ゴールドカードの限度額が決まるポイント!金額の確認方法や上がりやすくなるコツも解説
ゴールドカードの限度額は様々な条件で決まります。この記事では、限度額が決まるポイントや限度額が上がりやすくなるコツをお伝えします。
限度額が上がらずに困っている人はぜひ参考にしてください。
- ゴールドカードの限度額を知る方法
- 限度額が高いゴールドカード10選!年会費も紹介
- ゴールドカードの限度額が決まる仕組み
- ゴールドカードの限度額が上がりやすくなる4つのコツ
- ゴールドカードの限度額についてよくある3つの質問
- ゴールドカードの限度額は様々な条件で決まる!
ゴールドカードの限度額を知る方法
自分のゴールドカードの限度額がどれくらいなのか、それぞれのカード会社のマイページから確認できます。利用明細を書面にしている場合には、明細書にも限度額が記載されているはず。
もしHPからの確認方法がわからない場合には、カード会社のコールセンターに電話をして問い合わせましょう。その際カードの番号やセキュリティコードを聞かれることもあるので、手元にカードを準備してから連絡するとスムーズです。
ゴールドカードの一般的な利用限度額
ゴールドカードの限度額は、人によって異なります。ゴールドカードを利用している男女250人以上に、現在の利用限度額を尋ねてみました。
「50~100万」「100~200万」が最多
結果、「50~100万円」と「100~200万円」の回答が最多でした。次いで多かったのは「わからない」という回答。上限に引っかかった経験が無ければ、わざわざ調べないのかもしれませんね。
ちなみに「300万以上」と答えたのは、たったの5%。限度額が300万円を超える会員は、基本的に40代後半~60代、勤続年数20~30年のベテラン会社員が中心になっています。
基本的にゴールドカードの限度額は50~200万円であり、この範囲内から年収や利用状況で決まるようです。
足りなければ複数持ちも視野に
一般カードの限度額の相場は10万円〜50万円ほどですので、それに比べると50万円〜200万円は充分な金額と言えます。それても限度額が足りないという人は、複数のカードを所持することも検討してみるといいでしょう。
限度額が高いゴールドカード10選!年会費も紹介
「今のカードは限度額が低すぎる!」「限度額の高いゴールドカードが欲しい」という方のために、250人以上の口コミを参考に、限度額の高いゴールドカードを厳選しました。
- JCBゴールドカード
- イオンゴールドカード
- 三井住友カード ゴールド(NL)
- dカード GOLD
- アメックス・ゴールドカード
- au PAY ゴールドカード
- Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD
- Amazonゴールドカード
- セディナゴールドカード
- ダイナースクラブカード
それではひとつずつ見ていきましょう。
もちろん限度額は個人差があり、それ以下もしくはそれ以上になる可能性もあります。ひとつの目安として参考にしくださいね。
➀JCBゴールドカード
JCBゴールドカードは、年会費11,000円ですが、初年度は無料で利用できます。ランクアップシステムがあり、1年間で100万円以上利用すると、よりたくさんのポイント還元してもらえます。
2年間連続で100万円以上の利用をすると、プラチナカードへの招待が届く場合もありますので、プラチナカードを持ちたい人にもおすすめ。
限度額は100~200万円が最多!
調査の結果、JCBゴールドカードの限度額は、100~200万円が最も多いようでした。会年収400~600万円程度の会社員や公務員が会員の中心となっており、限度額の平均値も高めです。
プラチナカードの招待が欲しい方、限度額にある程度の余裕が欲しい方は要チェック。
➁イオンゴールドカード
イオンゴールドカードは、イオンカードを年間100万円以上利用した人のみ招待を受けることができ、年会費無料で利用できます。イオングループで買い物をすれば、1%ポイントが還元されますし、イオンの店舗にあるラウンジも利用できますよ。
限度額は50~100万円が最多!
