携帯会社を選ぶ際、大手のドコモ・au・SoftBankに加え、格安SIMも一般的な選択肢として定着してきました。
通信費の節約を考えた時、一番に思い浮かべるのは格安SIMではないでしょうか。
今回は格安SIMが安い理由とデメリットを紹介します。
デメリットの対処法と選び方も解説するので、後悔しない乗り換えをしましょう。
格安SIMが安い3つの理由

格安SIMの特徴はなんと言ってもその安さでしょう。
一般的には「安い=良くないもの」と言ったイメージもありますが、格安SIMの場合は、しっかりした安さの理由があります。
格安SIMが安い理由は以下の3つです。
大手携帯会社から回線をレンタルして運営している
格安SIMの大きな特徴は、大手携帯会社であるドコモ・au・SoftBankから回線をレンタルして運営している点です。
大手携帯会社から通信帯域を借りているため、自社回線の設備投資が必要なく、そのぶん料金を安くできます。
エリアに関しても大手携帯会社の回線を使うため、実質ドコモ・au・SoftBankと変わりません。
今まで通りのエリアで使うことが可能です。
例外として楽天モバイルは、エリアが他の格安SIMとは異なります。
楽天モバイルは2020年4月より、ドコモ・au・SoftBankに並ぶ新たな携帯会社として自社回線の提供を始めています。
まだ新しい会社のためエリアは完全ではありませんが、現在急速に拡大しているため、全国で使えるようになる日も近いでしょう。
店舗が少ないため人件費がかからない
大手の携帯会社であれば、ほぼすべての地域に店舗があり、契約や故障時などのサポートを受けられます。
格安SIMはその店舗数を減らし、維持費を削減して利用量に還元しています。
契約したい人は自分で公式サイトから申し込みをする仕組みのため、人件費も抑えられるのです。
最近では格安SIMの店舗も増えてきましたが、大手に比べるとまだまだ少なく、ネットでの対応がメインとなっています。
必要なサービスを自分で選べる
大手の携帯会社でスマホを契約すると、ほとんどの場合端末保証や通話定額などのオプションがついてきます。
オプションは便利な反面、利用料金が上がるため使わない人にとっては割高になってしまいます。
格安SIMはオプションサービスを付けるかは自分で選べるため、いらないオプションは入る必要がありません。
基本料金のみで契約することで料金は安くなります。
ただしオプションに入らずたくさん使ってしまうと、逆に割高になってしまう場合もあります。
特に通話はオプションを付けなければ、30秒22円の通話料が直接料金に加算されます。
自分の使い方をしっかり把握し、オプションが必要かどうか考えましょう。
デメリットと対処法4つ

格安SIMは人件費や維持費を安く抑えて価格に反映しているため、デメリットもいくつかあります。
大手の手厚いサポートを期待して乗り換えると、後からがっかりすることになります。
事前に大手との違いを知っておき、困った時に慌てないよう気をつけましょう。
格安SIMのデメリットは以下の4つがあります。
店頭でのサポートが受けられない
格安SIMは店舗が少ないため、契約してから初期設定、故障時の対応を全て自分でする必要があります。
初期設定については商品が送られてきた際、わかりやすく書かれたパンフレットが同梱されていますので、読みながら自分で行います。
また故障した時は、サポートセンターに電話して修理してもらう、または買い換えるなどの対処を自分でします。
格安SIMは自由度が高く、好きな端末を好きな会社で使える反面、高齢者や店員に対応して欲しい人にとってはストレスになってしまうかもしれません。
格安SIMにしたいけど店舗でサポートを受けたい人は、Y!mobileなど店舗数の多い格安SIMがおすすめです。
イオンモバイルであれば、イオンショッピングモール内に店舗があり、買い物のついでにサポートを受けられます。
キャリアメールが使えない
大手の携帯会社ではキャリアメールと言う、その会社独自のメールアドレスが使えます。
ドコモなら「@docomo.ne.jp」、auは「@au.com @ezweb.ne.jp」SoftBankであれば「@SoftBank.ne.jp」のメールが、会社独自のアドレスになります。
格安SIMに乗り換えると、会社独自のキャリアメールは使えなくなるため気をつけましょう。
現在メールを使っている人は、新しいメールアドレスを相手に伝える必要があります。
格安SIMで使うメールアドレスはGmailがおすすめです。
GmailはGoogleが提供するフリーメールで、無料で使えてセキュリティもしっかりしています。
またY!mobileやUQモバイルなど、キャリアメールのある格安SIMに乗り換える方法もあります。

