お菓子作りでベーキングパウダーがない!ってときに代用できるもの5選!レシピも紹介
- マイナビウーマン |
焼き菓子作りに使われるベーキングパウダーは、仕上がりを大きく左右する重要な材料のひとつ。ただ、使う機会が少ない家庭の場合は常備していないことも。もし家になくても、同じような働きをしてくれるもので代用することができます。使うものによって膨らみ方や味わい、扱いやすさも変わってくるので、代用品に合わせた使い方が大切です。
こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。
お菓子作りの材料でよく目にするベーキングパウダー。逆の見方をすると、お菓子作り以外ではあまり使わないため、常備していないおうちも多いかもしれません。
一度に使う量も少なく、お菓子作りをする方でさえ「使おうと思っていたら切らしていた!」 となりやすいアイテムなんですよね。
使わなくてもどうにかなればいいのですが、ベーキングパウダーは少量でも仕上がりに大きく影響する材料。とはいえ、あらためて買いに行くのも面倒だし、時間もないし……。
そんなときには、同じような効果が期待できる代用品を活用したお菓子作りに挑戦してみてはいかがですか。
ベーキングパウダーとは?
ベーキングパウダーは、焼き菓子などをふっくらと膨らませる膨張剤です。難しい温度管理やねかせる時間も不要な、とっても手軽に生地を膨らませてくれる魔法のような粉。
主成分は炭酸水素ナトリウム、つまり重曹です。水や熱が加わることで炭酸ガスを発生させ、そのガスの力で膨らませます。そのほかにも、ガス発生を促進するための材料や、保存中に化学反応を起こさないための材料が配合されています。
生地に含まれる水分でも反応が始まるため、加えたら時間を置くことなく加熱までするのが鉄則。生地を作って、そのまま時間が経過してしまうと、ガスが抜けて膨らみが悪くなる可能性があります。
特別な技術がなくてもきれいに膨らんでくれるので、ベーキングパウダーを使った焼き菓子は、初心者でも失敗なく作れるものが多いです。
これに変わる膨張剤となるとなかなかハードルが高い気がしますが、代わりに使えるアイテムもあるので、切らしてしまったときには探してみてください。
ベーキングパウダーの代用アイテム
重曹(ベーキングソーダ)
ベーキングパウダーの主成分である重曹は、お掃除でも使われるあの重曹。お掃除用のものと食用のものとは別になっていることが多いので、膨張剤として使う場合は必ず食品用と記載してあるものを使用します。
ベーキングソーダとも呼ばれ、材料のところに炭酸水素ナトリウムと記載されていれば重曹のことですよ。
重曹の場合、膨張剤として炭酸ガスを発生させる働きはできますが、使いやすく調合されたベーキングパウダーとはちょっと使い心地が変わります。
ベーキングパウダーは小麦粉100gに対し2.5~3gが使用目安となっていますが、重曹は100gに対し2g程度。多く入れすぎると独特の香りと苦みが出てしまうので注意。ベーキングパウダーと同じ量入れると大変なことになります。
膨らみ方も、ベーキングパウダーは縦に膨らみやすいのに対し、重曹は横に膨らみやすいと言われています。色も黄色っぽく仕上がるので、見た目的にも違いが出ます。
重曹のみの場合は水で反応は始まらず、加熱することでガスが発生してきます。生地を作ってからすぐに焼く必要はないので、生地だけ時間があるときに作っておくということもできそう。
卵、メレンゲ
ベーキングパウダーのように、誰でも失敗なく膨らむ手軽さとは異なりますが、焼き菓子の膨らみを出すためによく使われるのが卵。特に白身を泡立てて作ったメレンゲは、びっくりするくらい量が増えますが、この気泡は熱を加えることでさらに膨張してくれます。
スポンジケーキやシフォンケーキなどは卵の力で膨らませるケーキ。泡立て具合や、泡立て方で仕上がりも変わります。ベーキングパウダーを使うレシピは、材料をどんどん加えてぐるぐる混ぜるような簡単なものが多いですが、卵による膨らみを活用する場合には、泡が消えないような混ぜ方やタイミングなどが必要なことも多いです。
少し気が張る生地作りとなりますが、卵の力で膨らんだ生地はきめが細かく、ふわふわで軽い口当たりに。
ホットケーキミックス
ホットケーキミックスの主な材料は、ベースとなる粉、ベーキングパウダー、砂糖の3つ。これを使えば、あとは足りないほかの材料を加えるだけで、生地作りができてしまう時短ミックス粉。
ホットケーキミックスという名前だけあって、後は卵と牛乳を加えて混ぜればホットケーキの生地作りが終了。商品によって甘みや膨らみ方には違いがありますが、甘さが控えめでアレンジしやすいのもホットケーキの魅力です。
焼き菓子の基本的な材料が配合されているので、メニューに合わせて少し甘みを足したり、材料を変えてみたりと調整しやすく、さまざまなものを失敗なく、簡単に作ることができます。ホットケーキミックス活用したレシピも数多くありますよね。
ただし、ホットケーキの粉なので甘みがついた生地になるので、メニューが限定される面もあります。
天ぷら粉
ホットケーキミックスのような甘みがついていない、ベーキングパウダー入りのミックス粉がてんぷら粉。水で溶くだけでサクサクした衣が作れる便利な粉ですが、天ぷらの衣を作る材料は、お菓子作りと共通しているものばかり。
主な材料は粉もの類、卵、ベーキングパウダーの3つ。ホットケーキミックスとの違いは、砂糖ではなく卵が入っていること。また、食感がサクサクと軽くなるように、グルテンが出にくい粉が配合されています。
