家族カードで2枚作れるデビットカードのおすすめ3選|カップル、子供の留学にも!
家族カードが作れるデビットカードを探していませんか?
本記事では、数少ない「家族カードが作れるデビットカード」のおすすめ3選を紹介します。
家族と一緒に使えるカードをお探しの方は、ぜひ最後までご覧ください。
- デビットカードは家族カードを作れるの?
- 家族カードが作れるデビットカードのおすすめ3選
- デビットカードで家族カードを作るメリット
- デビットカードで家族カードを作るときの注意点
- 家族カードの選び方
- まとめ
デビットカードは家族カードを作れるの?
デビットカードでも、家族カードを作ることはできます。
家族カードとは、家族(家族会員)が利用できる追加カードです。家族カードがあれば、家族自身の口座がなくても本会員と同様にデビットカードを利用できます。
家族カード利用分もポイント付与の対象となったり、各種保険の対象となったりする点が家族カードの特徴です。
しかし、クレジットカードでは一般的でも、デビットカードで家族カードを発行できるのは稀です。
次章では、数少ない「家族カードが作れるデビットカード」を紹介します。
家族カードが作れるデビットカードのおすすめ3選
家族カードが作れるデビットカードとして、以下の3つを紹介します。
カードごとに特徴が異なるので、どのカードが最適かを検討しましょう。
みずほ銀行【みずほJCBデビット】
みずほJCBデビットは、都市銀行(メガバンク)が発行する唯一の「家族カードが作れるデビットカード」です。メガバンクが発行するカードなので、高い安心感があります。
ポイント還元率は月間利用金額に応じて0.2~0.4%であり、本記事で紹介するカードのなかでは低めです。
一方で、年会費無料でも最高3,000万円の海外旅行傷害保険が利用付帯するほか、ショッピング保険も付帯します。ポイント還元率はやや低めですが、付帯保険の充実度が高い点はみずほJCBデビットの魅力です。
さらに、月1回でも利用するとコンビニ(イーネット)ATMの時間外利用手数料が月2回まで無料になるといった利便性も備えています。
また、カード番号を裏面に記載することで利用時の盗み見リスクを低減しつつ、珍しい縦型デザインを採用したカードデザインも特徴的です。
ただし、本記事で紹介するカードで唯一国際ブランドがJCBであり、海外で利用できるお店が他の国際ブランドと比べて少ない可能性があります。
みずほJCBデビット 公式サイト
SMBC信託銀行【GLOBAL PASS】
SMBC信託銀行は、海外利用に便利なVisaデビットカード「GLOBALL PASS」を発行しています。
家族カードの発行に対応しているものの、以下の4点に注意が必要です。たとえば、国内でのショッピング利用だけだと還元率は0%です。
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家族カードの発行手数料は1枚につき1,100円(税込)
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申込書の取得方法は店頭か電話のみ
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キャッシュバック特典は海外Visa加盟店での利用金額のみが対象
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国内利用分はショッピング保険の対象外
基本還元率は0.25%ですが、以下2つの条件を満たすと1.50%と高還元率になります。
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月間平均総取引残高5,000万円以上
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月間平均資産運用残高1,000万円以上
さらに、海外利用時は外貨普通預金口座から外貨のまま手数料無料で決済できます。日本円から外貨に両替するときの手数料を節約できる点もポイントです。
海外暮らしの家族がいる場合、GLOBAL PASSは魅力的な選択肢といえます。
GLOBAL PASS 公式サイト
千葉銀行【TSUBASAちばぎんVisaデビットカード】
千葉銀行は、現金よりお得な現金代わりのデビットカードとして、TSUBASAちばぎんVisaデビットカードを発行しています。券種は一般・ゴールド・プラチナの3つあり、どの券種でも家族カードの年会費は無料です。
基本還元率は0.5%で、無条件の還元率としては本記事で紹介するカードのなかで最高です。年会費無料の一般カードに付帯保険はありませんが、ゴールド・プラチナでは旅行傷害保険とショッピング保険が付帯します。
また、ゴールド・プラチナは、特典サービスが充実している点も魅力です。年会費110,000円(税込)のプラチナでは、プライオリティ・パスや招待日和、Clubb Off(VIP)を利用できます。
**プライオリティ・パス** 世界各地の空港で、ラウンジや空港サービスをお得に利用できる会員制サービス。
**招待日和** 厳選された上質なレストランで1名分が無料になる会員制サービス。本来は医師を対象としている。
**Club Off(VIP)** 国内外200,000ヶ所以上の施設やサービスをお得に利用できる会員制優待サービス。VIP会員は、VIP会員価格や限定キャンペーンなどを利用できる。会員優待サービスの詳細は[こちら](https://www.club-off.com/mizuho-home/apps/top/fftop_h_style.cfm)。
保険や利用額を気にしなくても比較的還元率の高いカードを探している方や、クレジットカード同等の魅力的な特典を利用したい方におすすめです。
TSUBASAちばぎんVisaデビットカード 公式サイト
デビットカードで家族カードを作るメリット
デビットカードで家族カードを作るメリットは、以下の3点です。
メリットを把握し、デビットカード(家族カード)を使いこなしましょう。
