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伊勢湾岸道から「60km超バイパス」どこまでできた? 激混みの海側国道に代わる山側3ルート「全部つなげる」 既存部では4車線化も 三重

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「北勢バイパス」「鈴鹿四日市道路」「中勢バイパス」の進捗

 国土交通省 中部地方整備局が2025年12月、三重県で整備中の「北勢バイパス」「鈴鹿四日市道路」「中勢道路」(中勢バイパス)について事業評価監視委員会にて進捗等を関係者で共有しました。

Large figure1 gallery17三重の海側を貫く国道23号。とにかく大型車が多い(乗りものニュース編集部撮影)

 北勢バイパスは国道1号の、鈴鹿四日市道路と中勢バイパスは国道23号のバイパスです。鈴鹿市から松阪市までの中勢バイパスは2023年11月に33.8kmの全線が50年越しに開通(暫定2車線)。北勢バイパスは四日市市内の0.9kmが2025年3月に延伸しています。

 これらのバイパスはいずれ1本につながる計画です。渋滞が慢性化している海側の国道23号と1号の現道に対し、伊勢湾岸道のみえ川越IC(川越町)から松阪市まで60km以上にわたって山側を南北に結びます。

 現時点で未開通なのは、北勢バイパスの四日市市内、国道477号バイパス以南約8.4Kmと、それに続く鈴鹿四日市道路の7.5km(四日市市―鈴鹿市)です。

 いずれも、現在は工事着手に向け調査をしている段階で、2020年事業化の鈴鹿四日市道路の進捗率は約2%(2025年3月末、以下同)に留まります。用地進捗率は0%です。延伸した北勢バイパスについては、全体で約77%、用地進捗率は約82%といったところです。

 このほか、中勢バイパスでは4車線化に向けた調査を行うとともに、部分的な交差点立体化工事(大里窪田町出口)を進めているといいます。

 今回は事業費が見直され、3路線合計で392億円の増額となりました。特に、北勢バイパスの未開通部で住民との協議の結果、擁壁構造から箱型の地下トンネル(函渠)構造に変更したため、228億円の増額となっています。

 それでも、投資額に対する効果を示す費用便益比(B/C)は事業全体で2.1、まだ事業が残っている区間だけでも6.9と、いずれも事業継続の目安となる「1.0」を大きく上回る結果となっています。

 これらのバイパスが全線開通すると川越町から松阪市までの所要時間は、現在の約110分から約80分へと約3割短縮、また、渋滞が原因とみられる追突事故の割合も、現在の約7割から約5割まで減少すると期待されています。また、海側現道の津波浸水リスクを回避する代替路ともなります。

 四日市市から津市にかけては、海側から高速道路(東名阪道・新名神)が離れていることもあり、既存の開通区間は高速道路にアクセスするルートとしても機能しています。しかし、海側の国道のバイパスとしての効果が本当の意味で発揮されるのは、3路線がつながってこそと言えるでしょう。

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