圏央道300キロ「ほぼ全線4車線化」へ 千葉の暫定2車線はいつ解消する?
- 乗りものニュース |

圏央道4車線化「残りの区間」はどうなってる?
国土交通省関東地方整備局が2026年9月、今年度第2回の事業評価委員会を開催、圏央道の「東金茂原道路」「茂原~木更津」について審議されました。圏央道のうち暫定2車線で残る千葉県内の約50km区間について、4車線化に向けた動きがありました。
圏央道の東金JCT。松尾横芝~東金JCT間は4車線化が進められているが、東金JCT以南の区間は暫定2車線のまま(乗りものニュース編集部撮影)
圏央道は約300kmのうち約270kmが開通しており、横浜~藤沢の未開通部の新設、東北道(久喜白岡JCT)~東関東道(大栄JCT)区間約92.2kmの4車線化、千葉の大栄JCT~松尾横芝IC間18.5kmの新設、そして千葉県内の残り区間の4車線化をもって完成形となります。
横浜~藤沢の未開通部はもとから4車線で建設。東北道~東関東道区間については財政投融資も活用して事業を進め、2026年度までの予定からやや遅れる区間はあるものの、2027年秋までには全て完成するメドが立っています。
さらに、千葉県の松尾横芝IC~東金JCT間15.7kmについても4車線化の工事が進められています。この部分はもともと、東金JCTに接続する千葉東金道路の延長部として開通したものですが、松尾横芝ICに接続する銚子連絡道路の延伸スケジュールに合わせ、2033年度までの予定で進められています。
そして今回の事業評価委員会で審議されたのが残り区間、東金JCT~木更津JCT間の約50kmです。
この区間は2013年までに開通していますが、木更津東IC~木更津JCTの1区間を除き暫定2車線のままとなっています。しかし、未開通の大栄JCT~松尾横芝IC間が2026年度につながると、この区間は「東京方面から東京湾アクアラインを経由して成田空港に至るルート」として機能することから、早期の4車線化が改めて求められています。
千葉県は今夏の「千葉豪雨においても通行止めが発生し、大規模災害時の通行止めリスクといった課題」もあると指摘しています。なお、県は同区間で未供用となっている袖ケ浦市内の「(仮称)かずさIC」の整備についても要望しています。
4車線化用地はすでに99%取得済みで、事業評価では「今後、関連事業の進捗を踏まえ、暫定供用の交通状況を鑑みながら、全線4車線整備の方針及び事業費について精査を進める」とされています。
完成年度は「2029年度」に設定されていますが、これは「B/C(費用対便益)算定上の完成年度であり、本事業の開通時期は事業進捗の見込みが立った時点で公表」するということです。残事業の事業費は654億円、これに対し得られる便益は4843億円で、B/Cは7.4と高い値が算定されています。
ちなみに、2026年度につながる大栄JCT~松尾横芝ICは暫定2車線で開通しますが、それ以外の区間では4車線化にめどが立ちつつあるようです。
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