東急の「短すぎるホーム」解消へ 改札も踏切も線路も全部工事 限られた空間をどう変える?
- 乗りものニュース |

九品仏駅で安全対策
東急大井町線の九品仏駅(東京都世田谷区)が、改良に向けて動き出します。
東急大井町線の九品仏駅。ホームが短いため一部車両は乗降時にドアが開かない(画像:yukimi/PIXTA)
2026年7月3日、区が都市整備委員会を開催し、九品仏駅前踏切の安全対策方針の取りまとめを報告しました。
同駅の両側には踏切があり、さらにホームの長さは4両編成分しかないため、列車が停車する際は一部車両のドアを開けない「ドアカット(ドア非扱い)」が行われています。また、1か所だけの駅舎・改札はホームにつながる形で上下線に挟まれた場所にあり、利用客は必ず踏切を渡って駅を出入りする構造となっています。列車を降りると、踏切が開くまで改札前の狭い空間で待つ構造です。
区によると、駅周辺は学校も多く、通学児童も含めた地元住民の安全確保が重要な課題といいます。そこで区は、区民からの要望と東急電鉄からの依頼を受け、2025年度から東急電鉄と連携して安全対策を検討し、今回その方針を取りまとめました。
対策は大きく分けて二つです。
一つ目は、改札前の空間を広げます。現在の改札を西(尾山台駅)方向へ約13m移設し、改札前の滞留空間を現在の約24平方メートルから、移設後は約60平方メートルに広げます。これにより、踏切での接触リスクを減らします。
二つ目はホームの延伸と拡幅です。ドアカットを解消するため、ホーム西側の九品仏1号踏切を閉鎖し、ホームを西側へ約37m延伸します。あわせて下り線を南へずらしホームを最大2.5m拡幅。また、踏切閉鎖に伴う措置として、九品仏1号踏切と、さらに西側の九品仏2号踏切の道路の一方通行を解除。さらに九品仏2号踏切の道幅を広げます。
費用は東急電鉄が負担しますが、一部の安全対策に伴う費用は区が負担します。
今後のスケジュールは、2026年7月に一方通行解除などの変更要望を警視庁に提出、2027年3月に2号踏切改良と1号踏切閉鎖、2029年度にドアカット解消、2030年度に安全対策工事竣工を計画しています。
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