【注目】高校生がクレジットカードの代わりに作れるカードを一覧で紹介
高校生でも、クレジットカードが必要な場面に直面したり、憧れから作ることを考えている人は少なくないのではないでしょうか。そこで疑問に思うのが、高校生でもクレジットカードが作れるのかどうかという点。ここではその疑問を解消したうえで、高校生におすすめのカードを紹介しています。
- 高校生は原則クレジットカードを作れない!
- 例外で高校生がクレジットカードを作れるパターン
- 高校生でも作れる3つのカード
- 高校生におすすめのプリペイドカード2選
- 高校生におすすめのデビットカード4選
- 高校生がカードを持つ3つメリット
- 高校生がカードを使うときの3つの注意点
- クレジットカードに関するよくある質問
- 高校生はプリペイドorデビットカードを作ろう
高校生は原則クレジットカードを作れない!
高校生でも、ネットショッピングやアプリの課金などサイト上での支払いに直面する頻度が増えてきました。そんなとき、支払いの手段で頭を悩ませたことのある人は少なくないのではないでしょうか。
支払いには複数方法がありますが、「代引き」では必ず配達時刻に家にいなくてはならなかったり、「銀行・コンビニ振り込み」「後払い」では手数料がかかってしまったりと様々な懸念点が存在します。そこでやはり思うことが、クレジットカード払いがしたいではないでしょうか。
クレジットカードで支払ってしまえば、その場で発送準備を始めてもらえたり、手数料がかからなかったりと憧れがいっぱいです。ここではまず初めに、高校生でもクレジットカードを作ることができるのかという疑問について説明していきます。
クレジットカードの規約
クレジットカードの規約については、多くのカード会社において、クレジットカードの申し込みは「高校生を除く18歳以上」と定められています。結論から言うと、高校生はクレジットカードの発行ができません。
これは、18歳未満や高校生はまだ支払い能力が十分でなく、社会的な責任を負えないと考えられているからです。そして逆に言えば、未成年であっても、既に就職していたり、大学生・入学資格が高卒以上の専門学校生ならカードの発行が可能というわけです。
ただし、申し込み年齢条件に「満20歳以上」と定めるカード会社も存在するため、未成年で発行を検討する場合は必ず条件を確認するようにしましょう。
例外で高校生がクレジットカードを作れるパターン
クレジットカードの規約によって、高校生はクレジットカードの発行が出来ないことになっています。しかし、いくつかの状況においては例外として発行が可能になります。
それが以下の2つの条件です。
この2つについて順に説明していきます。
①卒業年度の1月〜3月(卒業間近)
カード会社によっては、高校生であっても卒業を目前に控えた時期であればすこし早いタイミングでクレジットカードを作ることができる場合があります。
②留学する
高校生であっても留学をする場合、例外的に家族カードを発行してもらうことができます。ただし利用できるのは留学中のみで帰国後は使用できないことになっています。
家族カードを申し込む場合には確認書類が必要となっているため、家族が本会員となっているカード会社のサポートデスクや入会案内デスクへ問い合わせてみるとよいでしょう。
高校生でも作れる3つのカード
高校生がクレジットカードを発行できないことは分かっても、やっぱりネットショッピングやアプリの課金でカード払いができないのは不便です。その問題を解消できる、高校生でも持つことができ、カード払いを可能にするカードが以下の3つです。
この3種類のカードについて順に説明していきます。
①家族カード(留学中のみ)
基本的に、家族カードを高校生が利用することはできません。しかし、海外での長期滞在中に限って高校生でも発行することが可能です。
家族カードは、家族分の利用額がまとめて本カード会員の口座から引き落とされる形になっています。つまり、親のカードに付随した家族カードを使った場合、その利用金額は親の口座から引き落とされることになります
②プリペイドカード
プリペイドカードとは、使用する前に現金をチャージしておくことで、そのチャージした金額の範囲内でカードを用いた支払いができるというものです。チャージした分しか使うことができないため、プリペイドカードは高校生に限らず、使いすぎが心配な方におすすめです。
プリペイドカードには、使い切り型と追加チャージ可能型の2種類が存在し、前者は決まった金額のカードを購入して使用していくタイプ、後者は残高がなくなった際に追加チャージすることで繰り返し使用することができるタイプです。
③デビットカード
