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訪問歯科、8割が「使いたい」なのに85%は詳しく知らない?  歯科タウン意識調査

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アンケートでわかった、訪問歯科の「知られていない」リアル

調査期間:2026年2月10日~2026年3月30日
調査方法:歯科タウンから歯科医院予約をしたユーザーへアンケート
有効回答:516サンプル
対象地域:全国
調査対象:歯科医院を探している患者さん(男女)


約85%が「よく知らない」訪問歯科とは?

Q.訪問歯科診療(通院が困難な方を対象に、 歯科医師や歯科衛生士が自宅や施設に訪問して行う診療)を知っていますか?

訪問歯科(訪問歯科診療)とは、通院が難しい方のもとへ歯科医師や歯科衛生士が出向き、自宅や施設で診療を行うサービスです。「名前は聞いたことがある」という方も多いはず。ところが今回の調査では、「知らなかった」「詳しくは知らない」と答えた方があわせて約85%にのぼりました。
存在はなんとなく知っていても、誰が対象で、どう使うのかまではピンとこない…というのがリアルなところ。ちょっともったいない状態が見えてきました。

「16km圏内」のルール、知っていたのはわずか3.5%

Q.歯科医院が訪問歯科診療を行える対象エリアは、原則として「医院から半径16km圏内」であることを知っていましたか?

実は訪問歯科には、原則として「歯科医院から半径16km以内」という対象エリアのルールがあります。ところが「知っていた」と答えた方は、わずか3.5%。ほとんどの方が初耳という結果でした。
知らないままだと、「うちは遠いから無理そう」「そもそも調べるきっかけがない」と、自分で選択肢を閉じてしまいがち。本当は利用できるのに、知らないだけでスタートラインに立てていない可能性もあります。訪問歯科の16kmルールは、探すときの大事なヒントです。

約9割が「身近に通院が難しい人はいない」と回答

Q.あなたやご家族・身近な方で、通院が難しい状況の方はいますか?

「身近に通院が難しい人はいない」と答えた方は約9割。訪問歯科が「今の自分には関係ないサービス」に思えるのも、無理はありません。
ただ、訪問歯科の対象・条件は、年齢ではなく「通院が困難であること」。加齢による体力の低下はもちろん、病気やケガ、入院をきっかけに、それまで元気だった方が急に通えなくなることもあります。誰にとっても、いつか身近になるかもしれないのです。「今は必要ないけれど、将来のために知っておく」。そんな備えの感覚でとらえてみてはいかがでしょうか。

不安の正体は「費用・内容・頼み先」がわからないこと

Q.訪問歯科を利用するうえで、不安に感じることはありますか?(複数選択可)

多く挙がったのは、「費用がどのくらいかかるかわからない」「どんな治療が受けられるかわからない」「どこに頼めばいいかわからない」という声。どれも、サービスそのものへの不信ではなく、「情報が足りない」ことから生まれる不安といえそうです。
ちなみに訪問歯科の費用は、医療保険や介護保険が適用されるのが基本で、自己負担は1~3割。ただし訪問先や診療内容などによって金額は変わるため、事前に医院へ確認しておくと安心です。仕組みをあらかじめ知っておけば、いざというときも落ち着いて選べるはずです。

約8割が「利用したい」と前向き!

Q.将来、必要になった場合に訪問歯科を利用したい、または家族・知人に勧めたいと思いますか?

「積極的に利用したい」「利用したい」「条件が合えば利用したい」と答えた方は、あわせて約8割。ほとんど知られていないのに、これだけ前向きな声が集まったのは注目ポイントです。つまり、「知らないから使わない」だけで、正しく知れば利用が広がる可能性が高いサービスといえます。
訪問歯科の利用方法も、難しくはありません。基本は、訪問に対応している歯科医院に相談し、診療内容や訪問日を決めていく流れ。ケアマネジャーなど身近な専門職に相談する方法もあります。

自宅で受けたいのは、検診やクリーニングなど日常のケア

Q.自宅で診療を受けられるとしたらどんな施術があると嬉しいですか? (複数選択可)

人気だったのは、お口のチェック(定期検診)、歯石取り、クリーニング。さらに入れ歯の調整や、飲み込みの相談(嚥下ケア)といったニーズもありました。「治療」というより、毎日の生活を支えるケアへの関心の高さがうかがえます。
実際、訪問歯科でできることは幅広く、むし歯や歯周病の治療、入れ歯の作製・調整、口腔ケア、飲み込みの訓練まで対応する医院もあります。自宅での治療は、持ち運べる機器で行うため、内容によっては医院での治療をすすめられることもありますが、まずは相談してみるのがおすすめです。

約7割が「探せるサービスがあれば使いたい」

Q.自宅住所をもとに「対象エリア内(16km圏内)で訪問歯科に対応している歯科医院」を簡単に探せるサービスがあれば、利用したいと思いますか?

約7割の方が「探せるサービスがあれば使いたい」と回答。訪問歯科が足りないというより、「探し方がわかりにくい」ことが課題なのかもしれません。
訪問歯科の探し方としては、医院のホームページで訪問診療に対応しているかを確認する、地域包括支援センターやケアマネジャー、歯科医師会に相談する、といった方法があります。「住所から近くの医院がすぐわかる」仕組みへの期待の高さも感じられる結果でした。

「丁寧で助かった」の声。訪問歯科が支える暮らしの質」

実際に身近な人が訪問歯科診療を受けたことがある方は、訪問歯科診療に対しての印象や、今後求めたいことがあればご記載ください。

最後の質問には、「丁寧で助かった」「食事の楽しみにつながる」といった声が寄せられました。QOL(Quality of Life=どれだけ自分らしく快適に過ごせているかを表す「生活の質」)の向上を期待する意見もあり、「食べる・話す・笑う」を快適に続けたいという思いが伝わってきます。
お口の状態は、食べること、話すことといった日々の楽しみに直結します。訪問歯科は、暮らしの質を支える大切な医療なのです。

「知らないから使わない」をなくそう」

今回のアンケートから、訪問歯科について、次のような特徴が見えてきました。

• 内容まで理解している人は少ない
• 情報不足による不安が多い
• 一方で、利用したい人は多い

「知らないから使わない」を減らせれば、より多くの方のお口の健康を守れるはずです。今は必要なくても、将来の選択肢として知っておくだけで安心につながります。いざというときに困らないよう、訪問歯科について、少しずつ情報を集めてみてはいかがでしょうか。

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