【漫画】“産後あるある”だと思っていた体の不調が、実は深刻な病のサインだった… 病院で知らされた“まさかの病”とは?【作者取材】
- オトナンサー |

闘病の経験を描いた漫画「潰瘍性大腸炎の再燃直後に卵巣茎捻転(らんそうけいねんてん)になった話」が、インスタグラムで多くの「いいね」を集めて話題となっています。
出産直後に下痢や腹痛などの症状が出ても、「産後だからだろう」と特に病院で診察を受けなかった女性。しかし1年半後には下血が。それでも「自分が病気になるはずがない」と思い放置していましたが…。読者から、「しんどかったですね」「母親は自分のことを後回しにしがち…」などの声が上がっています。
自分が難病になるとは思いもしなかった
この漫画を描いたのは、たれみさんです。Instagramとブログでエッセー漫画を発表しています。この作品は現在連載中で、続きはたれみさんのインスタグラムとブログで読むことができます。たれみさんに、作品についてのお話を聞きました。
Q.漫画を描き始めたのはいつごろからですか。
たれみさん「『子どもとの日常を、絵日記にして残したい』という思いから、約2年前にブログを開設し、育児絵日記を中心に載せていました。その後、インスタグラムに投稿されている育児漫画を読むことが好きになり、自分も投稿してみようと思ってインスタグラムも始めました。友人などに身バレするとなんとなく恥ずかしいなという思いから、夫以外の誰にも言わず、フォロワー0人からのスタートでした。今はブログよりも多くの人たちに読んでいただき、フォローやコメントをいただくことが投稿の励みになっています」
Q.「潰瘍性大腸炎の再燃直後に卵巣茎捻転になった話」を、漫画にしようと思ったきっかけは何ですか。
たれみさん「ブログを始めた頃から、潰瘍性大腸炎についての漫画を描きたいと思っていたのですが、どのように描こうか悩んでいました。そんなある日、長い期間寛解を維持していた潰瘍性大腸炎が再燃してしまい、しかもその直後に卵巣茎捻転まで起きてしまったのです。ほぼ同時に2つの疾患を抱えることになり戸惑いましたが、『これは漫画にするしかないだろう!』と開き直りました(笑)。
また、潰瘍性大腸炎の患者数は年々増加していて、この病気を抱えて不安に思っている人やそのご家族がたくさんいると思います。私はこの病気になって約9年ですが、今までの体験談や寛解期の様子を漫画にすることで、少しでも参考になればいいなという思いで描き始めました」
Q.「潰瘍性大腸炎」と「卵巣茎捻転」という病気について、発症するまでどのような知識がありましたか。
たれみさん「正直なところ、全然知識はありませんでした。下血をしている段階で、インターネットで検索して初めて潰瘍性大腸炎という病気を知りました。卵巣茎捻転は、診断されたときに初めて知った病名でしたし、予想もしていなかったので驚きました」
Q.発症以前は、腸や内臓のトラブルはなかったのでしょうか。
たれみさん「それがまったくなかったんです。漫画でも少し触れていますが、発症以前の私は風邪すら引かない超健康優良児でした。トラブルがあるどころか、むしろおなかは丈夫な方でした。なのでまさか自分が難病を発症するなんて、夢にも思っていませんでした」
Q.この作品は現在連載中で、この後にタイトルにもなっている「卵巣茎捻転」についてのお話が出てくると思うのですが…まだ痛い描写が続きますか。
たれみさん「はい、卵巣茎捻転については痛い描写が出てくると思います…。でも読んでいる人を驚かすような内容にするつもりはなく、どんな痛みなのか、どれくらい痛いのかを分かりやすく描きたいな、と考えています。病気についての漫画を描くときは、誰かの参考になればいいなと思って描いています」
Q.作品の完結はいつごろの予定でしょうか。
たれみさん「自分でも分かりません(笑)。今の段階で潰瘍性大腸炎の初回発症時のことを描いているので、先が長くなりそうなことは確かです」
Q.現在の体調はいかがでしょうか。
たれみさん「現在は再燃から7カ月がたちましたが、まだ大腸が絶賛炎症中のため体調は優れません。下血、下痢、突然の腹痛が1日に複数回起きます。
この病気は原因がはっきりとは分かっておらず、難病に指定されています。そのため完治する薬がないので、さまざまな薬を順番に試していって、自分に合う薬の種類や組み合わせを見つけなければいけません。効果が出るのに2~3カ月かかる薬もあるので、どうしても治療に時間がかかってしまいます。
しかし、最初に発症した約9年前に比べると、使える薬の選択肢がとても増えました。医療の進歩に感謝するとともに、近い将来、潰瘍性大腸炎が完治する病気になることを心から願っています」
Q.この作品にどのようなコメントが寄せられましたか。
たれみさん「フォロワーさんは私と同じく子育て中のママさんが多いので、産後に自分のことを後回しにしてしまうことや、子育て中の体調不良の大変さへの共感のコメントをいただきました。また、同じ病気を抱えている人たちから、共感のコメントをいただけたこともうれしかったです」
オトナンサー編集部
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