「新湾岸道路」ついに“ルート案”公表 バイパス案は最大「2兆円」 現道活用案は「効果小さい」
- 乗りものニュース |

国土交通省 千葉国道事務所は2025年5月28日、第2回「新湾岸道路有識者委員会」を開催し、新湾岸道路の複数のルート案を公表しました。
新湾岸道路のルート素案が出る
国土交通省 千葉国道事務所は2025年5月28日、第2回「新湾岸道路有識者委員会」を開催し、新湾岸道路の複数のルート案を公表しました。昨年11月から今年2月にかけて実施した地域住民や関係者からの意見聴取結果も踏まえ、今後の計画検討を進めていきます。
外環道の終点となっている高谷JCT。新湾岸道路はここから海側に検討されている(画像:PIXTA)。
新湾岸道路は、渋滞が深刻な「東京湾岸道路」の千葉県内におけるバイパスとして、外環道が交わる高谷JCTから京葉道路の蘇我IC周辺または市原IC周辺を結ぶ高規格道路として調査中の路線です。現在は「構想段階」の途中にあたり、課題の共有と道路計画の必要性の確認を終え、今回の委員会では複数案の設定と評価項目の設定について議論されました。
委員会では、昨年8月の第1回委員会や10月の懇談会で出された意見を踏まえ、コミュニケーション活動の実施状況と地域からの意見聴取結果が報告されています。千葉国道事務所は、アンケートやオープンハウス、関係者ヒアリングを通じて得られた計4331件の意見を踏まえ、ルート案を設定しました。
その一つが、「バイパス整備案」です。図面では高谷JCTから海側を進み、蘇我地区の埋め立て地(千葉市川崎町)付近から蘇我IC、市原ICへ分岐するルートとなっています。
これはさらに、「高架構造を主体とする道路」と、「地下構造を主体とする道路」の2案が示されており、後者は陸上部が連続する区間を地下に、その他の区間を高架にする想定です。
もう一つの案が、「現道対策+一部バイパス整備案」です。国道357号や国道16号を拡幅しつつ、一部新設道路を整備するものになります。
事業費はそれぞれ、バイパス案の「高架構造主体」が約1兆円、「地下構造主体」が約2兆円、「現道対策+一部バイパス整備案」が約0.5兆円と見積もられています。
バイパス案については、自然環境への配慮がもとめられていた船橋の三番瀬や谷津干潟を避けるルートであり、両スポットへの自然環境への影響は小さい、とされています。
高架構造案については、景観への影響や環境対策の必要性の可能性が指摘されています。地下構造案はそれらを回避できる可能性があるものの、浸水リスクがあるため代替路や避難場所として機能しない、水底トンネルが長大になる場合に危険物積載車が通行制限となる可能性があるなど、一長一短あるようです。
そして、「現道対策+一部バイパス整備案」については、速達性の向上や事故の減少、迂回路としての機能など、達成すべき項目に対して、ことごとく「効果が小さい」とされています。
今回公表されたルート案をもとに、今後は複数案の比較評価(計画段階評価)が行われます。その後、概略計画案の選定と対応方針の決定を経て、事業化前の「計画段階」へと移行する見込みです。
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