デビットカードとは、チャージ不要で支払いの度に口座残高から引き落とされるというものです。プリペイドカードと異なり、こまめにチャージする必要がないのが便利な点です。
クレジットカードと異なり引き落としはその瞬間で、口座残高内の金額までしか使用ができません。また、利用金額を設定することも可能です。
デビットカードは、チャージの手間がないクレジットカードの長所と、支払い可能範囲内での出費に抑えられるプリペイドカードの長所のいいとこ取りと言えるかもしれません。
高校生におすすめのプリペイドカード2選
ここでは、おすすめのプリペイドカードを3つ紹介します。多様にあるプリペイドカードの中でも近年特に人気なのが国際ブランドつきプリペイドカードです。
Visa・MasterCard・JCBなどの国際ブランドと提携していることで、ブランドの加盟店においてクレジットカード同様の使用ができます。
上記3つの国際ブランドつきプリペイドカードについて詳しく紹介していきます。
①V-プリカ【VISA】
V-プリカは、2011年にライフカード株式会社が発行し、日本で初めて登場したプリペイドカードです。リアルカードはなく、ネットショッピングのみで使用可能なバーチャルカードを発行しています。
日本国内に在住する18歳以上であれば発行が可能で、ショッピングサイト上のVisa加盟店で使用できます。
②WebMoneyプリペイドカード【MasterCard】
株式会社ウェブマネーが発行しているプリペイドカードです。アプリインストール後にSMS認証をすることで、Amazonをはじめとしたオンラインショッピングでの使用が即可能になります。
リアルカードを発行することで、オンラインショッピングだけでなく街中のMasterCard加盟店での使用ができます。
高校生におすすめのデビットカード4選
ここでは、おすすめのデビットカードを4つ紹介します。キャッシング枠があるクレジットカードとは異なり、現金と同様の感覚で使用することができるので、老若男女の幅広い層からの注目を集めています。
デビットカードを選ぶ際に抑えておきたいポイントが以下の5点です。
・発行銀行
・年会費
・ATM手数料
・ポイント還元率
・国際ブランド
それらを踏まえておすすめしたいカードが以下の4つです。
上記のデビットカードについて詳しく紹介していきます。
①三菱UFJ-VISAデビット/三菱UFJ-JCBデビット
三菱UFJ銀行から発行されているデビットカードです。発行銀行がメガバンクであることが大きな特徴となっています。
還元率やサービスは豊富ではありませんが、店舗数やATM数の多さ、安心感が長所です。
②楽天銀行デビットカード
楽天銀行から発行されているデビットカードです。ポイント還元率が1.0%固定の還元率の高さが特徴的です。
楽天スーパーポイントが貯まりやすく、デビットカードへの充当ができるのも嬉しい点です。
③セブン銀行デビット付きキャッシュカード
セブン銀行は発行しているデビット付きキャッシュカードです。全国のセブンイレブンに設置されたセブン銀行ATM利用手数料が、平日24時間無料、土日祝日でも7時~19時無料となっています。
そのため、セブン銀行ATMを頻繁に利用する方におすすめのカードです。
④GMOあおぞらネット銀行デビットカード
GMOあおぞらねっと銀行が発行しているキャッシュカード一体型デビットカードです。0.6%という高還元率でキャッシュバック機能も搭載されています。
還元率は利用額や条件に応じて変動し、最大1.5%まで上がるため、利用頻度が高く還元率を重視される方におすすめです。
高校を卒業すると、クレジットカードを作れるようになります。春から大学生の方や社会人になる方は、初めてのクレジットカードを探してみてくださいね。
高校生がカードを持つ3つメリット
高校生がカードを持つメリットは以下の3つです。
順番に解説していきます。
ネットショッピングなどで利用できる
カードは、幅広いシーンで便利に使える決済手段です。
コンビニなどの店舗でのお支払いはもちろん、ネットショッピング、有料アプリのダウンロードやアプリ内課金などにも利用できます。
ネットショッピングでは、カード決済がおすすめです。代金引換や銀行振込を選ぶと、手数料が発生してしまうケースが少なくありません。
その点、カードを使えば、これらの手数料を節約できます。
ポイントを獲得できる
クレジットカードを利用すると、ご利用金額に応じてポイントが貯まります。
貯まったポイントの使い道は、カードの種類によってさまざまです。例えば、次回のカードご利用料金に充当したり、電子マネーに交換したり、商品やギフト券と交換したりができます。
