【漫画】年末に大ピンチ！　「クール便のおせち」が届く時間に急用が…　不在を乗り切る“苦肉の策”に「その手があったか！」【作者取材】

　元宅配便ドライバーで漫画家・イラストレーターのゆきたこーすけさんの漫画「クール便のおせちを置き配（？）で受け取ったお客さんの話」が、Xで話題となっています。

　冷蔵便のおせちを指定時間に受け取るつもりでしたが、急に出かける用事が入ってしまいました。何とか受け取れないものかと悩み…という内容で、読者からは「参考になりました！」「こんな置き配方法があるとは」「私も配達の仕事をしていましたが、クール便は気を使いますよね」などの声が上がっています。

元配達員が明かす！知られざる“宅配の裏側”

　ゆきたこーすけさんは、Xやブログ「運び屋ゆきたの漫画な日常」で漫画を発表しています。11月から、ウェブサイト『grape』で「新人配達員コータローがお届けします！」を連載中です。2020年には『リアル宅配便日記』（KADOKAWA）を出版しました。ゆきたこーすけさんに作品について話を聞きました。

Q.今回の漫画を描いたきっかけを教えてください。

ゆきたこーすけさん「ちょうど年末でタイムリーだったので、読者からご投稿いただいたエピソードを元に、この漫画を描かせていただきました。また、クール便まで『置き配』で受け取ろうとする方がいらっしゃるのを知り、それだけ置き配が世間に浸透してきたのか、と感じました」

Q.「クーラーボックスに入れておいてください」という指定は、ご自身が配達員時代にもよくありましたか。

ゆきたこーすけさん「見かけたことは何度かありますが、かなり珍しいケースだと思います。しかし気温が低い冬場は、冷蔵品でも『宅配ボックスに入れておいて』というご指示をいただいたことは時々ありました」

Q.逆に、「これはちょっと困った」という置き配の指定はありましたか。

ゆきたこーすけさん「オートロックのマンションにもかかわらず、『玄関前に置き配』をご指定いただくことがあります。他の部屋への配達で中に入れた際に対応する形になるのですが、ケースによっては判断が難しいことがあります」

Q.おせちやクリスマスケーキのように「遅れないように届ける荷物」を扱うとき、どのような気持ちで配達していましたか。

ゆきたこーすけさん「『指定日時に遅れないように』という点では、どんな荷物でも変わりがありません。ただご不在だったときには、当日中に再配達できるように、こちらからお電話をしてご都合をうかがうことがありました」

Q.配達員として働いていたとき、お客さまからの気遣いや声かけで「うれしかった」と感じた出来事があれば教えてください。

ゆきたこーすけさん「『ありがとう』と言われるだけで、たいていの配達員はうれしいと思います。また、缶コーヒーやチョコレートなど、ちょっとした差し入れをいただいたときもうれしいです」

Q.今回の作品について、どのようなコメントが寄せられていますか。

ゆきたこーすけさん「この置き配の方法を見て、『その手があったか！』という感心の声がありました。一方で『おせちに何かあった場合、配達員の責任になってしまわないのかな』というご心配の声もありました」

オトナンサー編集部

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