東京からの離島アクセスがまるわかり! 今月公開のアプリ「東京宝島うみそら便」、これで「青ヶ島」も近くなる?
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7月14日にサービス開始
伊豆・小笠原諸島の交通情報が一目でわかるサービス「東京宝島うみそら便」が7月14日(水)、公開されました。
パソコン版とスマートフォンアプリ版(iOS・Android)のふたつがあり、出発地と到着地を選択して出発時間を入力すると、交通ルートと所要時間、運賃が検索されます。そのほかにも、
・遅延・欠航等の運航状況
・AIチャットボット機能
・多言語対応
に対応しています。
7月19日(月)、筆者(大島とおる、離島ライター)は早速、東京を出発して青ヶ島に向かうルートを調べてみました。

なお青ヶ島とは「絶海の孤島」として知られる伊豆諸島の島で、八丈島経由で上陸します。
青ヶ島への最安ルートは?
青ヶ島への最も早いルートは、7時30分の羽田空港発八丈島空港行きの全日空に搭乗し、8時25分に八丈島空港に到着。その後、9時20分に東邦航空(江東区新木場)のヘリコプターに乗り換え、9時40分に青ヶ島ヘリポートに到着します。所要時間は2時間10分、運賃は3万8140円です。
「絶海の孤島」である青ヶ島にわずか2時間10分で到着できるなんて、心理的にも物理的にも距離がグッと縮まった印象を受けます。

これに継ぐのが、八丈島から船で向かうルートです。この場合は、八丈島空港から同島の神湊(底土)港へ移動。9時30分の船に乗ると、12時30分に到着します。こちらは所要時間5時間で、運賃は2万9090円です。
さらに最安ルートも調べてみました。
最安ルートは、22時30分に竹芝桟橋を出港する東海汽船に乗り、翌8時55分に八丈島に到着。その後、前述の青ヶ島行きの船に乗船します。このルートだと運賃は1万3370円です。
このアプリは各島発着の空路と航路の運行状況も確認できるので、到着前に対処することができるのも優れている点です。ただ、八丈島~青ヶ島の航路だけは事業者に確認しなければなりません。
母島にはどのくらいで行ける?
青ヶ島よりさらに遠い、一般航路で行ける東京都の最南端、小笠原諸島の母島へのルートはどうでしょうか。

小笠原諸島へのルートは現在、竹芝桟橋から出航する小笠原海運(港区芝浦)の航路しかありません。かつては、豊海(中央区)にある月島埠頭(ふとう)から出港する貨物船・共勝丸が旅客も運んでおり、「裏ルート」として挑戦する旅人もいましたが、今はなくなっています。
竹芝桟橋からの出港は週1~2便です。この原稿を書いている時点では最短で7月20日11時に竹芝桟橋を出港、翌日11時に父島の二見港に到着。船を乗り換えて同日16時に母島の沖港に到着します。実に29時間の船旅で、運賃は3万2350円となります。
片道3万円越えという運賃は高額ですが、移動時間が29時間にも及ぶことを考えると、さほど高くないような気もします。東京からはるか1000kmの南の島に1日ちょっとでたどりつけるのは、意外と近いと言えそうです。
このようなことからも、「東京宝島うみそら便」は伊豆・小笠原諸島の近さを感じさせてくれます。既存の乗り換え案内サービスでも同様のルート検索は可能ですが、筆者が調べた限り、航路の運行状況についてはリアルタイムでほぼ表示されませんでした。
天候次第で欠航する航路状況と、その問い合わせ先が一元的に表示される点で、「東京宝島うみそら便」は伊豆・小笠原諸島を往来する人には欠かせないアプリになるでしょう。
縮まる伊豆・小笠原諸島との距離
到着までの所要時間が短く感じる伊豆・小笠原諸島ですが、実際にこの30年あまりの間、特に21世紀になってからは往来時間が短縮されています。
1993(平成5)年8月には、伊豆六島(利島、新島、式根島、神津島、三宅島、御蔵島)を結ぶヘリコプター航路「東京愛らんどシャトル」が開業し、各島は10~25分間で行き来できるようになりました。
2002年4月には、竹芝桟橋から伊豆大島へジェット船が就航。それまで8~12時間だった航路は最短1時間45分まで短縮され、東京と伊豆大島の間は日帰りも可能になりました。

現在、ジェット船は利島、新島、式根島、神津島の航路に就航しています。ジェット船は、一般の船とはまったく違う水上を走る飛行機のような乗り心地のため、一度体験することをおすすめします。
さらに小笠原諸島でも世界遺産登録後の観光客増に応えて、2016年に新造船を投入。6月には竹芝桟橋~父島間に新おがさわら丸が就航し、所要時間は25時間30分から24時間に短縮されました。
続いて7月には父島~母島間のははじま丸も新造船となり、こちらも10分短縮の2時間になっています。
意外と近く、そしてさらに近くなっている伊豆・小笠原諸島――コロナ後の旅行プランに入れて見るのも良いかもしれません。
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