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機内食「メインディッシュだけ温かい」状態をどう提供? その加熱時間は ANAの場合

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  • 乗りものニュース
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機内食の多くでは温かいメインディッシュ、対し冷たいサラダや付け合わせなどがひとつのトレイで提供されます。どのようにして、温度差がある状態で旅客の手元に届くのか、そのプロセスや加熱時間、工夫をANAに聞きました。

CAのひと手間かかった ANAの「機内食のあたため」

 飛行機の機内食の多くではメインディッシュとサラダ、付け合わせなどがそれぞれのトレイに分かれ、それがお盆に乗った状態で乗客に提供されます。

 ところが提供されるとき、たとえばコンビニ弁当のように付け合せも含め、すべて温められた状態ではなく、エコノミークラスであっても、メインディッシュだけ温かい状態で、そのほかのものは冷たいままで手元に届き、飲食店で食べるものと同じように温度の差があることが一般的です。

Large 200508 food 01ANAの機内食とCA(2019年、乗りものニュース編集部撮影)。

 この温度差のある機内食の状態は、どのように作られるのでしょうか。ANA(全日空)によると、そのプロセスは以下のようになっているといいます。

「機内食は、地上の工場で調理を行った後、急速冷蔵し摂氏5度の温度に管理された状態で、特殊トラックで運搬され機内まで運び込まれます。この際、エコノミークラスなどですと、メインディッシュのみが分かれた状態で載せられます。お客様に提供する前に、CA(客室乗務員)はそれらを機内のオーブンで温めてから、食事トレイにセットしています」

 そして、温められたメインディッシュは、食べておいしい温度になっているか、ひとつひとつCAがチェックを行ったうえ、乗客に提供されるとのことです。

結構かかる「機内食」のあたため時間 オーブンの仕様は

 ANAによると機内食の加熱に要する時間は、おおよそ20分から25分が標準的といいます。

 ただ当然ながら、食事によって温まりやすさに差があるとのことで、オムレツやパンケーキは温まりやすい一方、カレーやハンバーグなどは温まりにくいとも。そのときには決められた加熱時間より少し多めに設定するほか、焼き上がり時間をカートにセットするギリギリ直前に設定し、熱々の状態でメインディッシュを提供できるよう工夫しているといいます。

 また、同じオーブンで温めていても、下部と上部で温度にムラができることもあるため、先述したCAによるチェックが欠かせないとも話します。

Large 200508 food 02ANAの機内食工場 内部の様子(2018年、伊藤真悟撮影)。

 ちなみに、ANA機で用いられている機内オーブンはスチーム式のもので、エコノミークラスのメインディッシュの場合、1台で通常32食が温められるといいます。またこの機内スチームオーブン、通常の加熱だけでなく、型によってはドライモードや保温モードなども選択でき、一部最新機では、解凍機能を有するものもあるそうです。

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