40歳年収900万円エリート男性が“フラれた”理由
- オトナンサー |

お見合い後、お付き合いに入ってうまくいっていたはずなのに、あることをきっかけにお相手の気持ちが変わり、交際終了になることがあります。
お相手の気持ちを一瞬で変えてしまった事象を、ここにご紹介します。
女性にとって誕生日は特別なもの
結婚相談所には、「仮交際」と「真剣交際」の区分があります。仮交際期間中は、複数の人と仮交際をしてもOKですし、新しいお見合いをしてもよいです。ただし、真剣交際に入ることを決めたら、お一人を残して、他は「交際終了」にするのがルールです。
尾高智枝美さん(36歳、仮名)は、吉田正弘さん(40歳、仮名)、大野康隆さん(42歳、仮名)と仮交際をしていました。
どちらの男性も優しく、決めかねていました。ところが先日、私にLINEが来ました。
「吉田正弘さんは交際終了でお願いします」
なぜ、正弘さんを終了にするのか理由を聞くと、智枝美さんが言いました。
「3月に入って、お二人から『誕生日はいつ?』と聞かれたんです」
結婚相談所のプロフィルには、生まれた年と月は出ていますが、日にちが出ないのが通例です。これは個人情報の保護に配慮してのことです。
「お二人に、『3月13日です』とお答えしたんですね。そうしたら、大野さんからは13日の朝、『今日はお誕生日ですよね。おめでとうございます』というメールが届きました。そして、その週末のデートは『誕生日のお祝いに』とディナークルーズを予約しておいてくださった。ところが、吉田さんは私の誕生日のことはもう忘れてしまったのか、きれいにスルーでした」
誕生日を覚えていたかどうか、「おめでとう」を言えたかどうか、お祝いができたかどうかが、この2人の男性の明暗を分けました。
女性はことに、誕生日を「特別な日」と思っている人が多いようです。既に成婚退会した女性会員も、日付が変わった0時に「お誕生日、おめでとう。誰よりも先に由美子さん(仮名)に“おめでとう”と伝えたかった」というLINEが届き、そこで彼に気持ちがグッと近づきました。その後すぐに真剣交際に入って、あっという間に結婚を決めたのです。
たかが誕生日、されど誕生日。誕生日は、侮れないですよ。
真剣交際に入ったら、何でも自分本位で決めていく
西田聡子さん(32歳、仮名)は、上村昌さん(35歳、仮名)とお見合いをし、好印象を抱きました。
「カフェの入り口でいらっしゃるのを待っていたら、『西田さんですか? 初めまして、上村です』と爽やかな笑顔でごあいさつをしてくださいました。カフェへのエスコートもスマートだったし、お話も楽しかった。これまでお見合いしてきた中では、一番すてきな方でした」
昌さんも聡子さんを気に入ったようで、2人はお見合いから1カ月後に、結婚を前提とした真剣交際に入ったのです。
真剣交際に入ると、結婚に向けてのより具体的な話をするようになります。仮交際期間中はとてもうまくいっていた2人でしたが、なんとなくギクシャクしだしました。
聡子さんは私に、とても不満げな口調で言いました。
「昌さんは、物腰柔らかな口調でお話をする人なのですが、その口調とは裏腹に、自分の意見は絶対に変えないんです。今は都内で1人暮らしをしているのに、『結婚をしたら実家の近くに住みたい』と言うんですね。昌さんの実家は、新宿に出るのに急行電車で1時間ちょっとかかります。自動車を足代わりにしないと生活できないような場所。私は都内で生まれ育ったし、そんな不便な所で生活するのは嫌なんですよ」
不便だからこそ都内よりも家賃が安く、「実家の近くなら一軒家を買うこともできるし、子どもが生まれたときには、親に子育てのサポートを頼める」というのが理由だそうです。
「一国一城のあるじっていうんですか? 土地付きの一戸建てにこだわっているのですよ。私は不便な場所で暮らすなら、狭くても都内の賃貸マンションでいいと思っています。それに子どもが生まれても、義理の父母には嫁として遠慮があるから甘えられません。私の友達を見ても、子どもが生まれたときに頼るのは実家の親です。子育ての仕方で何か口出しをされても、実の親には言い返せますから」
