歯科治療費が気になる人は約3割?歯医者とお金のリアル 歯科タウン意識調査
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歯科治療費とどう向き合っている?通院を迷う理由と後悔の声
「歯科治療費に関する意識調査」 調査概要
調査期間:2026年01月09日~2026年02月10日
調査方法:歯科タウンから歯科医院予約をしたユーザーへアンケート
有効回答:322サンプル
対象地域:全国
調査対象:歯科医院を探している患者さん(男女)
約3割が「お金の理由で歯医者をためらった」経験あり
Q.直近3年間の中で、経済的な理由で歯科受診をためらった経験はありますか?

まず、直近3年間で経済的な理由から歯科受診をためらった経験があるかを聞いたところ、約3割(31.1%)の人が「ある」と回答しました。内訳は「たまにある」が19.6%、「よくある」が11.5%でした。3人に1人近くにのぼる、決して珍しくない悩みと言えそうです。
背景には、
「歯医者の費用が気になる」・「いくらかかるか分からない」・「歯医者は高いのではないか」といった歯医者の費用への不安がありそうです。歯科治療は症状によって内容も金額も変わるため、事前に総額をイメージしにくいのが特徴。「もう少し様子を見てから…」「お金ないし、今月は我慢しようかな」と受診を後回しにしてしまう気持ち、よく分かりますよね。
定期検診は後回し、治療は途中でストップ…通院を控える人も
Q.直近3年間の中で、経済的な理由で通院頻度を減らした・治療を中断したことがありますか?

続いて、経済的な理由で通院頻度を減らしたり、治療を中断したりした経験を聞いたところ、「定期検診を後回しにした」・「治療の途中で通院を中断した」という回答が見られました。
割合では、「定期検診を後回しにしたことがある」が14.9%、「治療途中で中断したことがある」が7.5%で、合わせて22.4%と約2割にのぼります。また、受診を「たまにためらう」「よくためらう」と答えた100人に絞ると、6割が通院頻度を減らしたり治療を中断したりしていました。
歯医者への通院中断は、気づかないうちに症状が進んでしまうきっかけにもなりかねません。
また、歯科定期検診の費用を気にして先送りにする方もいるようですが、定期検診は「早期発見・早期治療」の要。むし歯や歯周病は初期段階で見つかれば比較的シンプルな治療で済むことも多く、結果として治療費を抑えられる可能性もあります。目先の出費を避けたつもりが、あとで大きな負担に…という事態は避けたいところです。
迷った治療は「セラミック」「ホワイトニング」「矯正」
Q.どんな治療を経済的な理由で躊躇いましたか?(複数回答可)

経済的な理由で躊躇した治療として多かったのは、「セラミックの被せ物・詰め物」・「ホワイトニング」・「矯正治療」でした。割合は、セラミックが17.7%、ホワイトニングが16.8%、矯正治療が15.2%。続いて、自費のクリーニングが11.5%、インプラントが10.9%でした(複数回答)。いずれも保険適用外で、歯科自費治療の費用がかかる治療です。なお「特になし」は47.8%で、約半数は経済的な理由で治療を躊躇した経験がないと答えています。一方で、保険診療の範囲(むし歯・歯周病治療など)でも9.9%が躊躇しており、約1割の人は保険がきく治療でも費用面を気にしていることが分かります。
特にセラミックは「費用が高い」というイメージを持つ人が多く、「やってみたいけれど迷っている」という声も寄せられました。ただ、自費治療には「見た目が自然」・「長持ちしやすい」・「機能性が高い」といったメリットもあります。歯科自費治療の費用は医院ごとに異なるため、まずは歯科医院で説明を聞きながら、納得して検討する人も増えています。
自費治療の価格、3割強が「高くなった」と実感。半数以上は「よくわからない」
Q.直近3年間の中で、自費治療の価格上昇を実感していますか?

