カードローンは多重債務者でも借りられる?おまとめ方法や整理について解説
「返済がなかなか終わらない」「1社から借入するよりも返済総額が高い」
そんな風にお悩みの方はいらっしゃいませんか?
多重債務に陥るとデメリットばかりで、それでもお金が必要になることがありますよね。
この記事では、多重債務を回避する策や、多重債務のリスクをご紹介!
多重債務者におすすめしたい最後のカードローン4社も解説していきます。
多重債務に苦しむ前に、多重債務への理解を深めましょう。
ぜひ参考にしてくださいね。
- カードローンを2件以上利用していたら多重債務
- 多重債務者でもカードローンは新たに契約できる?
- 多重債務者におすすめしたい最後のカードローン4社
- カードローンの多重債務の対策2選
- 多重債務者に起こりうる4つのリスク
- 多重債務から抜け出したい人は任意整理がおすすめ
- カードローンの多重債務に関するよくある質問4つ
- カードローンの多重債務は早めに解決しよう!
カードローンを2件以上利用していたら多重債務

多重債務とは言いますが、実際何社から借り入れを行っていれば多重債務と呼ばれるのでしょうか。
具体的な数の定義はありませんが、複数社、つまり2社以上から借入があれば多重債務と言えるでしょう。
多重債務をしてしまう方の中には、浪費家のほかにも、収入の減少で生活が苦しくなった方もいます。
多重債務者でもカードローンは新たに契約できる?

2社3社と契約している多重債務者でも、新たにカードローンを契約することはできるのでしょうか。
それは、その人の状況によって変わります。
詳しく説明していきますので、ぜひ参考にしてください。
利用可能かどうかは年収で決まる
*利用可能かどうかの詳細な審査は置いといて、個人でも判断する基準になるのが「総量規制」です。
総量規制とは、「借入は年収の3分の1まで」としている法律のこと。
仮に年収が300万円であれば総額100万円までしか借りることができないんです。
つまり現在の借入額と希望借入額の総額が年収の3分の1以下であれば、法律上は借りることが可能ということです。
他社への返済状況も大事
法律上は借り入れられるからといっても、審査に受かるのはまた別問題の話。
消費者金融の審査は借入総額だけでなく、これまでの返済状況や勤務状況、年収などによって判断されます。
そのため年収300万円の方が50万円を借りようとしても、審査に落ちることもあるんです。
つまり今後も3社目4社目と借りていく可能性があるなら、返済の延滞はなるべくしないようにしましょう。
借入診断を利用すれば事前に可能かわかる
現在の借入金額と今から借りようとしている金額で、実際に融資が下りるか心配ですよね。
そんな方は、借入診断の利用をおすすめします。
例えばアコムの3秒診断では、現在の年齢・年収・借入総額を記入するだけ。
借入可能なら「お借入できる可能性が高いです。」と表示され、そのまま仮審査に進めるでしょう。
ただ簡易的な審査になるため実際に借入できるかどうかはわかりません。
契約社を増やすより1社の借入可能額を上げるのがおすすめ
多重債務をしていた場合でも、3社目4社目と借入を行うことは可能です。
しかし契約者を増やしていくとローンが組めなくなったり、返済額が大きくなったりとおすすめできません。
おすすめの借入方法は、1社からの借入可能額を上げる方法です。
消費者金融では最高約800万円程度まで借入できます。
つまり多重債務のように何社も借りなければいけない状況は、そもそもあまりないのが普通です。
ただし、50万円以上を借り入れる際には、本人確認書類の他に収入証明書が必要になります。
主な収入証明書は以下のとおりです。
- 所得証明書
- 課税証明書
- 源泉徴収票
- 給与明細書
- 確定申告書
多重債務者におすすめしたい最後のカードローン4社

※上記の融資スピードは最短時間です。お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
➀プロミス

実質金利17.8%と他社消費者金融よりも0.2%低く、借り換え先としてもおすすめできる消費者金融です。
最短3分※で入金されるので、今すぐお金が欲しい方にはぴったりでしょう。
おまとめローンは最大300万円まで利用できます。
実質金利は最大17.8%と普通の借入と変わりませんが、おまとめで金額が大きくなると金利はより下がります。
プロミスのおまとめローンを利用するには「自動契約機」「プロミスコール」の2つから申し込む必要があります。
Webで手続きできない点に注意しましょう。
自動契約機の場合は必要書類をその場で発行し、記入後、すぐに審査結果を伝えてくれます。
プロミスコールでは後日必要書類が郵送され、返却後通知されます。
審査に合格すれば借入先にプロミス側があなたの名前でお振込み!
あとは返済していくだけとなります。
※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
プロミス 公式サイト「おまとめローン」
②アイフル