また、昌さんの実家の近くに引っ越すとなると、聡子さんは今の職場への通勤時間が1時間30分はかかるようになります。
「それについても、『子どもが小さいうちはフルタイムで働くのは難しいだろうし、経済的には自分が支えていくから』って。確かに昌さんは年収もいいし、私が働かなくても家計は成り立つかもしれない。でも、私は仕事が好きだし、お金のためだけではなくキャリアを積みたい。田舎に引っ込んで主婦になるのは性に合いません。都内で働いて、社会とつながっていたいんです」
さらに、昌さんはこんなことも言ったそうです。
「親も今は元気だけれど、20年、30年後にはどうか分からない。そのときに、近くにいてあげたいから」
聡子さんは、言いました。
「結局、自分の都合と自分の親のことだけを考えているんだなって。うちは、兄夫婦が実家の近くにマンションを買って住んでいるから、私が親の近くにいなくてもよいと思っているようですが、私だって年老いていく親のことは心配ですよ」
結婚したら、どこに住むか。真剣交際に入ったカップルの多くが、住む場所でもめます。ことに都会で生まれ育った女性は、地方に行くのを嫌がります。
住む場所に関しては、独り善がりにならずに、2人でよく話し合って決めることが大切ですね。
エリートが言い放った失言
佐野幸江さん(35歳、仮名)は、上場企業に勤める恩田智紀さん(40歳、仮名)とお付き合いに入り、1カ月がたちました。智紀さんは、身長181センチのすらりとしたスリムな体形。年収も900万あり、とても条件のいい男性でした。
「実家暮らしなのが気になったのですが、『その分、貯金は毎月しっかりしていますよ』とおっしゃっていたので、それなら逆にポイントが高いなと思いました」
ただ、家賃がない分、自由に使えるお金も多かったようです。
「服や靴、バッグなど、品質のいい物を買うのが好きなんですって。値段もそれなりにするみたいですが、ある程度使って飽きたらネットオークションに出品して、売れたお金にさらにお金を足して、次の物を買うようにしているようです」
これも時代ですよね。昔は、いいものを買ったら長く大切に使うというのが定番でしたが、今はネットオークションやフリマアプリを活用して、無駄なく次の欲しいものを買う人が増えているようです。
ある週末、智紀さんとデートをしていたときでした。ランチをしようとお店に入ると、彼はスマホを取り出し、何かをチェックしている様子。すると、こんなことを言いました。
「昨日、靴をネットオークションに出したんだけど、思っているより高値がついているな」
それを聞いて、幸江さんは言いました。
「よかったですね」
すると智紀さんが、ボソッと言いました。
「しかし、よく人が履いた靴を買う気になるよな」
自分でオークションに出しておいて、なぜそんなことを言うのか。そこで、幸江さんがフォローを入れました。
「でも、靴だって次に履いてくれる人が見つかって、また履いてもらった方が幸せじゃないですか?」
すると、智紀さんが冷たく言い放ちました。
「だって靴だよ、靴! 僕は、他人が履いた靴なんて、絶対履くのはごめんだね」
その言葉を聞いて、幸江さんは背中がゾクッとしたそうです。そして、私に言いました。
「恩田さんの人間性を見たような気がしました。確かに上場企業のエリート社員なのかもしれないけれど、こんなふうに人を見下すような言い方をする人と結婚したら、きっと、私に対してもそういう物言いをするのではないか。
ネットオークションに出品できる自分が上の立場で、それを買う人を下に見ている。そう思ったら、実家で親と同居して、食事や洗濯を母親にしてもらっている彼ってどうなんだろうと。大人の男としてのアンバランスさと幼稚さを感じてしまいました」
このデートを終えて、幸江さんは智紀さんに「交際終了」を出しました。発言や行動には、その人の人間性が垣間見えますね。
お見合い後、自分ではお付き合いがうまくいっていると思っていたのに、急にお相手から「交際終了」が来たら、ご自身の言動を振り返ってみてください。何か、終了になるきっかけがあったはずです。
仲人・ライター 鎌田れい
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