クレジットカード決済のみの会社が多い
大手の携帯会社は口座振替に対応していましたが、格安SIMは口座振替ができず、クレジットカードのみの会社が多いです。
格安SIMでも口座で支払いたい人は、契約前に口座で支払えるか確認しましょう。
口座振替に対応している格安SIMはいくつかありますが、手数料がかかるなどの注意点が多くあります。
口座振替に対応する格安SIMと注意点は以下のとおりです。
| 会社名 | 手数料(税込) | 注意点 |
|---|---|---|
| 楽天モバイル | 110円 | 端末・アクセサリー類は不可 |
| Y!mobile | 無料 | 新規契約と同時に口座申し込みは店舗のみ |
| UQモバイル | 無料 | 新規契約と同時に口座申し込みは店舗のみ |
| BIGLOBEモバイル | 220円 | データSIMのみ |
| mineo | 無料 | eo光を契約している人のみ |
クレジットカードならスムーズに契約できるのですが、口座振替の場合は少しややこしいので覚えておいて下さい。
通信速度が落ちる時間帯がある
格安SIMは回線をレンタルして運営しているため、大手に比べどうしても通信帯域が狭くなってしまいます。
通信帯域が狭いと利用者が増えた時は混雑が起こり、混雑すると回線速度が落ちる原因になります。
その結果、普段は普通に使えるのに決まった時間帯だけ速度が落ちる、と言う現象が起こります。
利用者が増えるお昼時は、特にわかりやすく速度が落ちることが多いです。
お昼時はWi-Fiを使うなど、工夫すると良いでしょう。
通信速度の安定した格安SIMについては、次の説明をご覧ください。
後悔しない選び方を知れば安心

格安SIMの会社はたくさんあり、各社の違いがわかりにくいです。
“料金の安さだけで選んでしまい、品質に満足できなかった”と言ったことを防ぐため、格安SIMの上手な選び方を紹介します。
通信品質が不安な人は、大手のサブブランドか新料金プランがおすすめ
通信費を安くしたいけど、速度が不安定なのは困る…という人は、大手のサブブランドの会社がおすすめです。
UQモバイル
はau、Y!mobileはSoftBankのサブブランドであり、この2つであれば通信は常に安定しています。
体感速度は大手とほぼ変わらず、お昼時の大幅な速度低下もありません。
以前は他社の格安SIMに比べ割高だったUQモバイル・Y!mobileですが、最近はかなり安くなりました。
ネット申し込みなら新規手数料もかからず気軽に乗り換えられます。
また20GBのプランを使いたい人は、大手の新料金プランであるahamo・povo・LINEMOが安くて通信も安定しています。
大手の新料金プランはネット申し込みで、キャリアメールが使えないなど条件があります。
サポートを少なくして料金に還元するためで、サービス内容としては格安SIMに似ています。
通信品質重視の人は、大手のサブブランドか新料金プランを選ぶと安心して使えます。
安さを利用し今の携帯会社と併用する方法もある
スマホ代を安くしたいけど、家族や仕事の関係で乗り換えられない人は、今の携帯会社と格安SIMの2つを併用する方法もあります。
例として今お使いの携帯は通話専用プランまで落とし、通信は価格の安い格安SIMで行えば、毎月の通信費の節約が可能です。
楽天モバイルなら「Rakuten Link」アプリを使えば、国内通話かけ放題で使えます。※
電話が多い人は通話専用として持つのも良いでしょう。
併用という選択ができるのも、格安SIMのメリットです。
※Rakuten LinkアプリiOS版の仕様変更に関するお知らせ
格安SIMが安い理由と選び方まとめ

最近はほとんどの会社で新規手数料も解約料もかからないため、以前に比べ乗り換えがしやすくなりました。
携帯会社に縛られる時代は終わったと言えるでしょう。
格安SIMなら多い人なら年間で数万円の節約も可能です。
自分の使い方に合うものを選べば、品質にも満足して使い続けることができます。