日々のお買い物でクレジットカードを使えば、お支払いごとにどんどんポイントが貯まっていくので、
お得です。現金払いにはない、クレジットカードならではの嬉しい特典です。
スムーズに支払いできる
コンビニやカフェなどのお店でのお支払いは、現金よりもクレジットカードの方が断然スムーズです。
現金払いだと、小銭を探したり、お釣りを受け取ったりと、金額によっては手間取るになります。
その点、クレジットカードなら、決済端末にカードを差し込むか、タッチするだけでお支払いが完了します。
朝の通学などの限られた時間でのお買い物に便利です。
レジが混雑している時でもサッと支払いを済ませられるので、時間短縮にも繋がります。
高校生がカードを使うときの3つの注意点
高校生がカードを使うときの注意点は、以下の3つです。
順番に解説していきます。
誰かに暗証番号を教えない
カードは、お申し込み時に4桁の暗証番号を設定します。
この番号は、お支払い時に本人確認のために必要となる場合があります。
暗証番号は、あなた自身がカード会員であることを証明する大切な情報です。
ご家族やご友人を含め、誰にも教えてはいけません
また、ご自身の誕生日や電話番号など、他人に推測されやすい番号に設定するのも避けてください。
もし暗証番号を他人に知られてしまうと、不正にカードを利用されてしまう危険性があります。
クレジットカードを安全にご利用いただくためにも、暗証番号は厳重に管理しましょう。
紛失しないように管理する
お手元に届いたクレジットカードは、紛失しないよう大切に保管してください。
ポケットやバッグにそのまま入れておくと紛失の危険性が高まるため、お財布にきちんと収納するなど、丁寧に取り扱いましょう。
クレジットカードは、暗証番号の入力なしでお支払いができる場合もあり、紛失してしまうと第三者に不正利用されてしまう恐れがあります。
外出時は常にお財布にしまっておき、使わないときはご自宅で大切に保管してください。
万が一カードを紛失してしまった場合は、すぐにご利用のクレジットカード会社に連絡し、カードの利用停止手続きを行いましょう。
万が一に備えて、カード会社の連絡先をスマートフォンの電話帳やブックマークに登録しておくのがおすすめです。
カードの貸し借りはしない
クレジットカードは、カード発行を受けた本人のみが利用できるものです。
そのため、第三者への貸与や、第三者からの借用はできません。
これらのルールは、クレジットカードの利用規約にも明記されています。
このルールは、たとえご家族や親しいご友人であっても例外ではありません。
クレジットカードに関するよくある質問
ここではクレジットカードに関するよくある質問に回答していきます。
16歳や17歳でもクレジットカードを発行できますか?
クレジットカードをお申し込みいただけるのは、18歳以上の方です。16歳や17歳の方は、デビットカードやプリペイドカードをご検討ください。
高校生がクレジットカードを作るとき親の同意は必要ですか?
2022年4月からは成人年齢の引き下げにより、18歳以上であれば、親の同意がなくても、ご自身の意思でクレジットカードを作れるようになりました。
ただし、多くのクレジットカードは、18歳以上を申込条件としていても、「高校生は除く」とされている点にご注意ください。
高校生でもお申し込み可能なクレジットカードは、一部に限られます。
なぜ多くのクレジットカードでは高校生はクレジットカードを作れないのですか?
一般的に、高校生は社会人と比べて安定した収入を得にくく、お金の管理能力や返済能力も発展途上と判断されています。そのため、多くのクレジットカード会社では、高校生をお申し込み対象外としています。
クレジットカードは、ご利用代金を後日お支払いいただく「後払い」の仕組みです。
そのため、万が一、お支払いが困難になってしまうリスクを考慮し、慎重に審査を行っています。
高校生はプリペイドorデビットカードを作ろう
高校生であっても、ネットショッピングやアプリ・ゲームでの支払いなど、カードが使用できたら便利な場面は多くあるはずです。冒頭で解説したように、高校生はクレジットカードを作ることができません。
しかし、カード払いを目的とするのであればプリペイドカードやデビットカードなど高校生でも作れるカードで対応が可能です。
プリペイドカードでは国際ブランドを、デビットカードでは発行銀行・年会費・ATM手数料・ポイント還元率・国際ブランドなどの情報を参考に、自分に合った1枚を選んでみてはいかがでしょうか。
プロがおすすめのクレジットカードを紹介する専門メディア「クレジットカード+」の編集部です。