キッコーマン「豆乳飲料」シリーズ　アフォガート、チョコバナナ、トロピカルフルーツ味で攻め続けるワケ

　今年3月24日に、豆乳の栄養素と不足しがちな栄養素を合わせてとることができる飲料「豆乳＋」シリーズの新商品「キッコーマン 豆乳＋鉄分」と、北海道産大豆と水だけでつくり、「キッコーマン おいしい無調整豆乳」の大豆固形分に比べて1.5倍の濃さとなった無調整豆乳の「キッコーマン 豆乳一丁」を新発売したキッコーマンソイフーズ（東京都港区）。

　同社の豆乳商品は1979年発売の「調製豆乳」からスタート。「麦芽コーヒー」「バナナ」「ココア」「抹茶」などのロングセラー商品のほか、これまでに「アフォガート」「チョコバナナ」「ピスタチオ」「トロピカルフルーツ」といった変わった味を販売してきました。2025年4月27日現在で40味種53アイテムを販売しています。 なぜ、これほど多くの種類の豆乳飲料を開発、販売しているのでしょうか。開発の背景や今後の展望などについて、同社の担当者に聞きました。

1年間で約10種類を開発

Q.なぜ、これほど多くの種類の豆乳を開発・販売しているのでしょうか。

担当者「2000年代に、製法の研究により、特有の臭み、味、えぐみなどのネガティブな要素を取り除き、よいところを引き出すことができるようになり、味や香りのコントロールができるようになりました。

現在、数多くある豆乳の味も、これまでの技術によって、誕生させることができました。そしてさまざまな味を多くのお客様に楽しんでいただきたいと考えています」

Q.豆乳はいくつか種類があると思いますが、栄養面で違いはあったりするのでしょうか。

担当者「豆乳は、大豆固形分により、『豆乳』『調製豆乳』『豆乳飲料』と区分されています。たんぱく質の量が異なります」

Q.発売開始から、年代ごとによって人気の味は変わったりしているのでしょうか。

担当者「1980年代から豆乳は健康志向の高まりで注目され始めましたが、1990年代までは調製豆乳が豆乳市場のほとんどを占めておりました。

2000年代から2010年代は、豆乳飲料のフレーバーの味の種類が増えたことや豆乳アイスブームがきっかけで、さらに人気も高まってきました。

2020年代はさまざまなフレーバー味がある豆乳飲料の人気に加え、牛乳の代替品として料理に使う方も増えており、無調整豆乳も人気です」

Q.1年間で、どれぐらいの種類を開発しているのでしょうか。また、流行やトレンドの味を意識して開発したりするのでしょうか。

担当者「1年間で約10種類を開発、販売しています。豆乳飲料の味はトレンドの味を豆乳で再現することを意識しています」

Q.多彩な商品に対して、購入した人たちからどのような意見が寄せられているのでしょうか。

担当者「豆乳飲料のバリエーションの注目度はとても高く、『種類が豊富で楽しい』『新しい味を試すのが好き』といった、お声をいただいています。

弊社で実施したイベントでの豆乳全品販売も大好評でした。現在、JR新宿駅中央東改札内に設置しているキッコーマン豆乳自販機では、200ミリリットルの36商品を販売しているのですが、とても大きな反響をいただいており、特にあまり店頭では見かけない商品が人気です」

Q.一見、豆乳に合わなさそうな一風変わった味を発売し続ける理由について、教えてください。また、今後、発売を狙っているフレーバーなどがありましたら、ぜひ聞かせてください。

担当者「さまざまな味種を検討しており、引き続き豆乳の世界観が広がるような味種を考えていきます」

Q.これまでに発売に至らなかったフレーバーなどはありましたか？　また、今後の展望についても教えてください。

担当者「さまざまな背景で発売に至らなかったフレーバーもありました。今後は、原料にこだわったプレミアムラインの展開や、健康志向の高まりで人気になってきている砂糖不使用シリーズの拡大を考えています」

※　※　※
　5月26日には「キッコーマン 豆乳飲料 塩キャラメル」「キッコーマン 豆乳飲料 チョコミント」の販売が控えています。今後もどのような味を世に出てくるのか楽しみですね。

オトナンサー編集部

実は損している？

ニュースを読んでポイントが貯まるサービスがあるのを知っていますか？ポイントサイトのECナビでは好きなニュースを読んでポイントを貯めることができるのです。（※ECナビはPeXの姉妹サイトです。）今日読んだニュースが実はお小遣いになるとしたら、ちょっと嬉しいですよね。

ポイントの貯め方はニュースを読む以外にも、アンケート回答や日々のネットショッピングなど多数あるので、好きな貯め方でOK！無料で登録できてすぐに利用できます。貯まったポイントはPeXを通じて現金やAmazonギフトカードなどに交換できます。

運営実績も15年以上！700万人以上の方がポイントを貯めています。毎日好きなニュースを読んでお小遣いを貯めてみませんか？

簡単無料登録はこちら