アイフルは原則在籍確認の電話がない、唯一の消費者金融です。
そのためすでに何社か在籍確認の電話を行っており、もうこれ以上勤務先に電話をかけたくない人におすすめです。
アイフルではすぐに契約している方は「おまとめMAX」。
新規契約の方は「借り換えMAX」と、2商品が展開されています。
どちらも限度額800万円までと、かなり高額な借入まで対応してくれるのが魅力。
金利も3.0%〜17.5%とプロミスの金利より低く、特に理由がないならアイフルのおまとめMAXがおすすめです。
どちらも24時間365日Web完結で申し込めますよ。
アイフル公式サイト 「おまとめMAX 」
③アコム
アコムは審査通過率が業界トップクラス!
多重債務で次の審査に受かるか不安な方にこそおすすめしたい消費者金融です。
アコムには借り換え専用ローンがあり、限度額300万円、貸付利率(実質年率)は最大18%。
これまでのおまとめローンと比べると、少し魅力は劣ってしまいます。
しかし、アコムは返済期間が12年3ヶ月。
これまでの上記2社のおまとめローンの返済期間10年と比べると、魅力的ですよね。
返済期間を伸ばせば総額は増えてしまいますが、月々の支払い額は減らすことができます。
申し込み方法はWebか自動契約機(むじんくん)、電話の3種類。
すでに契約している方も利用できるので、気軽にアコムコールセンターに電話してみましょう。
アコム公式サイト「借換え専用ローン 」
④中央リテール

4つ目に紹介するのは、おまとめローン専門の中小消費者金融「中央リテール」です。
審査最短2時間、融資まで最短1日と大手消費者金融と比べると時間がかかります。
ただ中小消費者金融なので審査には受かりやすく、また最大金利13.0%と大手と比べてかなり低いのが1番の魅力。
最高融資額も500万円までと高く、融資までの時間以外は好条件です。
「中小消費者金融だから、心配」という方もご安心ください。
三菱UFJ銀行や三井住友銀行と取引している、安心の消費者金融です。
中央リテールおまとめローン 公式サイト
カードローンの多重債務の対策2選

もし今多重債務に悩まされているなら、おまとめローンや借り換えを活用してみてはどうでしょうか。
おまとめローンとは、現在契約者が他社で借入しているすべての借入金を1つにまとめること。
借り換えとは、今の借入先よりも低金利の借入先に借り換えるということです。
まとめることで、金利や月々の返済金額を減らすことができますよ。
おまとめローンは総量規制外
おまとめローンは総量規制外!
年収の3分の1以上でも借入することができます。
通常の借入よりも上限なしで借りられるため、普通に借入審査に通すよりも難しくありません。
例えばアイフルのおまとめMAXなら、 限度額800万円まで借り入れることができ、最大金利は17.5%まで削減可能。
現在借入数が多く返済に苦しんでいるなら、1度検討してみてはどうでしょうか。
アイフル公式サイト 「おまとめMAX 」
低金利カードローンへの借り換え
着実に返済できて、返済総額も減る素晴らしいおまとめローンですが、欠点も・・・
それは追加の借入ができないこと。
これ以上借りないと思っていてもピンチは意外とすぐに訪れてきます。
多重債務に陥っているなら経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
普通の借入であれば増額ができるかもしれませんが、おまとめローンでは再度の借入ができないんです。
そこで、今後も借入する可能性がある人におすすめしたいのが、借り換えです。
例えばアコムからプロミスに借り換えることで、 最大金利が18%から17.8%まで下がります。
借入先よりも金利を低く借り入れて返済総額を抑えつつ、いざというときには出金もできるんです。
多重債務者に起こりうる4つのリスク