ベーキングパウダーがなくても、すでに配合されているてんぷら粉を使えば、ふっくら膨らんだケーキも作ることができます。
ドライイースト
パン作りによく使われるイースト。自然界にある酵母のひとつで、膨張する力は比較にならないほど強く、発酵させて作るパンには欠かせません。扱いやすいのはドライタイプのイーストで、顆粒状になっています。
酵母は砂糖をエサに発酵し、炭酸ガスを発生させることで膨らみます。ここがベーキングパウダーとの大きな違い。
加熱時も膨らんではきますが、加熱前にじっくり時間をかけて膨らませます。そのため、ベーキングパウダーやそのほかの代用アイテムのように、生地作りを短時間で終わらせることができません。
発酵させるための温度や時間の管理が必須で、生地作りも手間がかかるため、ちょっと気合が必要かもしれませんね。
ふっくらと弾力があり、イースト特有の香りがつきます。生地を作るときに加える砂糖はイーストのエサになって消費されてしまうため、意外に甘みは残りません。甘い生地にしたいときにはそれも計算して量を調整してください。
ベーキングパウダーの代用品使用レシピ
【重曹】バナナケーキ
どんどん材料を入れ、ぐるぐると混ぜていけば生地ができるので失敗なく作れます。
材料(パウンド型1台分)
・バナナ……1本
・卵……1個
・薄力粉……100g
・砂糖……60g
・無塩バター……50g
・塩……小さじ1/4
・重曹……小さじ1/2
・シナモン……お好みで
・バニラエッセンス……数滴
・ミックスナッツ……30g
・チョコチップ……適量
作り方
① ボウルにバナナを入れてつぶす。
② 卵、バニラエッセンスを順に加えてそのつど混ぜる。
③ 砂糖を加えて混ぜる。
④ バターを電子レンジで加熱して溶かして、加えて混ぜる。
⑤ 薄力粉、塩、重曹、シナモンを加えて混ぜる。
⑥ パウンド型にオーブンペーパーを敷き、生地を流し入れ、上に刻んだナッツとチョコチップをかける。
⑦ 180℃に予熱したオーブンで30分~40分焼く。
※串で刺して生地がついてこなくなったら中まで火が通っています。
※オーブンによって焼き時間が変わることもあるので、時間は調整してください。
【天ぷら粉】カップケーキ
天ぷら粉を使って、簡単なのに、しっとりふわふわなカップケーキができました。このままおやつに食べても、クリームなどでデコレーションして特別感のあるケーキにしても◎
材料(6個分)
・てんぷら粉……50g
・アーモンドプードル……30g
・砂糖……50g
・卵……2個
・無塩バター……30g
作り方
① 天ぷら粉、アーモンドプードル、砂糖を混ぜる。
② 卵を溶いて、2~3回に分けて加えてその都度混ぜる。
③ バターを電子レンジで溶かし、少しずつ加えて混ぜる。
④ カップケーキ型にグラシンカップを敷き、生地を流し入れる。
⑤ 180℃に予熱したオーブンで15分焼く。
※焼き時間はオーブンによっても変わるので調整してください。
【ホットケーキミックス】レンチン♪ オレンジケーキ
オーブンがなくても電子レンジで作れるケーキです。ホットケーキミックスを使うので、順番に材料を混ぜるだけで生地ができます。オレンジのシロップ煮もレンチンするだけです。
材料(約15cm×15cmの角型1個分)
・ホットケーキミックス……100g
・卵……1個
・牛乳……80ml
・サラダ油……30g
・オレンジ……1個
・オレンジピール(またはマーマレード)……30g
・砂糖……20g+60g
オレンジのシロップ煮 作り方
① オレンジをよく洗い、2~3mmの輪切りにする。
② 切ったオレンジと砂糖20gを耐熱容器に入れて混ぜ、ふんわりラップをかけて電子レンジ(600W)で4分加熱。
③ 全体を混ぜる。
※オレンジのシロップ煮は作りやすい量です。余った分は、お好みの食べ方で楽しんでください。
オレンジケーキの作り方
① 卵、牛乳、サラダ油を混ぜる。
② 砂糖60gを加えて混ぜる。
③ ホットケーキミックスを加えて混ぜる。
④ オレンジピールを粗めに刻んで加えて混ぜる。
⑤ 耐熱容器に生地を流し入れ、オレンジのシロップ煮を上に並べて、ふんわりラップをかける。
⑥ 電子レンジ600Wで5~6分加熱。
⑦ 仕上げにシロップを全体にかけてなじませる。
※⑤ではシロップ煮のシロップは残して、オレンジのみのせて加熱します。シロップは⑦で加熱後にケーキにかけて染み込ませていきます。
※串を刺して生地がつかないようになれば火が通っています。もしまだ生地がつくようなら追加して加熱してください。
※生地は膨らんでくるので、容器の半分程度に入れるようにしましょう。
蒸しパンとケーキの中間くらいの、ふわふわしっとりな食感。オーブンで焼いたときのような香ばしさはありませんが、手軽に手早く完成するので、時間がないときにも作りやすいです。
まとめ
ベーキングパウダーは失敗なく、使いやすいように調整された膨張剤です。水や熱に反応して炭酸ガスを発生させて膨らむため、焼き菓子などによく使われます。
膨張する力のある重曹や卵、イーストなどを使って代用する方法のほか、ベーキングパウダーが配合されたミックス粉も多数あります。作りたいメニューによって、使いやすいものも変わり、同量のまま代替えすることは失敗する可能性大。代替えアイテムに合ったレシピで作るようにしてくださいね。
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