GX特化の展示会「GX経営 WEEK【秋】」開幕 脱炭素経営、サーキュラー・エコノミーへの関心高まる
- J-CAST ニュース |
GX(グリーントランスフォーメーション)に特化した日本最大級の展示会「第5回 GX経営 WEEK【秋】」(主催:RX Japan)が2024年10月2日、千葉市の幕張メッセで開幕した。
「脱炭素経営EXPO」と「サーキュラー・エコノミーEXPO」から構成される同展示会は、脱炭素ソリューションやサーキュラー・エコノミー関連の製品、サービスを展開する企業が多数出展している。
初日の2日に訪問すると、商談の場やビジネスのヒントを得る場として、来場者でにぎわっていた。
注目度高まるCO2の回収・貯留技術
経済産業省主導で取り組みが加速するGX(グリーントランスフォーメーション)。世界的な「脱炭素」への取り組みが義務化されるなか、多くの投資家も「脱炭素」に関心を寄せる。
こうした背景から、企業のGX対応は「待ったなし」の取り組みで、ブランドイメージ向上や競争力強化につながり、新たなチャンスとなる。
そうしたなか、「GX経営 WEEK【秋】」では、企業の「脱炭素経営」をサポートするソリューション、サーキュラー・エコノミー(循環経済)による資源の効率的・循環的な利用を通じて、持続可能な「サステナブル経営」の実現にもつながる製品・技術を持つ企業が出展した。
各ブースをみていくと、なかでもサーキュラー・エコノミーにかかわるブースがにぎわっていた。
代表的なものが、廃プラスチックや家畜排せつ物などを原料に変えてリサイクルして利用する技術や、二酸化炭素(CO2)の回収・貯留技術によってCO2の削減と有効活用につなげる(CCUS=Carbon dioxide Capture, Utilisation and Storageと呼ばれる)技術だ。このような、資源消費を最小にしたり、廃棄物の発生を抑えたりすることが、これからのトレンドとなっていきそうな機運が感じられた。
主催するRX Japanの担当者は、
「サーキュラー・エコノミーに関しては、経済産業省の担当者による基調講演への申し込みが多く関心の高さをうかがわせます。特に、CO2排出量をなるべく減らす、排出されたものは有効活用する――CCUSへの注目度は高いですね。脱炭素経営/GX経営については、人材系の会社さんはホットでしょうか。脱炭素に精通したGX人材は少ないので、人材育成も含めて注目されています」
と話している。
会期は10月4日まで。その後、11月20日~22日、大阪市のインテックス大阪で「関西展」の開催を予定している。
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