すでに理解している方も多いと思いますが、多重債務をしているとさまざまなデメリットがあります。
きちんと把握して、事前に多重債務を回避しましょう!
多重債務者における4つのリスクについて、改めて見ておきましょう。
①返済日が把握できず延滞してしまう
まず何社からも借入を行っていると、どの消費者金融が何日だったか把握するのが難しくなります。
消費者金融ごとに返済日は様々。
毎月1回の返済なのか、35日ごとのサイクルなのか、だんだん分からなくなってきます。
初めのうちは把握できるつもりでも、何ヶ月も返済が続くと混乱してくる場合も・・・
月が代わるごとに返済日を記録するか、全て口座振替にし、月頭に入金するなど決めておくとよいでしょう。
②返済額が大きく返せない
多重債務をすると1社ごとの借入額は小さくても、総額として返済額がかなり大きくなってしまいます。
借入金額を分散しているとそれぞれの借入に対する金利が高くなってしまい、損になる場合があるのです。
おまとめローンなどを活用して1社から借入を行えば、借入金額に応じて金利も下がって返済総額は小さくなるでしょう。
アコム1社から13%で借り入れるのと、3社から18%ずつで借り入れるのは大きな違いです。
③返済額の大きさで精神的に追い詰められる
毎月返済していても、完済するまで毎月3社4社から返済の通知が届き、支払総額もなかなか減らず、利息も増える。
そんな生活を繰り返していると、どうしても精神的に追い詰められていきます。
闇金のような激しい取り立てはありませんが、電話や催促のハガキで気が滅入ってしまうことも・・・
そのうち、そんな生活に麻痺していき、借金をしていることに違和感を覚えなくなってしまうのです。
そうなる前におまとめローンや借り換えローンを利用してください。
④ローン審査に落ちやすくなる
多重債務をしていると、自動車ローンや住宅ローンの審査に落ちやすくなってしまいます。
またクレジットカードの新規申し込みや、返済に遅延があれば賃貸契約も落ちる可能性が高いです。
また返済が滞っていなくても、多重債務をしているだけで審査に通らないこともあります。
あらゆる金融機関の審査に通らなくなる可能性が出てくるため、今後生きていく上で大きなデメリットとなるでしょう。
多重債務から抜け出したい人は任意整理がおすすめ

リスクばかりの多重債務から抜け出したい場合はどうすればいいのでしょうか。
おすすめはおまとめローンや借り換えローンですが、審査に落ちてしまうこともあるでしょう。
審査に落ちることもなく多重債務から抜け出すには、任意整理がおすすめです。
任意整理とは、弁護士や司法書士に依頼し、借金を整理してもらうこと。
任意整理は正しくは債務整理の1種で、債務整理には他に「個人再生」「自己破産」があります。
詳しくを以下で解説していきます。
任意整理
まずは任意整理のメリットとデメリットを見ていきましょう。
任意整理のメリット
任意整理とは、裁判所を利用せずに、現在の返済額よりもさらに細かく金額を減らした分割払いを行う方法のひとつ。
法的手段ではないため裁判費用もかからず、債務整理の中では最も行いやすい手段です。
任意整理のデメリット
任意整理は返済金額をさらに分割する方法なので、支払期間が当初よりもかなり伸びてしまうデメリットがあります。
また貸金業者によっては分割払いを認めてもらえず、任意整理で失敗するリスクもあるため注意が必要です。
任意整理がおすすめの人
任意整理は法的手段ではないため、多重債務に苦しんだ際に最も手を出しやすい解決策です。
弁護士と相談し分割払いにするだけで毎月の返済が楽になるので、今キツイ方は検討してみてはいかがでしょうか。
個人再生
個人再生のメリットとデメリットは以下のとおりです。
個人再生のメリット
個人再生は裁判所を利用した法的手段で、借金の一部をカットしてくれます。
借金総額を大幅に減らすことができるため、任意整理よりもかなりメリットがある方法です。
財産の分配がないのも個人再生のメリットといえます。
個人再生のデメリット
法的手段に出るため手続きに時間がかかります。
また安定した収入があることが条件で、今後返済が滞ることがないと判断されなければ個人再生はできません。
また官報に氏名や住所が載ってしまうのもデメリットでしょう。
個人再生がおすすめの人
個人再生は借金額が多すぎて、分割すれば何十年も返済が終わらない、といった方におすすめです。
法的手続きになるため少し大掛かりになりますが、返済額の1部をカットしてもらえるので、かなり楽になるでしょう。
自己破産
最後は最も有名ですが、できれば行いたくない自己破産についてです。
自己破産のメリット
自己破産と個人再生と同じく裁判所を利用した法的手続きのひとつです。
自己破産の審査に受かれば残った借金の支払い義務が免除されるため、もう悩まされることはありません。
しかし自己破産にはデメリットが多すぎて、上記のメリットもそれほどありがたいものではないでしょう。
自己破産のデメリット
自己破産を行えば今後警備員や宅地建物取引など一定の職に就くことができなくなります。
また、 所有している財産(住宅、自動車など)は各債権者に分配されてしまうことになるでしょう。
借金の返済はなくなりますが、代わりに所有しているものもなくなるのが自己破産です。
自己破産がおすすめの人
自己破産は最後の手段ともいえます。
「もうどうしようもない」「人生をやり直したい」といった方であれば、おすすめできるかもしれません。
もし個人再生などの手段もとれるのであれば、そちらを優先することをおすすめします。
債務整理はブラックリストに載る
上記いずれかの債務整理を行えば、信用情報のブラックリストに載ります。
ブラックリストに載ると5〜10年は消えることがなく、新規の借入や各種ローンが行えなくなるでしょう。
住宅や車の購入など、大きな金額の買い物でもローンを組めなくなるため、全て現金一括で購入しなければなりません。
ただし、カードローンやクレジットカードの返済を2ヶ月以上延滞すれば、ブラックリストに載ってしまいます。
延滞するくらいであれば、債務整理を行った方がすっきりするかもしれません。
債務整理なら「司法書士法人みどり法務事務所」
詳しくは弁護士に相談する
債務整理について解説しましたが、実際行ってくれるのは弁護士の方たちです。
現在のあなたの収入状況や、返済状況を相談すれば的確な答えを教えてくれるでしょう。
最近は無料で相談に乗ってくれる法テラスや、自治体の消費生活センターなどもあります。
気になる方はぜひ利用してみてください。
カードローンの多重債務に関するよくある質問4つ