「自費治療の価格は以前と比べてどう感じますか?」という質問では、「なんとなく高くなった」が約2割(20.5%)、「明らかに高くなった」が約1割(13.4%)で、合わせて3割強(33.9%)の方が価格上昇を感じていました。「あまり変わらないと思う」は11.5%でした。
一方で目立ったのが、「よくわからない」という回答。半数以上(54.7%)を占めており、そもそも自費治療の価格が把握しにくいという現状が浮かび上がっています。
高くなったかどうか以前に、「いくらかかるのか分からない」という不透明さが、自費治療へのハードルをさらに上げているのかもしれません。費用の目安や治療内容を事前に歯科医院で確認しておくことが、安心して治療を選ぶ第一歩になりそうです。
「あのとき治療しておけば…」後回しにした人の後悔の声
Q.経済的な理由で治療を後回しにした結果、どうなりましたか?
「後悔している/少し後悔している」と回答した方は、後回しにした治療と後悔した理由について教えてください。

治療を後回しにした結果を聞くと、「後悔している」「少し後悔している」という回答が、全体では合わせて28.9%(「少し後悔している」18.9%、「後悔している」9.9%)にのぼりました。「特に問題なかった」は35.4%です。なお、経済的な理由で受診をためらった経験がある100人に絞ると、後悔している人は59.0%と、約6割にのぼります。自由回答に共通していたのは、「あのとき治療しておけばよかった」という思い。先送りが、かえって大きな負担や取り返しのつかない状態につながったケースが目立ちます。
「早く治療していれば、こんなにかからなかった」
むし歯の治療を経済的な理由で先延ばしにした結果、症状が悪化。インプラントや根管治療まで必要になり、「早く治療していれば費用も安く済んだかもしれない」と振り返る声がありました。
「放置した虫歯が、歯を失う結果に」
保険診療の範囲で済むはずだったむし歯を後回しにし続け、最終的に歯を失ってしまった方も。取り返しのつかない状態になって初めて、早期治療の大切さを痛感したそうです。
「気になりながらも、ずっと後回しのまま」
子育てや家計を優先するうちに、自分の矯正治療をあきらめざるを得なかった方からは、「自分のことが後回しになる現実をどうにかしたい」という切実な声も届きました。
歯のトラブルは自然に治ることがほとんどなく、時間とともに進行しやすいもの。歯医者に行くタイミングを迷っているなら、早めに相談してみることが大切と言えそうです。
求められているのは「安い」より「相場程度で無理なく通える」医院
Q.下記のうち、どんな医院に通いたいですか?

最後に「どんな歯科医院に通いたいですか?」と聞いたところ、最も多かったのは「治療費が相場程度で無理なく通える医院」で、全体の約8割(79.2%)にのぼりました。「治療費が高くても技術が高い医院」は11.5%、「少しでも安い医院」は5.9%にとどまっています。
つまり、多くの患者さんが求めているのは、とにかく安い歯医者でも、高級路線の歯科医院でもなく、安心して通える適正価格の歯医者。歯医者の適正価格が分かりにくいからこそ、相場感を大切にしたいという気持ちの表れかもしれません。
さらに、費用だけでなく「わかりやすい説明」・「納得できる治療内容」も、歯科医院選びの大切なポイントになっているようです。費用の目安や治療方針を丁寧に説明してくれる医院なら、不安もぐっと減らせそうですよね。
「高いかも」の前に、まず聞いてみませんか
今回のアンケートでは、約3割の人が歯科治療費への不安から歯医者に行くのをためらった経験があると分かりました。一方で、治療を後回しにして「症状が悪化した」「もっと早く行けばよかった」と感じている人も少なくありません。
早めに対応すれば、治療期間や費用を抑えられる可能性があります。口腔内の環境が悪化したまま放置して失う歯が増えると、全身の健康への影響や、将来の医療費・介護費の増加につながるおそれも。
「歯医者は高いのでは?」と不安なときこそ、まずは相談だけでもしてみませんか。費用の目安や治療方法を知るだけで、安心して一歩を踏み出せるかもしれません。
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