調査の結果、イオンゴールドカードの限度額は、50~100万円くらいでした。ゴールドカードの中では比較的安めですが、パートやアルバイトでも同価格帯の人が多いのが特徴です。
年収に自信がないけれど、ゴールドカード相応の限度額を求める方は、イオンゴールドカードがおすすめです。こちらは完全招待制なので、まずはイオンカード(一般)からランクアップしましょう。
③三井住友カード ゴールド(NL)
三井住友カード ゴールド(NL)は、通常年会費が5,500円(税込)※ですが、コースがいくつかあり、選び方によって割引を受けることができます。24時間無料で医師に相談し放題の「ドクターコール24」などの特典も充実。Webからの申し込みで、初年度は無料で利用できます。
※年間100万円のご利用で翌年以降の年会費永年無料
※年間100万円利用の対象取引や算定期間等の実際の適用条件などの詳細は、三井住友カードのホームページを必ずご確認ください。
利用枠は100~200万円が最多!
三井住友カード ゴールド(NL)利用者に利用枠を聞いたところ、100万円〜200万円が最多でした。また、年収800万円を超えると、利用枠200万円以上という方も。大手銀行が発行していることもあり、返済可能な額をしっかり見定められるようです。
年収にある程度自信があり、できるだけ利用枠を上げたい方におすすめ。
④dカード GOLD
dカード GOLDは、年会費11,000円でdポイントを効率的に貯められるカードです。docomoの携帯やdocomo光ユーザーなら、利用料金をdカード GOLDで支払うことで10%の還元を受けることができます。購入から3年間、ケータイ補償を受けることができるので、docomoの携帯を使っている人は必見です。
限度額は10~100万円が最多
調査の結果、dカード GOLDの限度額は、10万円〜100万円が最多でした。パートやアルバイトの会員比率が高いこともあり、他のカードと比べてやや低めの傾向にあります。
年収に自信が無い方、使い過ぎが心配な方におすすめできるゴールドカードです。
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①dカード GOLD入会&利用&要Webエントリーで最大5,000dポイントプレゼント!
※dポイント(期間・用途限定)
⑤アメリカン・エキスプレス・ゴールドカード
年会費は31,900円と高額ですが、それ相応の豪華な特典が付帯しています。国内200店舗以上あるレストランで所定のコース料理を2名以上で予約すると、1名分無料になったり、国内外のホテルで使えるクーポンをもらえるなど。金銭的に余裕のある方ほど、恩恵を享受できるでしょう。
限度額は人による!
アメリカン・エキスプレス・ゴールドカードの限度額は、特に指定されていません。支払可能見込額に応じて、限度額上がっていくカードです。
今回のアンケートでは、10万円以下の方も、300万円以上の方もいました。年収や経歴によって大きな差が生まれるようです。しかし、逆に言うと、個人に合わせて返済可能な限度額を設定してくれるということ。無理なく返済できるでしょう。
⑥au PAY ゴールドカード
限度額は50~300万円程度
au PAY ゴールドカードの限度額は、50万円〜300万円ぐらいです。
au PAY ゴールドカードは、年会費11,000円でpontaポイントを効率的に貯められるカードです。au携帯の利用料金をau PAY ゴールドカードで支払うと、最大11%のポイント還元を受けられます。au PAYを活用するとポイントを貯めやすくなりますので、カードと電子決済をうまく使うようにしましょう。
⑦Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD
限度額は50~300万円程度
Orico Card THE POINT PREMIUM GOLDの限度額は、10万円〜300万円ぐらいです。年会費1,986円で利用でき、入会後6ヶ月間はポイントの還元率が2%になります。
オリコの福利厚生サービスである「Orico Club Off」が特典としてついていて、国内外の有名ホテルや遊園地、映画館などを割引価格で利用可能。Amazonや楽天市場などの主要ネットショップが揃う「オリコモール」では最大で15%のポイントが還元。効率的にポイントを貯められます。
⑧Amazonゴールドカード
限度額は50~200万円程度
Amazonゴールドカードの限度額は、50万円〜200万円ぐらいです。Amazonゴールドカードは、通常年会費が11,000円。申し込み時に「マイ・ペイすリボ」を選択すると、半額の5,500円で利用できます。
2年目以降も「マイ・ペイすリボ」に登録し、かつWeb明細に登録すると1,100円さらに割引され、年会費が4,400円になります。Amazonプライム会員の年会費が通常4,900円ですが、これも使い放題になりますので、年会費分は回収できますね。
⑨セディナゴールドカード
限度額は100~200万円程度
セディナゴールドカードの限度額は、10万円〜200万円ぐらいです。新規申し込み時の限度額は最高でも50万円になります。
セディナゴールドカードは、年会費6,600円で使えるカードです。年間の利用金額に応じてもらえるクリスマスプレゼントや年間の請求金額によって翌年のポイントが最大で1.6倍になるトクトクステージなどの特典がついてきます。
⑩ダイナースクラブカード
限度額は人による!