ここからは、カードローンの多重債務におけるよくある質問にお答えしていきます。
- カードローンの借金相談はどんなところでできるの?
- SNSでよく見かける借金救済制度ってどんなもの?
- 多重債務を早く切り抜けるにはどうしたらいいの?
- 多重債務になってしまったけど、まずどうしたらいいの?
①カードローンの借金相談はどんなところでできるの?
相談先としては、弁護士や司法書士があげられます。
でも、どの弁護士が良いのか迷ったり、費用面などでハードルが高かったりしますよね。
そんな方は、法テラスや地方公共団体の生活困窮者自立支援相談窓口などがおすすめです。
法テラスとは、国が設置している法的トラブル解決のための「総合案内所」。
経済的に困窮している方を対象に、弁護士や司法書士との無料法律相談を提供しています。
費用についても、条件を満たせば立替え制度を利用できたり、心強い味方になってくれるでしょう。
②SNSでよく見かける借金救済制度ってどんなもの?
SNSの広告で「借金の救済制度」「国も認めた借金救済制度」などとよく目にしますよね。
それらは、債務整理のことを指します。
SNSの広告は債務整理を行っている弁護士事務所などが提供していることが多いです。
個人向け債務整理には、以下の3種類があります。
- 任意整理
- 個人再生
- 自己破産
それぞれにメリットデメリットがあります。
詳しくはこちらでも解説していますので、ぜひご覧ください。
③多重債務を早く切り抜けるにはどうしたらいいの?
まずは、おまとめローンや任意整理などの制度を活用することをおすすめします。
ただし、今の状態のまま早く借金を完済したいという方には、以下の方法がおすすめです。
- 金利が高いものから返済する
- 余裕があるときは繰り上げ返済する
借入には金利がつきもの。
借りた額が多ければ金利も多く、借りる期間が長ければ金利も大きくなっていきます。
そのため、高金利のものから返済したり、繰上返済をすることで少しでも早く多重債務を抜けることができるでしょう。
④多重債務になってしまったけど、まずどうしたらいいの?
まずは、今の状況を把握しましょう。
どこから、いくら借りているのか、いついくら返済するのかなどが重要です。
そして自分の生活を見直し、固定費など抑えられるところは抑え、返済に間に合うのかよく計画を立てましょう。
一人でどうにもならないようであれば、相談窓口に行くのもおすすめです。
先延ばしにすればするほど借金も増えていきます。
一人で抱え込まないようにしましょうね。
カードローンの多重債務は早めに解決しよう!
カードローンの多重債務は、1度行ってしまえば雪だるま式に借金が増えてしまう危険なものです。
今多重債務を行っていない方は、借入を増やすなら必ず1社からだけにしましょう。
カードローンの多重債務者におすすめの4社は以下のとおりです。
この4社ならおまとめローンがあります。
多重債務に陥ってしまった場合には、おまとめローンや借り換えを活用してみましょう。
返済を一本化したり、低金利の会社に借り換えることで返済へのハードルが下がります。
きちんと返済計画を立てて、多重債務の状況から抜け出しましょう。
おまとめローンや借り換えを検討しても、返済の見込みが立たない人には債務整理がおすすめです。
債務整理には、以下の3種類があります。
多重債務をすっきり解決することのできる債務整理ですが、ブラックリストに載るなどのデメリットもあります。
多重債務にお悩みなら、一人で抱え込まずに弁護士や司法書士などの専門家に相談しましょう。
借り入れをする際は、計画を立てて行いましょうね!
川崎 翔太のコメント
多重債務をしてしまうと、返済が厳しくなったりローンの審査に受かりづらくなったりと、良いことは1つもありません。なるべく多重債務をせずに1社から借入を行うのが懸命です。