「日本一長い地下鉄」さらなる延伸へ準備着々! 新駅周辺の将来像が明らかに “鉄道空白地帯”が劇的改善へ
- 乗りものニュース |

練馬区が「大江戸線延伸-沿線まちづくりデザイン-」を策定
東京都練馬区は2026年10月2日、大江戸線延伸後の新駅周辺の将来像や、その実現に向けた取り組みをまとめた「大江戸線延伸-沿線まちづくりデザイン-」を策定しました。
大泉町駅(仮称)予定地周辺のまちづくりイメージ(画像:練馬区)
大江戸線の延長は40.7kmにおよび、現時点では日本で最も長い地下鉄路線となっています。国の新たな鉄道整備の方向性を示す「交通政策審議会答申」において、大江戸線は光が丘駅から大泉町・大泉学園町を経由し、JR武蔵野線の東所沢駅方面への延伸が想定されています。
東京都は2023年3月、東京都副知事をトップとする「大江戸線延伸にかかる庁内検討プロジェクトチーム」を設置。光が丘~大泉学園町(約4km)の延伸を目指し、事業計画案の作成に向けた検討を進めています。
練馬区内の延伸区間には、土支田駅、大泉町駅、大泉学園町駅の3駅(いずれも仮称)を新設する計画。土支田駅は土支田通りの東側に、大泉町駅は外環道との交差部西側に、大泉学園町駅は大泉学園通りとの交差部東側に整備が想定されています。延伸が実現すれば大江戸線の延長は約45kmとなります。
東京都によると、延伸の概算事業費は約1600億円。1日あたりの利用者が6万人増加し、費用便益比は1以上を確保できる見込みとなり、開業から40年以内に累積損益が黒字になると試算しています。
練馬区は、駅前施設や駅駐輪場出入口と、駅出入口の一体的な整備の検討などを進めているほか、財政負担に備えた大江戸線延伸推進基金を積み増すなど、早期事業化に向けた準備を進めています。延伸により、区内の北西部に残る鉄道空白地帯が大きく改善する見通しです。
沿線まちづくりデザインでは、大泉学園町駅予定地周辺の将来像を「地域の魅力に新たな交流が加わる、にぎわいのまち」、大泉町駅予定地周辺は「みどりの中で様々な人が集い、新たな活動が生まれるまち」、土支田駅予定地周辺は「農と暮らしが調和する、つながりのまち」とする方針が示されました。
大泉学園町駅の予定地周辺では再開発事業などにより、商業やサービス機能を備えた駅前施設を整備する想定。大泉町駅の予定地周辺ではバス路線の再編も検討するとしています。土支田駅の予定地周辺では、区民農園や体験農園、直売所などの利用を通じ、都市農業への理解を促す取り組みを推進する予定です。
大江戸線の延伸は今後、事業計画案の作成→鉄道事業許可取得→環境アセスメント実施→都市計画決定→事業着手というステップで進んでいく見通し。2040年頃の開業が想定されています。
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