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延伸を控えるローカル線で運行された「超短距離の夜行列車」とは “バカ停”した車内で1泊!?

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2024年度の第14回「鉄旅オブザイヤー」でグランプリに選ばれたのは、「最初で最後の夜行列車」でした。

ひたちなか海浜鉄道の「夜行列車」がグランプリに

 優れた鉄道旅行を表彰する2024年度の第14回「鉄旅オブザイヤー」の表彰式が、2025年4月16日に鉄道博物館(さいたま市大宮区)で開催されました。応募総数85商品の中からグランプリに選ばれたのが、ひたちなか海浜鉄道で昨年10月に実施された「キハ205 最初で最後の夜行列車 2日間」というツアーです。どのような内容だったのでしょうか。

Large figure1 gallery3ひたちなか海浜鉄道の車両(画像:ひたちなか海浜鉄道)

「鉄旅オブザイヤー」は、鉄道旅行や国内旅行の利用促進を図るためのアワードで、今回が14回目。企画力やオリジナリティ、乗車する列車や路線の魅力度、コストパフォーマンスなどが審査された上でグランプリが決定します。

「最初で最後の夜行列車」が運行された、ひたちなか海浜鉄道湊線は、JR常磐線の勝田駅(茨城県ひたちなか市)と沿岸部の阿字ヶ浦駅(同)を結ぶ14.3kmの路線です。沿線には「那珂湊おさかな市場」があるほか、終点の阿字ヶ浦駅からやや離れた場所に、コキアやネモフィラが咲き乱れることで有名な「国営ひたち海浜公園」もあります。

 ローカル線では珍しく、延伸が計画されており、2029年度に海浜公園南口付近への延伸が実現する見込みです。今回のツアーは、ローカル鉄道を応援する機運を醸成し、延伸に向けて収益力を向上させるために企画されたといいます。ひたちなか海浜鉄道が主体となり、「おらが湊鐡道応援団」や読売旅行と連携する形で実施されました。

 ツアーの内容は、車齢が約60年に達する人気車両であるキハ205を引退に合わせて特別に運行し、夕方に勝田駅を出発してから早朝に阿字ヶ浦駅へ到着するまで、様々なイベントで参加者をもてなすというもの。

 募集人員は22人(1日あたり)で、値段は1人2万5000円。10月19日と26日のいずれも満席となり、北海道や大阪から参加した人もいたそうです。人数を限定することで、高付加価値で満足度の高い旅行商品を目指したそうです。繰り返しますが、これを運行したのは、たった14.3kmの路線です。

参加者は「寝るヒマもないくらい楽しめた」

 ツアーを企画した読売旅行の武藤友輝さんは「街中を走る路線なので、ファンの方が騒いだりして住民の方からクレームを頂くとツアーを実施する意味がありません。関係者と検討を進めた結果、外から見えにくい那珂湊車両基地での夜間撮影会と、那珂湊駅でのバカ停(長時間停車)を中心とした内容になりました」と話します。

Large figure2 gallery4鉄道博物館で開催された第14回「鉄旅オブザイヤー」の表彰式(乗りものニュース編集部撮影)

 ツアーは撮影会のほか、運転台への乗車、車内オルゴール演奏・アナウンス、ドア開閉、瓶ウーロン茶の栓抜き体験などが可能でした。また、ひたちなか海浜鉄道の吉田千秋社長が自らキハ205系の思い出話を車内で話すなど、キハ205系を満喫できるように工夫が凝らされていたといいます。

 また、阿字ヶ浦駅にある引退した気動車「キハ222」をご神体とした鉄道神社や、ほしいも神社の特別参拝も組み込まれていたほか、那珂湊駅での停車中に、ひたちなか海浜鉄道のグッズ販売も実施され、合計で14万9400円を売り上げたそうです。

 列車や駅構内、車庫の外に出る時間は少なかったものの、地元名物である「みなとのたこめし」や那珂湊駅前「日の出食堂」のもつ煮、ひたちなかの名店「サザコーヒー」のモーニングが提供されるなど、地元グルメが充実していたのも特徴です。

 参加者からは「キハ205に今まで乗れなかった分を挽回するほど、充実した時間を過ごせました。撮影会などもサービスが過剰だと思えるほど、至れり尽くせりな感じでした」「寝るヒマもないぐらい楽しめた」「鉄道が主役のイベントではあるが、そればかりではなく土地の名所・名物を楽しむことができた」といった声が寄せられ、満足度が非常に高いイベントだったようです。

 読売旅行では今後も、今年度末に新たに導入される元・JR東日本の気動車キハ100や沿線の観光資源などを活かしたツアーを販売していくとしています。

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