他社と比べてかなり丁寧な対応を受けられます。
24時間365日いつでも日本語で電話対応してくれる海外サポート「オーバーシーズ・アシスト」で海外旅行中の緊急事態にも安心。他にも、医師の派遣、救急車や入院の手配などの「緊急支援サービス」も受けられます。
本人・家族会員はもちろん、カード会員に同行する家族にも適用されるので、旅行時にあると嬉しいサービスです。
2. 高いレートでANAマイルに移行できる
ポイントは100円ごとに1ポイント貯まり、貯まったポイントの最もお得な交換先はANAマイル。1ポイント=0.8円の高レートで交換できます。ANAの飛行機をよく利用する方は必見です。
ANAマイル以外にも、ヒルトン・オナーズやマリオットホテルのポイント、楽天ポイントやTポイントに交換可能。しかし、これらのポイント移行レートは0.3〜0.5%なので、最もお得にポイントを交換するなら、断然ANAマイルがおすすめです。
3.旅行サービスが充実
アメックスゴールドカードには、海外旅行する際にあると嬉しいサービスが充実しています。海外旅行保険や、空港ラウンジの無料利用、スーツケース配送サービスなど。次の章で、これらの豪華な特典を詳しく見ていきましょう。
アメックスゴールドカードの豪華な特典6つ
アメックスゴールドカードには具体的にどのような特典があるのか、注目したい特典を6つ紹介します。
- 国内・海外旅行保険が手厚い
- 万一に嬉しい航空機遅延保険
- ゴールドカードならではの無料ラウンジ利用
- .便利なスーツケース配送サービス・空港送迎サービス
- ショッピング保険で高額なお買い物も安心
- 大人気の特典 ゴールド・ダイニング by 招待日和
1.国内・海外旅行保険が手厚い
外国では日本と医療制度が異なり、怪我や病気で病院にかかると、数百万という多額な請求をされることもあります。万一を考えて、旅行保険への加入を検討する方も多いのでは。
アメックスゴールドカードには以下の保険が自動で付帯されているので、所持しているだけで保険を受けることができます。海外旅行の際に必須な特典であると言えるでしょう。
2.万一に嬉しい航空機遅延保険
航空機遅延保険は、乗るはずの飛行機が遅延した際に、航空便遅延補償としてホテルで宿泊したり食事をしたりした分の費用を補償してくれるサービスです。以下が補償の一例になります。
- 乗継遅延費用(宿泊料金や食事代) 最高2万円
- 出航遅延、欠航、搭乗不能費用(食事代) 最高2万円
- 受託手荷物遅延(衣類や生活必需品の購入費用) 最高2万円
- 受託手荷物紛失(衣類や生活必需品の購入費用) 最高4万円
出航遅延はもちろん、受託手荷物が遅延したときにも補償が適用されます。出発する前やトラブルに合った際には確認してみると役に立つでしょう。
3.ゴールドカードならではの無料ラウンジ利用
空港ラウンジの無料利用はゴールドカードの特典の定番。
アメックスゴールドカードでは、国内28空港40ヶ所、海外1ヶ所(ホノルル)の空港ラウンジを無料で利用でき、さらに同伴者も1名までOKなのが嬉しいポイント。また、アメックスゴールドカードの家族会員の年会費は1名まで無料のため、家族カードを作成することでさらに家族を1人連れて行けます。
空港ラウンジ無料利用に加えて、「プライオリティ・パスメンバーシップ」にゴールド会員は無料で登録可能。通常なら1回約3,500円の空港VIPラウンジが、年に2回無料で利用できます。せっかくの旅行なので、家族皆でラウンジ・VIPラウンジを優雅に使いたいですよね。
4.便利なスーツケース配送サービス・空港送迎サービス
海外旅行の往復の自宅から空港までの間、スーツケースを1つ無料で配送するサービスで、羽田空港の国際線・成田国際空港・中部国際空港・関西国際空港が対象です。海外旅行時の荷物は大きくて、全て自力で運ぶのはなかなか大変なので嬉しいサービスです。
また、海外旅行の出発・帰国時の自宅と空港間を割安の定額料金で送迎してもらえる空港送迎サービスも。例えば成田国際空港から東京23区は10,000円、羽田空港から東京都内は1,500円〜となっており、距離に応じて料金は設定されています。
会員専用にチャーターした車で、急いでいる出発時や疲れが溜まっている帰国時に送迎してもらえる、どちらもありそうでなかった便利なサービスです。
5.ショッピング保険で高額なお買い物も安心
ショッピング保険は国内外問わず、破損・盗難による損害を補償してくれるサービスです。年間500万円のショッピング保険で、iPhone、iPad、ノートPCなどもアメックスで支払うと補償対象になります。これら電子機器系は他のカードでは対象外が多いので、補償範囲内であるアメックスゴールドカードは珍しいと言えます。