ダイナースクラブカードの限度額は、特に指定されていません。支払可能見込額に応じて、限度額上がっていくカードです。
年会費は24,200円ですが、初年度は無料で利用できます。ダイナースクラブカードとは別に「TRUST CLUB プラチナマスターカード」も無料で持つことができ、Mastercardが提供するTaste of Premiumの優待・サービスも受けられます。
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ゴールドカードの限度額が決まる仕組み
ゴールドカードの限度額の決め方は、「割賦販売法」というもので決まっています。具体的には、利用可能枠は「支払い可能見込額」の9割以下です。
「支払可能見込額」とは、カード利用者が無理なく1年間で支払うことができると想定された金額のことで、以下の式で求められます。
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年収 ー 年間請求予定金額 ー 法律で定められた生活維持費
支払可能見込額を決める3つの要素について具体的に見ていきましょう。
- 年収
- 年間請求予定金額
- 法律で定められた生活維持費
順番に確認していきましょう。
①年収
年収は、年金や不動産などを含めた金額で、クレジットカードを申し込む際に申告したものを元に判断されます。
限度額を上げたいからと言って、年収を偽って申告するのはやめましょう。嘘だと発覚すると、審査に通ることはありませんし、信用が落ちて今度もカードを作りづらくなりますので注意してください。
②年間請求予定金額
年間請求予定金額は、現在所持しているカードの利用状況で判断されます。経済産業大臣から指定を受けた「指定信用情報機関」が、各クレジットカード会社が登録する情報をもとに年間請求予定金額を算出します。
複数のカードを利用している人は年間請求予定金額が高くなり、支払可能見込額が低くなりやすいです。
③法律で定められた生活維持費
法律で定められた生活維持費は、居住形態と収入・生計を同一とする人の人数によって決まってきます。法律では以下のように決められています。
世帯人数は本人や別居者も含めた人数になります。こちらも虚偽の申告などしないようにしましょう。
その他の要素
支払可能見込額の9割の範囲内でカードの限度額は決まりますが、具体的には以下の要素などが加味されて最終的に決定します。
- 貯蓄金額(不動産、車など)
- 今の住居で暮らす年数、住んでいる場所
- クレジットヒストリー
- 勤続年数、役職など
- その他の金融機関からの借り入れ状況
- その他
特にクレジットヒストリーについては注意が必要です。別のカード会社であっても、支払い遅れやカードが未使用などの状態だとクレジットヒストリーは悪い評価になりやすいので注意しましょう。
クレジットヒストリーが悪い評価だと、上限金額が安くなるか、最悪の場合にはカードの審査が通らないことも出てきます。対策としては、クレジットカードは支払い遅れにならないようにする、未使用のクレジットカードは退会するなどするようにしましょう。
ゴールドカードの限度額が上がりやすくなる4つのコツ
ゴールドカードの限度額が上がりやすくなるコツは以下の4つです。
- 使っていないクレジットカードを解約
- 毎月現状の限度額の30%〜50%ぐらい利用し、きちんと支払日に支払う
- キャッシングやリボ払いの残高を0に
- 長期間カードを使い続ける
それぞれ確認していきましょう。
①使っていないクレジットカードを解約
使っていないクレジットカードは解約するようにしましょう。利用履歴がないクレジットカードを持っていると、クレジットヒストリーが悪い評価になってしまいます。
