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居眠り運転検知ピピピ…寝てねえよ! 車の“警告”どこまでウザくなるのか 事故ゼロへの代償なのか

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  • 乗りものニュース
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クルマの安全性が進化し、ドライバーの安全運転を見守り支える機能も増えてきました。運転中に様々な“警告”が発されることを鬱陶しく思う人も少なくありません。安全のためとはいえ、クルマはどこまで“ウザく”なるのでしょうか。

安全のためだけど…あまりに警告が多い!

 自動車のライターという仕事がら、新しいクルマに乗る機会がたくさんあります。そこで最近、気になるのが「警告」です。ピーピーとか、ピピピピなどの音声。これらは、先進運転支援システムが発する警告です。
 
 具体的に言えば、「走行レーンからハミ出そうですよ」に始まり、「斜め後ろに他車両がいますよ」「疲れているようなので休憩を」「ステアリングから手を離していませんか?」「信号が青になりました。発進してください」などというメッセージをクルマが発しているのです。眼の開き具合などをカメラでモニタリングして、眠気や居眠り、よそ見の検知など行うクルマも出てきました。

Large 230823 uza 01スバル「クロストレック」のインフォメーションディスプレイに実際に出てくる警告の例(スバルの画像を加工)。

 先進運転支援システムがなかった時代の警告音といえば、後退したときに「ぶつかりそうですよ」というソナーのピピピくらいだったはずです。昭和の時代は「105km/hを超えましたよ」というキンコンキンコンという警告音もありましたが……。

 とにかく、昔と比べると最近は、驚くほどたくさんの警告とそのサウンドが増えているのです。そのため、知らないクルマに乗っていて、ピーピーとかピピピピという警告音を耳にしても、「一体、何に対する警告なのだろうか」と迷ってしまうこともあります。

 それだけ、たくさんの警告があるのは、言ってみれば、それだけ自動車メーカーが熱心に事故回避に力を入れているということでしょう。警告があることで、避けられる事故は非常に多いのは確かです。

 プリクラッシュセーフティ・ブレーキ(AEB)も、最初の警告音の時点で、すでに多くの場合は事故回避ができているそう。個人的には、斜め後ろを警戒するBSM(ブラインド・スポット・モニター)の警告で、まったく気づかなかった他車の存在に気付いたことが数多くあります。

 また、どれだけ衝突安全性能を高めようとも、実際にぶつからずに回避した方が、被害が少ないのは説明するまでもありません。だからこそ、自動車メーカーとしては、おせっかいなほどに、警告を用意したくなるのでしょう。

 では、その先進運転支援システムのおかげで、どれだけ事故が減るのでしょうか。

確かに効果を挙げているが、まだまだ“進化”する?

 具体的な数字を出すのは難しいものですが、スバルの発表では、「車両同士の追突事故を約8割減(2016年発表)」や「アイサイト(ver.3)搭載車の追突事故発生率0.06%/米国IHI調査で、負傷を伴う追突事故85%低減(2022年)」などとあります。スバルの「アイサイト」は、2010年に「ぶつからないクルマ?」とのCMで、先進運転支援システムのプリクラッシュブレーキ(AEB:衝突被害軽減自動ブレーキ)の知名度を一気に高めたシステムです。

 また、警察庁の発表する年間の「交通事故発生件数」を見ると、先進運転支援システムのなかった2000年代の年間の交通事故発生件数は80~90万件でしたが、先進運転支援システムの普及が始まった2010年以降は、毎年のように事故件数が減少。令和になってからは、年間30万件レベルにまで減っています。もちろん、事故の減少は、先進運転支援システムだけの手柄とは断言できません。しかし、その普及と歩みを揃えるように、交通事故件数が減ってきているのも事実です。

 ちなみに、2021年からは、先進運転支援システムのひとつプリクラッシュブレーキは、新車に対して装着義務化されています。

 そういうわけで、先進運転支援システムが事故防止に貢献しているというのは間違いありません。とはいっても、運転していて「やかましいな」「うざいな」と感じるのも正直なところ。できれば、もう少し整理するなり、ストレスにならないスマートな方法にしてほしいとも思います。

Large 230823 uza 02マツダCX-60。ドライバーの運転が継続できないと判断した場合にクルマが自動で減速停止し、緊急通報まで行う「ドライバー異常時対応システム(DEA)」を国内初導入(画像:マツダ)。

 こうした先進運転支援システムが本格的に普及するようになったのは、過去10年ほどのことで、まだまだ新しい技術です。そのため、現在は、運転支援システムの充実度競争になっているのではないでしょうか。日本車のよいところでもありますが、かつて燃費競争、室内広さ競争など、日本の自動車メーカーは、ついつい重箱の隅のつつくような細かな部分の競争に走りがちです。

 そうした傾向があるからこそ、細かなところまで手を抜かず完成度を高めているのは、日本車の魅力のひとつです。しかし、運転する人がストレスになってしまうのは、行き過ぎです。新しい技術であるからこそ、良い塩梅がまだまだ定まっていないというのが現状でしょう。普及が進んで競争が一段落し、その先の洗練を待つというのが正しい姿勢かもしれませんね。

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