“仕事中”冷房で「冷え」 モチベーション、集中力低下…対策を医師が解説
- オトナンサー |

オフィスや職場などで冷房が効きすぎて「冷え」を感じている人も多いのではないでしょうか。ビジネスウエアを扱うAOKI(横浜市都筑区)が運営する、ジャケットを着用する全ての女性を応援・サポートする研究機関「ジャケジョ研究所」が「夏の冷房ストレスに関する意識調査」を実施。その結果と、当研究所特任研究員で、女性の健康課題とライフスタイルに精通した産婦人科医の尾西芳子さんの考察も紹介しています。
調査は、2025年4月にジャケットを着用する機会のある20~50代の女性にインターネットで行われました。1001件の有効回答が得られたとのことです。
夏の冷房が原因で「体調を崩した経験はありますか?」と聞いたところ、「ある」が65.8%、「ない」が34.2%でした。続いて、「職場において夏の冷房による冷えが与える影響として当てはまるものを選んでください」と聞くと、「体調不良(肩こり・だるさ)」が45.6%と最も高く、次いで、「集中力が低下する」が40.9%、「ストレスによるモチベーション低下」が31.5%、「空調調節などのやりとりが増える」が16.6%、「離席や休憩が増える」が16.3%という結果でした。
また、冷房による冷えは「あなたのメンタルヘルスに悪い影響を与えると思いますか?」という質問では、「影響がある」が68.2%と最も多く、続いて、「あまり影響がない」が25.7%、「全く影響はない」が6.1%でした。
冷房の冷えに対する対策も調査したところ、3位は「冷房の効いてない場所に移動する」で30.9%、2位は「温かい飲み物を飲む」で48.0%、1位は「衣類や膝掛けで体を温めて調整する」で55.9%でした。
尾西さんが夏でも女性が冷えに悩まされる要因について説明しています。尾西さんは「最大の要因は、男女の身体構造の違い」と話し、「筋肉は熱を生み出しますが、女性は筋肉量が少なく、脂肪が多い傾向にあるため、体内で熱がつくられにくく、冷えやすいのです。しかも脂肪は、一度冷えると温まりにくい性質があります。さらに女性ホルモンの影響で、むくみや自律神経の乱れが起こりやすく、生理中は体温が下がりやすいため、冷えを感じやすくなります。服装の影響も見逃せません。下着やストッキングの締めつけによる血行不良、首・手首・足首の露出傾向があることも、冷えの原因になっています」と語っています。
調査で、「集中力が低下する」「ストレスによるモチベーション低下」という回答が多かったことについては「夏の冷えは“冷房病”を引き起こします。原因は、屋外と屋内の極端な温度差による自律神経の乱れです。これが肩こりや頭痛、生理痛の悪化を引き起こし、慢性化すれば気分の落ち込みや集中力の低下にもつながります。『気づかぬうちに、冷えがメンタルを削っていく』これが冷えの怖さです。放っておくと、仕事のパフォーマンスにも確実に影響してしまいます」と話しています。
そして、「冷え」に対する対策についてでは「意識してほしいのが、“冷える前に温める”ということです」と明かし、「とくに“首・手首・足首”の“三首”は、太い血管が通る冷えの急所です。ここを覆うだけでも大きな予防効果があります。また、手先や足先などの末端が冷えると血流が滞り、肩こりや頭痛などの不調につながることもあります。服装なら、夏でも軽めのタートルネックや、首の裏・手首を覆いやすいジャケット、足首まで隠せるパンツスーツなどを活用すると良いですね。また、冷たい飲み物ばかりではなく、温かいお茶やみそ汁、ショウガや根菜などの食材を取り入れる“内側からの温活”も有効です」とコメント。
さらに、「風が直接当たらないように空調の向きを調整したり、羽織りものや膝掛けを常備するなど、手の届くところから対策をはじめてみてください」といい、中でも、「ビジネスシーンでも着用するジャケットやカーディガンなどの羽織りものは、首や手首、腰まわりを冷えから守るのに役立ちます。特に、ジャケットは襟や裏地があるので首・手首を守り、丈もあるので足元に掛けても温かさを保てるのでおすすめです。また、足を動かす軽い体操やストレッチも、血流を促して冷えにくい体づくりにつながります。日々の小さな工夫が、心と体の健康を支えてくれます」と助言。
続けて「冷えに向き合うには、服装・食生活・職場環境という“3つの方向”から整えていくことが大切です。“冷える前に温める”予防意識を持つことが、健康で前向きにお仕事に取り組むための力になっていくはずです」とコメントしています。
(オトナンサー編集部)
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