「カードを発行してもそれほど利用してもらえないのでは?」とカード発行会社に思われてしまい、限度額が下がってしまう場合もあるため、なるべく解約しておいてください。
②毎月現状の限度額の30%〜50%ぐらい利用し、きちんと支払日に支払う
毎月現状の限度額の30%〜50%ほど利用し続けて、きちんと支払日に支払うようにしましょう。利用があり、支払日にもきちんと支払っているとクレジットヒストリーは良い評価になりやすいです。
無理をして使う必要はありませんが、「現状の限度額なら問題なく支払える」という印象をカード発行会社に与えられるといいでしょう。
③キャッシングやリボ払いの残高を0にする
キャッシングやリボ払いの残高はできる限り0にしておくと増額されやすくなります。キャッシングやリボ払いの残高があると、年間請求予定金額が高くなり、年間支払可能見込額が低くなってしまいます。
また「限度額以内の金額でもキャッシングやリボ払いをしないと支払えない」という印象をカード発行会社に与えてしまうため、限度額が上がりづらくなります。できる限り残高を0にしてから増額申請をする方が、限度額は上がりやすくなります。
④長期間カードを使い続ける
長期間カードを使い続けていると、限度額も上がりやすくなります。カード発行会社がカード利用者の信用情報を確認するのは3ヶ月〜1年に1回なので、あまりに短期間だと信用情報が変わらず、増額の申請が通らない場合も出てきます。
増額申請ができるのも、カード発行会社によって違いがあり、平均して6ヶ月に1回ぐらいだと思っておくようにしてください。なるべく長期間に渡って利用し続けて、定期的に増額申請をするようにしましょう。
ゴールドカードの限度額についてよくある3つの質問
最後にゴールドカードの限度額についてよくある質問を3つまとめておきます。
- 限度額に到達するとそれ以上は使えない?
- 限度額がリセットされるのはいつ?
- 一時的に限度額を引き上げることはできる?
順番に解説していきます。
Q1.限度額に到達するとそれ以上は使えない?
A.使えません。
限度額は月の利用限度額ではなく、そのカード自体の限度額になります。
Q2.限度額がリセットされるのはいつ?
A.限度額がリセットされることはありません。
限度額はリセットされるのではなく、支払日に支払った分だけ使えるようになります。限度額に到達した場合は、支払日まで待つ必要があります。
Q3.一時的に限度額を引き上げることはできる?
A.できます。
Webもしくは電話から一時的な増額の申請ができ、電話の方が担当者と直接話すことができるので、どれくらい上げたいか詳細を伝えやすいはずです。
どれほど増額できるかはカード発行会社によって違いがありますが、必要な場合には一度連絡してみるようにしましょう。
ゴールドカードの限度額は様々な条件で決まる!
ゴールドカードの限度額は、様々な条件で決まるため、一概に「この場合はこの限度額になる」ということはお伝えできません。とはいえ、カード発行会社の信用が貯まっていれば増額は通りやすくなるため、定期的に利用する、支払遅れをしないなど基本的なことは守っておくようにしましょう。
1枚だけで利用限度額が足りない場合は、カードを複数持つことを検討してみてもいいでしょう。
プロがおすすめのクレジットカードを紹介する専門メディア「クレジットカード+」の編集部です。
「わざわざ電話を掛けるのは…」と遠慮する方もいるかもしれませんが、カード会社には、ゴールドカード会員の質問や要望に対応する専用デスクが設けられています。些細なことでも丁寧に対応してもらえますよ!