購入から90日以内に「アメリカン・エキスプレス・保険ホットライン」への連絡が必要なので注意しましょう。
- 0120-234586 (通話料無料/9:00~17:00/土日祝休)
6.大人気の特典 ゴールド・ダイニング by 招待日和
ゴールド・ダイニングは、所定のコースメニューを2名以上で予約すると、1名分のコース料理が無料になるサービスです。国内外約200店舗のレストランが対象で、日本のほか、台湾やシンガポールにも店舗があります。
この特典はゴールドカードにしかついておらず、家族カードは対象外です。合計利用回数に制限はありませんが、店舗ごとに半年に1度しか利用できません。異なる店舗であれば何度でも利用できるので、様々な種類のレストランを楽しみましょう。
アメックスゴールドカードの3つのデメリット
アメックスゴールドカードの注目すべきメリットを6つ紹介しましたが、デメリットもあります。
- 年会費が高い
- ANAマイルへの移行は年4万マイルまで
- 海外で使える店舗数が少ない
デメリットをカバーできる他のゴールドカードも紹介するので、アメックスゴールドカードと比較してみてください。
1.年会費が高い
アメックスゴールドのデメリットの一つは、数あるクレジットカードの中でも、年会費が高いこと。「いくら豪華な特典があっても、年会費が高いゴールドカードは作りたくない」という方には、以下の4つのゴールドカードをおすすめします。
- MUFGカードゴールド
- Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD
- エポスカードゴールド
- イオンカードゴールド
1.MUFGカード ゴールド
MUFGゴールドカードは年会費初年度無料・2年目以降2,095円(税込)で、ETCカードや家族カードも無料で発行できます。申し込み条件も、安定収入があれば18歳から申し込みができるので早くゴールドカードを手に入れたい方には必見です。
さらに「POINT名人.com」を経由してネットで買い物をすると、最大25倍のポイントが加算されるというサービスがあります。ネットショッピングを利用する機会が多い人には、おすすめのゴールドカードです。
他にも国内6空港とホノルルの空港ラウンジを無料で利用できるゴールドカードらしい特典もあります。年会費を抑えながら、とりあえずゴールドカードを持ってみたい方はまず、MUFGゴールドカードを検討してみてください。
2. Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD
Orico Card PREMIUM GOLDは、ポイントの貯まりやすさが魅力的な格安ゴールドカードです。通常の還元率が1.0%と高還元なのに加え、ポイントが貯まる様々なサービスが用意されています。
入会後は6ヶ月間ポイント還元率が2.0%にアップ。さらに、オリコモールを経由してカードを利用すると1.0%、iDもしくはQUICPayを利用すると0.5%、ショッピングリボ払いを利用すると0.5%など、それぞれポイント還元率が加算されます。
海外国内共に旅行傷害保険が付いていたり、温泉旅館や遊園地を優待価格で利用できたりとゴールドカードならではの特典も豊富。コツコツポイントを貯めてお得な特典をゲットしたい方におすすめな1枚です。
3. エポスゴールドカード
エポスゴールドカードは年会費は永年無料のまま、22ヵ国にある空港ラウンジを無料で利用可能。さらに、最高1,000万円の海外旅行保険が自動付帯(※10/1~利用付帯に変更)になるなど、ゴールドカードならではの特典が付帯されます。
普通カードのポイント有効期限は2年間ですが、ゴールドカードはポイントの有効期限がありません。日頃うっかりポイントを使い忘れてしまう方も安心です。
4. イオンゴールドカード
イオンゴールドカードは、一般ランクの対象クレジットカードで年間100万円利用すると招待が届く仕組み。
年会費は無料のまま、旅行や出張時にゴールドカードならではの特典を受けられます。例えば、羽田空港や成田空港のラウンジが無料で利用できたり、最高5,000万円の旅行損害保険が付帯したり、欲しい特典が勢揃い。
年会費はかけたくないけど手厚いサービスを受けたい方におすすめのクレジットカードです。
2.ANAマイルへの移行は年4万マイルまで
アメックスゴールドを含め、メンバーシップ・リワードのポイントは、ANAマイルに移行できるのが年間40,000マイルまでと決まっています。年に何回も飛行機を利用し、ANAマイルへの移行を重視する場合は以下の2つのクレジットカードがおすすめ。
- ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード
- ANAカード(ワイドゴールドカード)
1.ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード
ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、ANAグループをたくさん利用する方におすすめのクレジットカードです。カード入会時と毎年の継続時に2,000マイルのボーナスマイルがもらえます。
ANAグループでの買い物でANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカードを使うと2%還元になり、通常時の2倍でポイントが貯まります。ポイントは無期限でマイルの移行手数料も無料なため、有効期限に縛られたくない方におすすめです。
さらに、レジャー施設やイベントなどの優待特典といったアメックスのゴールドカードの充実したサービスが受けられるのも嬉しいポイント。年会費は高いですが、アメックスゴールドカードの特典を受けたい方、加えてANAグループでのお買い物が多い方におすすめできる1枚です。
2.ANAカード(ワイドゴールドカード)
ANAカード(ワイドゴールドカード)は、ANAが三井住友カードと連携して発行しているクレジットカード。最短で3営業日で発行できるため、お急ぎの方におすすめのゴールドカードです。
入会時・継続時ともに2,000マイル、搭乗ごとに区間基本マイレージの+25%ポイントのボーナスマイルがもらえるので、ANAマイルがお得に貯まります。
またポイントプログラムの「Vポイント」では、ポイントを「ANAマイレージクラブ」のマイレージへ移行できます。移行レートは1ポイント=2マイルと、換算率が他のカードに比べて高いことが魅力です。
3.海外で使える店舗数が少ない
アメリカン・エキスプレスは他の国際ブランドのVisaやMastercardと比較すると海外で使える店舗が少ないのがデメリットです。このデメリットをカバーするため、国際ブランドがVisaやMastercardのクレジットカードをサブカードで持ちましょう。
そんな方にオススメなのが以下の2つのクレジットカードです。
- 三井住友カード ゴールド(NL)
- dカード GOLD
1.三井住友カード ゴールド(NL)
【年会費について】
※年間100万円のご利用で翌年以降の年会費永年無料
※年間100万円利用の対象取引や算定期間等の実際の適用条件などの詳細は、三井住友カードのホームページを必ずご確認ください。
三井住友カード ゴールド(NL)は、年会費5,500円(税込)※で持てるゴールドカード。スタイリッシュなデザインが人気で、大手銀行発行のため社会的評価が高いのが特徴です。
さらに三井住友カード ゴールド(NL)は、ポイントがお得に貯まる機会が豊富。通常、Vポイントと呼ばれるポイントシステムで200円(税込)ごとに1ポイント貯まります。さらに、ゴールドカードには以下の3つのシステムが追加されます!
-
対象のコンビニ・飲食店でのスマホのタッチ決済でポイント最大7%ポイント還元※
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「ポイントUPモール」を経由してネットショッピングすると
通常の+0.5~9.5%※ものボーナスポイントを獲得できる
【ボーナスポイントについて】
※2024年1月現在
※ポイント還元率は予告なく変更となる場合がございます。
2.dカード GOLD
dカード GOLDは、ドコモユーザーにおすすめのゴールドカードです。毎月のドコモサービスの利用料金が1,000円(税抜)ごとに、10%ポイント還元となります。
毎月のドコモ利用料金が10,000円以上であれば、毎月1,000ポイント貯まり、年間では12,000ポイントをゲット可能。11,000円(税込)の年会費の元を取れるため、かなりお得です。さらに、ショッピングや公共料金なども対象なので、日常生活でポイントを貯めたい方におすすめ。
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※dポイント(期間・用途限定)
アメックスゴールドカードの年会費は高いのも納得
アメックスゴールドカードの年会費は、他社のゴールドカードと比べると高いことがわかりました。しかし、特典をうまく活用すれば、年会費以上のお得さをゲットできます。
豪華な特典やステータス性に魅力を感じる方は、アメックスゴールドカードに申し込んでみましょう。
プロがおすすめのクレジットカードを紹介する専門メディア「クレジットカード+」の編集部です。