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大分のホーバークラフト復活計画どこまで進んだ? 行先は“宇宙港” アジア唯一の航路に

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  • 乗りものニュース
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かつて大分で運航されていたホーバークラフトによる定期航路の復活へ向け、事業会社の社員採用も始まります。実現すればアジア唯一の航路に。プロジェクトはどこまで進んだのでしょうか。

社員募集も開始! ホーバークラフト復活計画

 国内唯一だったホーバークラフトによる定期航路の復活プロジェクトが進捗しています。大分市と大分空港を結んでいた大分ホーバーフェリーの廃止から13年、大分県から新たに運航事業者として選定された第一交通産業(北九州市)が2022年5月より、運航を担う新会社のスタッフ募集を開始します。

Large 220512 hover 01大分空港のホーバークラフトに使われるグリフォン・ホバーワーク(画像:グリフォン・ホバーワーク)。

 国東半島に位置する大分空港と大分市の間は、陸路だと別府湾を回り込むルートになるため、かつては湾を横断する移動手段として大分ホーバーフェリーが運航されていました。道路整備が進捗し高速バスなどにも押される形で2009(平成21)年に廃止されたものの、大分県は空港アクセスの改善を目的に2018年度から海上ルートの復活を検討してきました。

 運航事業者となった第一交通産業は、全国的にはタクシー会社のイメージがあるかもしれませんが、沖縄で高速艇の運航を担っています。その実績から運航事業者として名乗りを上げました。

 とはいえ、昭和の時代には国内にもホーバークラフトの航路はいくつか存在したものの、今では世界でもイギリスに1航路のみ。国産ホーバークラフトを製造していた三井造船も部品供給を終了しています。船の調達とスタッフの訓練などをどうするかが課題でした。

 そうしたなか、2021年に大分県はイギリスのグリフォン・ホバーワークと2500万ポンド(約40億円)で船体調達を契約。最高速度45ノット(約83km/h)を出せて、バリアフリーにも対応するという同社の12000TD(全長23.7m、約80人乗り)3隻を導入することで、大分市~空港間を最速約25分で結ぶ構想です。

 第一交通産業はプロジェクトの現状を次のように話します。

「(2022年5月現在は)造船が始まったところであり、これから大分県のチャレンジに協力してくれる人の募集を開始した段階です。就航までには、話題作りのほか、大分県の企業や学校などとの業務連携などを推進していきたいと思っています」

大分市側のターミナルは新設

 大分市側のターミナルは、以前の場所(大分市西新地)より西側、JR西大分駅から1.5kmほどの位置に新設する予定です。

 旅客ターミナルは、東京駅前に建設される高さ390mの高層ビル「TOKYO TORCH」の頂部デザインなどを手がける藤本壮介建築設計事務所が担当。第一交通産業は「スタイリッシュなデザインと新しい乗りものの発着、過去の思い出などが交錯する唯一無二の場所」といいます。

Large 220512 hover 02西大分の旅客ターミナルイメージ(画像:大分県)。

 大分空港側も旅客ターミナルは新造するものの、既存の発着設備などが再利用されます。そもそも空港アクセス手段に改めてホーバークラフトが選定されたのも、既存設備が活用でき、コストや導入期間で有利だったからです。

 第一交通産業は加えて、「過去のホーバーに関わった大分交通(旧大分ホーバーフェリーの親会社)様との新たな共存関係など、人という財産が活かせると思っております。過去のホーバーを知っている人の知見と新しい世代との化学反応が一番の財産であり、活かせる部分だと思っています」と話します。

アジア初「宇宙港」になる大分空港 そこに勝機あり!

 大分空港とホーバークラフトには近年、新たな役割が見出されています。それは、人工衛星の打ち上げ拠点「宇宙港」と、そのアクセス手段としての役割です。

 2019年以降、大分県は米ヴァージン・オービット社と連携し、人工衛星が入った宇宙ロケットなどを搭載した飛行機の離着陸拠点の整備を目指すようになりました。この打ち上げ方式は水平型と呼ばれ、大分空港をアジア初の水平型宇宙港にしようとしているのです。

 そのなかでホーバークラフトという珍しい乗りものは、空港アクセスの改善だけでなく、空港の活性化や魅力アップの起爆剤として、宇宙港と一緒にアピールされています。実現すれば、アジア唯一のホーバークラフト航路となり、大分空港が「空、海、宇宙を連想できる日本唯一の場所」(第一交通産業)になるとのこと。

Large 220512 hover 03「宇宙港」のポスター(画像:大分県)。

 ホーバークラフトの運航開始は2023年度末が予定されています。今後は、イギリスへの現地派遣なども含めて訓練・整備の体制を整えていくそうです。

 運航本数や運賃などは検討中ということですが、第一交通産業は運航だけでなく、「広告収益モデルや、空港利用者だけでない海上移送の魅力を発見できるツアーといった旅行パッケージ」なども展開できる点に勝機を見出しています。

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