夫婦やカップルの家計管理が効率的になる
夫婦やカップルで家族カードがあると、2人で1つの口座を共有できるため、家計を管理しやすくなります。
家族カードがなければ、家計の支出を把握するために2人以上の銀行口座・デビットカードの明細を見なければなりません。
一方で、家族カードがあれば1つの明細を見るだけで支出を管理できます。
夫婦やカップルが効率的に家計を管理したいなら、デビットカード(家族カード)の利用がおすすめです。
ポイント還元や特典を受けることができる
家族カードがあれば、家族が離れていてもデビットカードで決済できるため、ポイント還元や特典を受けやすくなります。
夫しかカードを持っていない場合、夫が会社で勤務中に妻がショッピングをするなら、別の決済方法を利用しなければなりません。
一方で、妻に家族カードがあれば、夫の勤務中でもショッピングでデビットカードを利用できます。
家族カードを使って家族で同じ決済方法にまとめることで、キャッシュバックやポイントも分散させず1つに集中できるのもポイントです。
みずほJCBデビットのように月間利用額に応じて還元率が異なる場合も、家族カードを使うことで還元率を高めやすくなります。
子供用なら親がお金の管理をしやすくなる
子供用に家族カードを発行すると、送金の手間を省けるほか、お金の管理もしやすくなります。
海外にいる子供の銀行口座に送金する場合、方法にもよりますが、手数料がかかるほか、すぐに送金が完了するとも限りません。
一方で、家族カードを渡しておけば、銀行口座に残高があるだけで子供は支払いができるため便利です。利用時にメールで通知される仕組みもあるため、使いすぎていないかといった管理もしやすくなるでしょう。
デビットカードで家族カードを作るときの注意点
デビットカードで家族カードを作るときは、以下の2点に注意しましょう。
注意点を十分に理解して利用することで、困ることなく便利に使いこなせるはずです。
利用明細が筒抜け
家族カードの利用分は、利用通知メールやWeb利用明細から利用した店舗名や利用金額が見られてしまいます。配偶者やパートナーに見られたくない場合、別のカードを利用するといった対応をとらなければなりません。
通常はデビットカード(家族カード)だが見られたくないものは別のカードで決済するといった使い分けを余儀なくされる点は、デメリットといえるでしょう。
残高不足に注意
家族カードを発行すると、家族も同じ銀行口座で決済するため、残高が減っていることに気づかないことも考えられます。
もちろん、残高に余裕がある場合はそれほど気にする必要はありません。しかし、生活費口座として残高を一定以下に抑えている場合などは残高不足に注意しましょう。
家族カードの作成を諦めた方は以下の記事で、デビットカードのおすすめ15選を紹介しています。
家族カードの選び方
「家族カードを作れるデビットカード」の選択制はそれほど多くありません。しかし、それでも1つだけではないため、ご家族に適したものを選ぶ必要があります。
そこで、ご家族に適したカードを選ぶためのポイントを紹介します。
ぜひ、「何を重視するのか」を検討しながら読み進めてください。
ポイント還元率が高い
デビットカード利用時のお得さを重視するなら、還元率の高さでデビットカードを選ぶのがおすすめです。
本記事で紹介したカードは銀行口座に入金されるキャッシュバックですが、ポイントが付与されるものもあります。ポイントが貯まるものなら、どのような使い方があるかもチェックしましょう。
キャッシュバックは、ポイントの有効期限を気にしたり、使い方を考えたりしたくない方におすすめです。
本記事で紹介したカードのなかで還元率を重視するなら、SMBC信託銀行で多額の取引がある方を除いて「TSUBASAちばぎんVisaデビットカード」をおすすめします。
保険などの特典やサービス
デビットカードには、ポイント還元やキャッシュバックの他にも、以下のような特典・サービスが付いているものがあります。
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海外旅行傷害保険
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国内旅行傷害保険
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ショッピング保険
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外貨決済
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銀行手数料優遇
よく旅行に行く方であれば、ポイント還元率の高さより旅行傷害保険の充実度や外貨決済ができる点を重視するとよいかもしれません。
また、みずほJCBデビットのように、月1回でも利用するとコンビニ(イーネット)ATMの時間外利用手数料が月2回まで無料になるといった銀行手数料優遇もあります。
コンビニATMの利用頻度が高い場合は、ポイント還元率より手数料優遇が充実したカードを選ぶほうがお得になるケースもあるでしょう。
まとめ
「家族カードを発行できるデビットカード」は、それほど多くありません。本記事で紹介した3つのカードについて、以下のように選ぶのもおすすめです。
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デザイン重視ならみずほJCBデビット
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海外利用が多い方はGLOBAL PASS
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還元率重視ならTSUBASAちばぎんVisaデビットカード
ぜひ本記事で紹介した内容を参考に、ご家族に最適なデビットカードを選びましょう。
プロがおすすめのクレジットカードを紹介する専門メディア「クレジットカード+」の編集部です。