西野未姫さん「母乳ってこんなに大変なの…」乳腺炎でダウンしていた「真っ赤に腫れ上がってる感じだった」

第一子を育てるタレントの西野未姫さんが、授乳の悩みをYouTubeで吐露。子育て経験者に刺さりまくるリアルな内容です。

■「赤ちゃんの頭が胸に当たるだけで痛かった」

（※画像は山本圭壱さんオフィシャルブログより）

西野未姫さんは2022年に極楽とんぼの山本圭壱さんと結婚。昨年10月17日に長女・にこりちゃんが誕生しました。

このほど公開したYouTube動画で、産後の授乳の悩みを明かした西野さん。なるべく母乳で育てたいと思っており「なるべくおっぱいを吸わせた方が母乳が出る」と言われたことから、入院中「眠いしおまたも痛いし体ボロボロだったんだけど、母乳出てほしいって気持ちで2時間に1回ぐらいめっちゃ吸わせてた」そう。

その結果、助産師さんから「完全母乳でもいける」とお墨付きをもらうくらい順調な滑り出しでしたが、今度はむしろ母乳が出すぎて胸が張ってしまって痛いという問題に直面。乳腺炎になり、悪寒や頭痛、関節痛、倦怠感を伴う体の不調が出てしまったといいます。

そしてその一ヶ月後、さらに状況は悪化。里帰りして実家のお世話になっていた西野さんですが、ある夜「授乳のあと搾乳するつもりが眠すぎてそのまま寝ちゃった。起きたらもう（胸が）カチカチになっててすっごい痛かったの」「本当に痛くて、抱っこしている赤ちゃんの頭が胸に当たるだけで痛くて。真っ赤に腫れ上がってる感じだった」。

たまたま翌日、長女の診察で病院へ行く予定があったため自身も母乳外来でみてもらい、30分ほどかけて母乳を全部出してもらいましたが、帰宅して節々の激痛に襲われ熱を測ると38度以上あったそう。もらっていた薬を飲んで2日ほど寝込んだといいます。

「もう母乳ってこんなに大変なのって思って」と西野さん。母乳外来では、「搾乳していることで、赤ちゃんが飲む量以上の母乳が作られすぎてしまい、（乳房内に）溜まってしまっている」「赤ちゃんが泣いたらすぐあげるのではなく、おっぱいの圧抜きをしてからあげて」「飲みながら赤ちゃんが寝てしまっても、こしょこしょして起こしてもう少し飲ませて」等と指導されたそうです。

また、母乳育児の大変なところは他にもあると言い、「授乳できるような服しか着られない。前開きでボタンかチャックじゃなきゃいけない」「今まで着てた服が全部胸がパンパンで入らない。母乳でおっぱいがパンパンになりすぎて、着られる服がない」という悩みも。

さらに「寒いのにヒートテックを着られない。だってヒートテックを脱がないと授乳できないわけでしょ」と、冬本番の時期ならではの悩みにも突き当たり、「母乳の人、冬の過ごし方とか服むずいですね。本当によかったらアドバイスをください」と呼びかけていました。

■産後のつらい乳腺炎

乳房（おっぱい）の中で母乳を運ぶ管状の器官を乳腺と言い、この乳腺に炎症が起きることを乳腺炎といいます。乳腺炎は産後の女性にとって決して珍しいものではありません。

代表的な症状は次のようなものになります。

・乳房に紅斑が現れる
・乳房に触れると熱感がある
・乳房を圧迫すると痛みを感じる
・乳房がズキズキ疼くように痛む
・乳房が腫れ上がる
・熱が出る

乳腺炎には、母乳が乳腺にたまって炎症を起こすうっ滞性乳腺炎と、細菌感染を伴う化膿性乳腺の二種類があります。

【うっ滞性乳腺炎】
乳腺内に乳汁がとどまってしまう（うっ滞）と、乳房が腫れ赤みを帯び、うずくような痛みや熱感を感じます。乳汁のうっ滞を除去することで症状は改善されます。授乳や搾乳、圧抜きなどを積極的に行うことが重要です。

【化膿性乳腺炎】
乳頭の亀裂などの損傷によって乳頭から入った細菌によって発症することがあります。乳頭周辺、乳房全体にうずくような痛みや膨張、熱感などを感じ、悪寒を伴う高熱が出ることもあります。発症したら、その段階できちんと治療やケアを行い、完治させておくことが重要となります。なお、症状がひどくセルフケアでは治まらないようであれば、医療機関を受診してください。早期に抗菌薬を投与することで細菌感染を回避できます。抗菌薬を投与した場合、授乳に関しては医師の指示に従ってください。

乳腺炎になってしまうと痛くて母乳をあげるのもつらくなりますが、母乳をあげず急にミルクに切り替えるともっと母乳が溜まってしまい、痛みの増大や症状の悪化へつながる可能性があります。しっかり赤ちゃんに飲んでもらうことが重要です。

赤ちゃんに飲んでもらっても症状が改善しない場合は、自己判断でマッサージや市販薬を使うのではなく、医療機関を受診しましょう。

参照：
【医師監修】乳腺炎の症状と対処法！授乳の注意点とは？

（マイナビ子育て編集部）

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