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自閉症の子どもにとって「友達」はどんな存在? 一人遊びをしがちだけど……自閉症の作家に聞いた

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  • マイナビウーマン
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自閉症の作家・東田直樹さんによる幼稚園時代の思い出。友だちは東田さんにとってどのような存在だったのでしょうか。

◆自閉症の作家が綴る幼稚園時代の日常

『自閉症の僕が跳びはねる理由』で知られる作家の東田直樹さんによる幼稚園時代のエッセイ。会話が難しい自閉症児だった著者の視点から幼稚園の世界を見ることができます。
保育者のお悩みに答えるQ&Aも収録され、保護者も保育者・支援者もほっと一呼吸できる1冊です。

今回は、自閉症児にとっての友だちの存在と、友だちとの思い出について、書籍『自閉症の僕の子ども時代 だから毎日、幼稚園に通えた』(世界文化社)から一部抜粋してお届けします。

Q 東田さんにとって「友だち」ってなんですか?思い出とともに教えてください

(E・Mさん/保育歴9年)

周囲に興味を示さず、ひとりで遊ぶことが多い子がいます。無理に関わりを持たせようとは思いませんが、友だちをどう思っているのか気になります。実は興味を持っていたり、関わりたいと思ったりする場面もあるのでしょうか。東田さんの特に印象に残っている友だちとの思い出や、どのような場面で友だちに関心を抱いていたか、友だちを見てうらやましいと感じたことや、自分との違いを意識した場面があれば、それも教えていただけるとうれしいです。

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※画像はイメージです

砂山のトンネルで、ぎゅっと友だちの手を握った思い出

僕は、人よりものに興味がありました。友だちという存在に気づいたのは、幼稚園に通い始めてからだと思います。

子どもがひとりで遊んでいるからといって、ひとりが好きなわけではないと思うのです。ただ、自閉症などの障害のため、コミュニケーションが苦手で、遊びのパターンのこだわりが強かったりすると、友だちがその子に声をかけても、その子の遊びに入れてもらえないかもしれません。また「ごっこ遊び」や「ルールのある遊び」の遊び方がわからないと、ほかの子の遊びにも興味を示さないと思います。

それでも先生は時々声をかけて、ほかの子の遊びにその子を誘ってみてください。みんなと同じように遊べなければ、その子ができる役割を探します。その子にも、周りの子にも「一緒に遊ぶのは楽しい」と思ってもらえたなら大成功です。

僕の友だちとのエピソードは、砂場での出来事です。その日は、みんなで大きな砂山を作りました。僕は見ているだけでした。砂山にトンネルが開くと、先生が僕に「ここに手を入れてみて」と言いました。「これでいいのかな?」と思いながら手を入れると、向こうから友だちが、次々に僕の手をぎゅっと握って握手してくれました。予想外のことで僕はびっくりしましたが、「おもしろい、またやりたい」と思ったことを覚えています。僕の心はほんわかしました。

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※画像はイメージです

幼稚園に行けば、僕と同年代の子どもたちに会うことができます。パズルにたとえると、僕にとって幼稚園がパズルのフレームなら、子どもたちはパズルのピースのようでした。遊びの時間には、みんなばらばらに分かれて遊んでいるのに、先生の声かけや合図があると、素早く自分の位置に戻ることができます。僕はいつも最後のピースだったように思います。僕が何度やってもできないことを、みんなは軽々とできているのが不思議でした。自分だけできないのは悲しかったです。

だけど、できないことがあっても、友だちや先生が僕の名前を呼んでくれたり、手をつないだりして教えてくれました。「僕もちゃんとできた」。みんなに助けてもらいながら、成功体験を積み重ねることで、自信もついていったのでしょう。

当時の僕は友だちの名前も顔も、一人ひとり区別がついていなかったように思います。僕にとっては、みんなが憧れの存在でした。何でもできるみんながうらやましかったです。

僕が自分のすべきことがわかればパズルは完成。僕が仲間外れにされることはなかったです。

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この続きは、是非書籍でご覧ください。

※本記事は、『自閉症の僕の子ども時代 だから毎日、幼稚園に通えた』著:東田 直樹/世界文化社より抜粋・再編集して作成しました。

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