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【子ども】“スポーツ飲料”に慣れて「水」苦手 どうすれば飲める? 歯科医師に聞く

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甘い飲み物に慣れた子どもが、水を無理なく飲めるようになるには?
甘い飲み物に慣れた子どもが、水を無理なく飲めるようになるには?

 子どもが、日頃からジュースやスポーツ飲料などの甘い飲み物をよく飲んでいる場合、水のように、味がついていない飲み物を摂取するのが苦手になる傾向にあるといわれています。気温が高い時期は、小まめな水分補給が欠かせませんが、その際に糖分が多いスポーツ飲料を飲み過ぎると、肥満や糖尿病などにつながる恐れがあります。

 水を飲むのが苦手な子どもが無理なく飲めるようになるには、どのような取り組みが必要なのでしょうか。ヨコデンタルクリニック(千葉県佐倉市)・院長で歯科医師の横引良評さんに聞きました。

甘い飲み物を水で薄めて徐々に慣れさせる

Q.そもそも、子どもが甘い飲み物を飲む頻度が高い場合、どのようなリスクがあるのでしょうか。

横引さん「さまざまな影響が考えられますが、特に『虫歯』『肥満』『糖尿病』『砂糖依存症』の4つのリスクが考えられます。順番に説明します」

(1)虫歯
人間の口の中は、基本的に中性の状態に保たれていますが、ジュースのような甘い飲み物を飲むことで口の中が酸性になっていきます。甘い飲み物を頻繁に飲むと、常に口の中が酸性の状態になるため、虫歯菌が活動する時間が増え、虫歯になりやすくなってしまいます。

(2)肥満
肥満はライフスタイルが大きく関係し、その中でも、スポーツ飲料やジュースなどの甘い飲み物や菓子などの過剰摂取が大きな影響を与えているとされています。

糖自体はエネルギーとなるため、体に必要な成分ではありますが、摂取し過ぎてしまうと余分なエネルギー源となり、中性脂肪として体に蓄えられます。肥満になってしまうと、他の生活習慣病を引き起こす可能性があるため、注意しましょう。

(3)糖尿病
糖尿病は、インスリンの働きが鈍ることで、血糖値が下がりにくくなってしまう症状です。遺伝的な影響もありますが、食べ過ぎや運動不足、肥満など、生活習慣の乱れによって起きるともいわれています。子どもにスポーツ飲料やジュースなどの甘い飲み物をたくさん飲ませてしまうと、将来、糖尿病になるリスクが高まってしまいます。

(4)砂糖依存症
甘いものを摂取すると快感を得やすくなるため、無意識に脳が甘いものを欲している状態になります。すると「甘いものを摂取しろ」と脳が命令し、空腹でもないのに甘いものを欲してしまうことになってしまうことがあります。その場合、甘いものが摂取できないと、イライラや不満、落ち着きのなさなどが顕著に現れてしまいます。

Q.小さい頃から甘い飲み物をよく飲んできた子の中には、水の味が苦手な子もいるようですが、本当なのでしょうか。

横引さん「本当です。ジュースやスポーツ飲料など、味が濃いものばかり飲んでいると、水の味が苦手になってしまいます。

確かに、糖分や塩分を多く含む飲み物はおいしいですし、スポーツ飲料や野菜ジュース、果汁100%のジュースなどは、体にもさほど悪くないように思えます。しかし、水を飲む習慣は身に付かないでしょう」

Q.では、甘い飲み物に慣れてしまった子どもが、水を無理なく飲めるようになるにはどうしたらよいのでしょうか。

横引さん「お子さんが水を飲むのを嫌がるときは、まずジュースやスポーツ飲料などの好きな飲み物を、水で薄めて飲ませてみましょう。お子さんが味の違いに気が付かない程度に少し薄めるのがお勧めです。すると、次第に甘みが薄い味に慣れてくるので、そのうち水もすんなり飲めるようになるでしょう。

飲み終わった後のケアとして、口を水でゆすいだり、歯を磨いたりすると、糖分や酸の影響を軽減することができます。食事のときは必ず水を用意するなど、メリハリをつけるのもお勧めです。

大人がおいしそうに飲んでいるものに子どもは興味を持つため、大人が水を『おいしい!』と言いながら飲んでみましょう。ぜひ、子どもと一緒においしさを分かち合って、水に慣れる機会を増やしてみてくださいね」

Q.ちなみに、子どもにジュースやスポーツ飲料を飲ませる場合、1日にどの程度までなら飲ませても問題ないのでしょうか。

横引さん「2歳以上の子どもの1日当たりの添加糖摂取量は25グラム以下(ティースプーン6杯分)、2歳未満の子どもは添加糖の摂取を一切控えるべきだとそれぞれいわれています。

500ミリリットルのペットボトル飲料の場合、スポーツ飲料は30グラム程度の砂糖、炭酸飲料は50グラム程度の砂糖がそれぞれ含まれています。そのため、子どもが1日に500ミリリットルのジュースやスポーツ飲料を飲むと、糖分の過剰摂取となってしまいます」

オトナンサー編集部

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